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2019/12/20 ささやかに吠えてみる

昨夜は勤務校の分掌の宴会だった。我らが若い部長は酒好きなのもあるが、自分が一番よく働いているのに周囲を労うことのできる好人物で、学期に一度は宴会を開く。中間考査のときも企画は上がったが、諸般の事情で流れた。

まじめに仕事の話ができる宴会ならば、コミュニケーション不得手のわたしでも普通に話せる。そもそも聞くのは苦にならない。愚痴や悪口が出ないのもよい。

わたしは自分の仕事のうちで、根幹である授業は大事にしている自覚はあるけれど、出世とか組織とかそういうものには無関心でここまできた。そういう性分だから教員を選んだというのもある。たぶん今後もそれは変わらないと思うけれど、他の人の話を聞いていて、自分で発言力を持つことも必要なのかもとも思った。なぜならば、人も組織も、思いの外、理では動かないからだ。理ではない、他者を納得させられらる「何か」を持てるかどうか。

とはいえ、わたしは出世には興味が湧かないので、別な方向からアプローチするのがいいだろうなんてことをほろ酔い加減で考えていた。

これからの学校のありかたのことをささやかに吠えてみたりしつつ宴会を過ごした。職場の中に、こういう部署があってよかった。(同じ職場内でも、むむむなところだってある。)

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クボタエリナ
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