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2020/05/25 「エモい」とはなんぞ

出勤すると、若い同僚たちが「エモいって何?」と話していた。

オンライン授業を受けている生徒たちは毎日日誌(ジャーナル)を担任に提出することになっている。ある生徒が「エモエモ系」が好きで「マカロニえんぴつ」というバンドをよく聞くと書いていたそうだ。(わたしはそのバンドを知らなかったので後からYouTubeで検索した。)

30代前半のふたりは「エモい」という語そのものを知らなくて、どういう意味の言葉なのか新卒の後輩に教わっているが、うまく感じがつかめないらしい。新卒の彼女はスピッツは「エモい」と話している。

わたしにも話題が振られて、古語「あはれなり」に近くて、「しみじみ沁み入るような心の動きを表す」「ぐっとくる感じ」というような説明をいくつかのたとえを交えて話した。司書さんはそれで分かってくれたが、30代の2人はまだしっくりこず。

そうこうするうちに元バンドマンである先輩も話に加わる。わたしは具体例としてくるりの初期のアルバムを挙げたら、同世代の先輩は共感してくれた。彼はRadioheadとくるり「東京」の後半の転調のところを例にする。わたしひとり「分かるー」と興奮する。わたしはくるりの中でも、「ワールズエンド・スーパーノヴァ」を推した。先輩は共感してくれたが、30代のひとりはくるりを知っていたものの、あまりピンとこなかった様子。

普段から音楽を聴くかどうかと世代差とが如実に出たなあと思った。「エモさ」って、過去の記憶や体験も結構関わってくるように思うから、仕方がないのかもしれない。あの独特のぐっとくる感じ、「エモい」とはなかなかどうして言い得て妙ですよ。

わたしも最近の音楽はあまり聴いていないから、今のミュージシャンの曲を例として挙げるのは難しい。どんな曲があるのかなあ。


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クボタエリナ
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