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LGBTのことなど

女性として産まれたのなら、普通に男性と愛を育み、結婚して子供を産む。
それが女性に課せられた義務、って言うのは昭和までの話にしませんか。
これまでの人生、男性とお付き合いし、身体を重ねてきたけど愛することができなかった私。
身体を重ねるのも愛の行為というよりかは、義務或いは同情めいた気持ちでしていました、お相手の方には大変申し訳ないんだけど。

違和感は20年?10年?ほど前からでした。
とにかく男性とのお付き合いが面倒で、身体を重ねることも苦痛でした。
なんなら女性の方がいい、と思ったけど性的な感情は湧きませんでした。
当時はLGBTなんて知らないし、自分は誰も愛せない冷血人間、存在はなんなんだろう、と。
性別は女性だけど、私はなんなんだ、そんなもやもやが続いてました。

昨今、セクシャルマイノリティーについて色んな人がカミングアウトしたり、性の多様性が広がってる中、ますます自分の存在意義が気になってました。
自己認識?自己認証?カテゴリーが欲しかったのかもしれません。
そこで導いてくれたのがとあるドラッグクィーンの方。
此度の状況で活動自粛されてる中、何度もインスタライブをしてくださりました。
そこで私、意を決してコメント送ったんです。
そしたらあっさり回答くれて「今多いんですってね、そんなカテゴリー気になさらなくて大丈夫」的なことを仰ってくれました。

絶望の暗闇に灯りがともるとはこのことか。

そんな独り言が思わず出るような救いの言葉でした。
勢いで親友に打ち明けてみたら、今迄気付かなかったけど特別驚いてないと、あなたらしい生き方だし、そうだとわかっても私達の関係は変わらないと言ってくれました。
久々泣きました。
しかし皆んなにカミングアウトをする気はありません。怖いとかじゃなく、必要性がないと思って。
まあ今してるようなものですが、誰も読んでないからいいかな、と。
私は私、人生後半戦、これまで通りに生きていこうと思います。
そしてこれから性別も国境をも超えた、素敵な出会いがあればいいなぁ。

#彼女のことなど
#LGBT

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