連載 読みたくなる!パワーポイントの作り方 第五回

こんばんは。パワポ屋 ふくみんです。
ブログも三日坊主を脱して、徐々に生活習慣?になるべく、今日も続きを書きたいと思います。

第三回までは、資料の「読みやすさ」について、「視線の流れが意識されている」、すなわち「読み手の視線の動きを設計すること」が重要であり、これを満たすための手法として、資料が横書きなら視線の流れは左上から右下に、縦書きなら右上から左下に動く原則にならい、資料の書き手が伝えたい情報を順に配置していくという大原則を紹介しました。

これをふまえて、前回は「視線の動き」を導く4つのコツとして、「そろえる」についてお話ししました。

みなさん、覚えているかな?

今回はテクニック2「まとめる」です。

テクニック2「まとめる」
要素を「まとめる」、つまり情報の固まりと固まりを崩さずにグルーピングすることも大切なポイントです。提案内容の意味のまとまりに沿って、ひとつの意味を持ったものは固まりにし、逆に分かれてるものは離します。私たちが普段文章を書く際にも段落が分かれるところに空白行を入れることがありますが、あれと同じことです。本文とそのタイトルは近づけ、次の文章は離す。単純なことですが、頭に入れておくと迷った時の判断基準になります。

すべての要素が等間隔に並んでいると、意味の区切りがわかりにくく、全体が散漫に見えます。関連性のあるものどうしを寄せて、ほかは離すと見た瞬間に「トピックが3つある」ことが伝えられます。

今回紹介するテクニックはこれだけですが、テクニック1「そろえる」、テクニック2「まとめる」をパワーポイントで簡単に実践するテクニックとして必ず身につけておきたいのが、「整列」のコマンドを使いこなすことです。これはパワーポイントで資料を作成する際に洗練されたデザインに仕上げるノウハウであり、テキストボックスや図の配置や大きさを揃えると統制がとれるようになります。

例をのせてみますね。

最初は、このパワポに無作為においてあるオブジェクト(丸四角)…これを手で揃えるのはちょっと面倒くさいし、難しいですよね。

これら4つのオブジェクトをすべて選んだ状態で、「ホーム」のタブの右端の方にある「配置」のボタンを押し、下部にある「整列」を選択します。そうすると、ほら、それぞれの用途に応じた揃えのコマンドが出てきます。まずは「左揃え」を選択します。

しかし、このままではちょっと気持ち悪い…4つのオブジェクトが上下に並んでる間隔が不均等だからですよね。これも「整列」の「上下に整列」で簡単に揃えることができるようになります。

このように「整列」は、左揃え、上揃え、左右中央揃え、左右に整列、上下に整列、など様々な位置基準に複数のオブジェクトを一括で揃えられるスグレモノの機能です。ぜひ使いこなせるようにしてください。

次回はテクニック3「間隔や余白を作る」です。次回も読んでくださいね。

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