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英語苦手意識ができた理由~時間をかけたのに話せない

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この記事は
マガジン「英語苦手な私からわたしを生きる私へ」
Chapter1になります。
目次はこちらから
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こちらの記事の続きになります。


マインド面に関してはこちらの記事をご覧ください。





時間をかけたのに話せない


それでは

時間をかけたのに、英語が話せるようにならないから
英語苦手意識ができた理由


について、考えてみたいと思います。

✴︎英文法・英単語が覚えられない


いわゆる英語が得意と言われる方は、
英語が好きな方、暗記が得意な方、
または英語環境にあって
自然に英語を習得できた方


が多いのではないかと思います。


入試は使える英語を試す問題ではなくて、
差がつくように問題が作られますので


なんだか、覚えにくい単語や文法表現が多くて、
嫌になってしまった方も多いのではないでしょうか?
(私もそうでした。)


ここで記憶について触れておきたいと思います。

記憶というのは
①すぐに忘れてしまう「短期記憶」

②いつまでも覚えている「長期記憶」


に大きく分けられます。

長期記憶に定着させるための方法にも
「印象に残る方法」

「印象に残らない」方法

の2つが大きく分けるとあります。


学校教育で行っているのは、
いわゆる丸暗記で、
印象に残りにくい方法


をとっていることになります。


反対に
長期記憶に定着させやすい方法のひとつに、
イメージが伴うと記憶しやすい性質があります。


別名『エピソード記憶』とも呼ばれています。
「何かのエピソードと共に覚えている記憶」のことで、
身体を動かしながら覚えたこと(運動記憶)

楽しいと感じながら覚えたこと(感情記憶)


などがあるそうです。


「丸暗記」は記憶に残りにくいので、
何度も繰り返す必要があります。
しかし丸暗記を何度も繰り返すことが楽しくない
と言う方も多いのではないでしょうか?
難しくて嫌いな勉強と感じてしまうと、
脳ではストレスホルモンが分泌され、
記憶は定着しにくいそうです。



✴︎英語脳ができていない


そもそも話すというのは、
考えや見たもの、つまり映像としてのイメージ
を言葉にするものです。


そして、
そのイメージを日本語で表現しようと思った時には、
日本語の思考なので日本語が浮かび (日本語回路)、

英語で表現するには英語の思考なので、
英語が浮かぶはずで(英語回路)


それぞれの回路で言葉を発することになります。


バイリンガルの人たちも、
日本語で話す時(日本語回路)

英語で話す時では(英語回路)
脳の中では別々の場所が反応しているそうで、
この英語回路のことを一般的に、英語脳と呼びます。


犬のイメージを見たら、
ほとんどの方は「犬」と先に日本語に訳する事なく、
すぐに「dog」と言えると思いますが、
その感覚が「英語脳」です。

しかし、

学校の英語教育では
日本語→英語、英語→日本語
に訳することが一般的で、
イメージが入ることなく、
言葉同士を結びつける訓練ばかりしてきました。


しかし
本来は思考回路が別々に独立している

ので、
日本語回路と英語回路はまたがないのです。

また
日本語から英語に訳すことで、
こんなことも起こってきます。

犬が向こうからこちらにやって来たとします。
日本語では、このような時、
とっさに「犬が来た!」


と言うことも多いですよね。


しかしそれをそのまま直訳してしまうと、
過去形や完了形の英語ができてしまい、

伝えるイメージとしては、
犬がこちらに向かってきているイメージではなくて、
犬が既にここにいるイメージ


を伝えることになってしまいます。


ですから、
本当は「イメージと英語を結びつける訓練」が必要
なのであって、


日本語と英語を結びつける今の英語教育は、
英語を話すための英語脳を作るプログラムではなかった


と言うことです。



✴︎日本では英語の必要性がない


ところで、
大人も子どもも日本に居ながらにして
英語力を高めていくのは難しいですね。
それは英語を話す必要性が
日本においてはほとんどないからです。


好きなことや、必要であることは、
英語に限らずどんなこともできるようになる

と考えています。
関わる時間が多ければ多いほど、
物事は上達するからです。

また会社へ就職するために、
英語の資格は必要になりますが、
いざ就職してみると、
スキルアップのために
英語力の向上は奨励されているけれど、
それほど必要ではなかった、

という方もいらっしゃると思います。


そして、英語を学習する時間も取れないですよね。
一般に英語を習得するのには
2000時間が必要と言われています。

2000時間と言えば
1日8時間英語漬けを
約1年過ごした時間に相当します。

ですので留学、語学に特化した学校
または
インターナショナルスクールなどの選択になってきますが、
全員ができる環境ではないですね。
(お金がかかりますよね…汗)


週1回の英会話スクールでは
話せるようにならないことも、
最近では多くの方が認識されている

と思います。

日本にいては英語の必要性もなく、
英語を長時間学習できる環境もなく
上達しにくい条件がそろっているのですね。


他のアジアの国々の人が
英語を話せるようになっているのは、
英語を話す必要があったり、
学校教育で英語に力を入れている側面がある


ことも知っておきたいところです。

しかし、chapter4のこちらの記事
で後述しますが、
日本のこの話せない英語教育は
これからの地球にとってよかったのでは?
と考えています。


ですから日本人は能力がなくて
英語ができるようにならない…
という考えはしたくないものです。


英語苦手意識ができた理由には
この記事で述べたように
英語のスキル面からの考えもありますが
マインドで苦手だと思い込んでいる場合もある
と考えています。

こちらの記事で考察していますので
よろしければお読みください。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。
続きはこちらから
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