介護される側の適性（？）

90近い母。今度は左肋骨を骨折した。
原因は入浴時。浴槽に浸かった状態から起きあがろうとする時。
右手上腕の骨折は当然ながら、骨がくっつくことなく
そのままなのに、両手を浴槽のヘリと右側の手すりを持って
勢いをつけて自力で立ち上がってきた。

右手は骨折したままなのにそれではまた骨折しかねないと
判断した私が別の方法でと言っても聞かない。
でもっていつものやり方で起き上がるのに失敗。
足元が滑ったためだ。
滑り止めのマットを買おうとしたのに拒否したのも本人。

結果、派手に滑って左脇腹を浴槽にぶつけて骨折。

病院に行きレントゲン・痛み止め・固定するバンドをもらって帰宅。
程なく「苦しいから」ということでバンドは外す。

3日後の今日、買い物に連れて行けと何度も繰り返すので
この猛暑の中、車で出掛けて帰って来たら
左脇腹の痛みがすごいことに。
思うに、骨折した箇所がずれたのでは。。。

勝手にバンドを外し、
ドクターの「8月いっぱいは安静に」との言葉も無視し
私のアドバイスも無視した。

これを「自己責任」「自業自得」と言わずして
なんとする。

でもって介護生活も2年。
無理な態勢で重い人間1人、
買い物・入浴介助するだけでこちらの骨格もおかしくなってきた。
右肘が痛むし、なんか肩の調子も悪い。

人間、老いては子に従え。
素直が一番。素直って介護を受ける側の適性ですよね。
まあ、素直な性格ならこんな仕上がりの
高齢者にはならなかったであろう
我が母親ですが。

これでまた、
「頑張って生きている」という母親の自己満足に振り回され
無理してまたあちこち骨折したりして
介護状態が進んでいくのだろうなあ。
素人でもわかる。

問題は私が心身を病んだら、途端に困ってしまうので
もうこれは毅然と、こちらの都合だけでやっていくしかないと
思った。

でもね。目的達成まで、何度も何度も同じことをいう母親。
ほとんどホラーです。
無限ループでメンタルやられます。