読書のことなど
小学生の頃から本が好きでよく読んでました。
私の年の頃だと赤川次郎とかのミステリー小説や詩集(ポエム的な)が流行っていましたが、流行には目も暮れず我流で選んでました。
最初に衝撃を受けたのは江戸川乱歩、何、あの終わり方、小学生ながら「騙された!」と悔しくなりそれから推理小説の類は映画は観ますが本は読まなくなりました。
思春期に入り、美輪明宏さんに出会います。
「紫の履歴書」という自伝に大衝撃を受け、美輪さんを知るためにまずは美輪さんと交友のあった作家さんからだと片っ端から読み漁りました。
三島由紀夫、川端康成などに始まり、それからどんどんハマって時代も遡り夏目漱石、森鴎外、永井荷風などを取り憑かれたように読んでました。
本を読むにつれ、美輪さんだけでなく私が学びたかったのは「美しい日本語の表現」でした。
田舎の平凡な家庭で育ったので、標準語ではなく綺麗な日本語に興味があったのかもしれません。
また古い良き時代の文化を知りたかったのも。
そういうきっかけを与えてくださった美輪さんは今でも私にとって神のような存在です。
とはいえ、普段の話言葉はバリバリ方言だし、SNSではまあ下品な言葉を使ったりするので身についていないのは残念ですが、目上の人や接客業をしていた時は役に立ったと思います。
さて、人には誰しも後悔がつきもの。
私も多くの後悔がありますが、その一つに学生時代に今もある本の雑誌「ダ・ヴィンチ」の連載で写真家のアラーキーこと荒木さんが、読者のリクエストした本の世界観を写真で表すというものがあり、それに挑戦できなかったこと。
私は若気の至りもあり、本は谷崎潤一郎の「痴人の愛」と決め髪も黒のボブにキメて応募する気満々でしたが、当時のアラーキーの被写体といえばね、アレですね、脱ぐわけですね、だから一応親に許可を取ろうと相談したら勿論猛反対を受け、元来の長女気質で断念したのでした。
連載の採用不採用は別として、応募しなかったの今でもたまに思い出すくらいの後悔の一つです。
本繋がりでいうと、私はエレファントカシマシの宮本浩次さんの大ファンです。
見た目は勿論ですが、歌唱力、曲も好きです。
確か彼も凄い読書家で、エレカシで「歴史」という鴎外とか歌詞に出てくる曲があります。
普通バンドマンが鴎外題材に曲作ります?ある意味これも衝撃を受けました。
最近何かと理由をつけて本を読んでないので今度の休日は本屋に行こう、探すのもまた楽し。
今宵はエレカシの歴史でも聴いて寝るとします。
おやすみなさい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?