連載 読みたくなる!パワーポイントの作り方 第九回
パワポ屋 ふくみんです。
ブログ連載の九回目を書きたいと思います。
たぶん今日うまく書ければようやく本題にたどり着くことになります…といっても本題のほんの入り口だと思うけどね(^◇^;)
迷っていても仕方ないのでとにかく書いてみます笑。
これまでのブログでは、資料の「読みやすさ」について、特に「視線の自然な動きを邪魔しないように情報を配置する」ことが重要であり、それはすなわち「人の直感に合うように資料を作る」ことだということについて述べてきました。
また前回は「視線の動きに沿って情報を配置する」ということには、もうひとつの大きな意味があり、それは「人は原則、初めて読む資料は斜め読みすることが当たり前」だということ、そしてこれは「人は情報に接する時にまず斜め読みして、「塊 (かたまり)」でとらえている」ということを指し示していて、パワーポイントで資料を作る際にもこの「情報の塊」を意識して、塊をできるだけ崩さないように作業することがとても大事だと、いうことをお伝えしました。
今回はいよいよこの「この情報の塊をいかに崩さずにパワーポイントを作っていく」という、このブログの要となる具体的なノウハウの第一回目になります。(よかった!案外、前回までのふりかえりがサクッと書けた…ホッ)
みなさん、どうせ作るなら、読む人が読みたくなるパワポを作りたいですよね?しかし、こういう話をすると確実にひとりくらいは「自分のはセンスがないから…」とか言いだす人がいます。ブログを今読んでるあなたもそうなんじゃありませんか⁉️ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
これも世間一般でどんなジャンルのプロフェッショナルの人でもよく「センスの有無は関係ない」と声高に謳っていますよね。それはそれで確かに本当のことなのだろうけど、僕もよく「そりゃあんた、初めは誰もそうかもしれないけど、そこはやっぱりセンスがあったからこそ究められたというもんでしょうよ、どう考えても自分にそんなセンスがあるとは思えない…フッ(´ー`)」なんて卑屈に思ってしまうことがあります。
ところが、ところが…です。
僕がこれから話すパワポのノウハウは本当にセンスなんか必要なく、ルールに沿って作っていけば必ず読みやすい、読み手が読みたくなるパワポが作れる、というものです。なぜそう言えるか?それはちょっとでもパワーポイントを使って資料を作ったことがある人ならば、今から教えるノウハウは「これはやったことがない」というものがひとつも含まれていないからです。断言します。そのくらい、誰もが無理なくできるノウハウの範囲でしかルールを作っていません。そのくらい手軽で馴染みやすいルールでなければ僕自身が実行できないと考えてルールを考えました。
今回からお話しする、読みたくなる!パワーポイントにするためのルールとは以下の3つです。
この3つから、今日は「①テキストとオブジェクトを絶対に切り離さない」について書きます。
なぜなら、これからお伝えすることは、みなさんが間違いなく日常的に行っていることを、あえて「やってはいけません!」というものだからです。
たとえばこれ…
これを作るときに↓のように作る方がいませんか?きっといるはずです。
しかしこのようにオブジェクトを作った後に、TextBoxでテキストを切り離して挿入してはいけません。あとで再編集がしにくくなり、レイアウトも崩れてしまいます。ではどうすればいいでしょうか?
以下のように、オブジェクト上で右クリック→テキストの編集でオブジェクトにテキストを挿入する。文字の位置は右クリック→図形の書式設定→文字のオプションの余白や整列で調節するといいのです。
なぜか?もうこの時点で読んでるみなさんの「なんでだ⁉️」という戸惑いの声が聞こえるようです。
それはテキストオブジェクトを切り離すと上に上げた条件の「②作る負担が少ない」「③再編集がかけやすい」が極端に実現しにくくなるからです。
次回は具体例を出して、テキストとオブジェクトを切り離すとどのような悪影響が出るかを検証しながら、もう少し踏み込んでお話ししたいと思います。
だんだんややこしいお話になってくるかもしれないけどどうぞお付き合いください♪
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