日本人の美徳
とある日の運転中、目の前の信号が赤に変わり、私は車を停めた。老人がゆっくりと歩を進めている。その様子をぼぅっと眺めていると、老人はふと立ち止まり道路の真ん中で左右に軽くお辞儀をした。そしてまた、何事もなかったように歩を進めた。
押しボタン式の信号機だった。渡りたいときにボタンを押す。当たり前のことだ。それでも老人は私たちに頭を下げ、「ご迷惑をおかけしました」という意思を見せた。
こういう心遣いを出来る日本人が、どれだけ残っているだろうか。
もし私があの老人なら、信号が青に変わった瞬間「爆裂ぅぅうう〜!!」などと奇声をあげて走り去っていただろう。
本当に素敵な老人だった。
少々話は変わるが、遡ること10年前、私は度々自宅にデリヘルを呼んでいた。
自宅にデリヘルを呼ぶ最大のメリットは、普通に家に訪ねてくるから「もしかしてコイツ彼女なんじゃね?」と錯覚できるところだ。これは店舗型風俗では決して味わえない感覚だろう。
逆に最大のデメリットは近所の人にデリヘルを利用していることがバレるリスクがあるという点だ。
とある夏の猛暑にデリヘルを呼んだ際、女の子が黒のロングコートを着て訪ねてきたことがあった。
女「こんにちは!」
私(可愛い!神様ありがとうございます!)
私「あれ?なんでこのクソ暑いのにコートきてんの?」
女「じゃーん♪」
変質者が裸体を見せつける時の動きで女の子がコートを広げると、中からセーラー服が顔を出した
私(最高かよ!!)
女「周りの人に見られたら困るだろうからコート着てきたんだよ♪」
私(なんて素晴らしい気遣いなんだ!感動したっ!!)
女「制服、嫌いだった?」
私「私が制服を嫌いなことなどあるだろうか(いや、ない)」
女「良かった!」
私「延長します!!」
女「はやっ!!笑」
私はデリヘル嬢と、あの老人を重ねていた
この2人の心遣いを見て、我々はもう一度、失われつつある日本人の美徳、相手を思いやる心について、考え直すべきだ。
全てのことに感謝しろなどと難しいことは言わない。ただ、ほんの少しで良い。ほんの少しだけで良いので、貴方に出来る、最高の性的サービスについて、もう一度考えていただきたい。
早くコロナ終息しねぇかなぁ。。。
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