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2019/12/23 吹奏楽部のクリスマスコンサート

東京での予定は残っていたが、一時帰阪。目的は、前任校のクリスマスコンサート鑑賞だ。吹奏楽部には、担任した生徒や3年間国語を教えた生徒たち(高1)が多く所属している。そのうちの一人がコンサートの案内をしてくれたので、随分前から約束していた。

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曲目は毎年多少は変わるものの、定番曲は必ず演奏する。7年も続いていると、それがむしろ年中行事的な安心感もあってちょうどいい。学校関係者だけではなく、小さな子供から年配の人まで様々な人たちが楽しんでいる様子も、毎年のことながらいいなあと思う。観客を楽しませる趣向が随所に凝らされていて、とても楽しい。

ステージには中1から高2までの生徒が大勢並ぶ。小さな学校なので、授業を担当した生徒でなくても知っている子も多い。しばらく会わない間にそれぞれの成長が目に見えて分かって、演奏を楽しむだけではない感慨が湧いた。「目に見える」ことが本当にすごい。

終演後、色んな生徒や保護者と挨拶を交わした後、高1たちと一緒に写真を撮った。コンサートの案内をしてくれたYは「今日、先生が来てくれるのを楽しみにしていた」と言ってくれた。思いがけない言葉にじーんとしてしまって、涙が出そうになるのを堪えるのが大変だった。(今思い出しても、大変。)

同じ系列校にあるとはいえど、彼らと日常を共にすることはかなわない。だからこそ、彼らが大勢の人と関わり、様々な経験をして、来年も成長してくれることを切に願う。そして、そんな彼らが再会を喜んでくれる気持ちに見合う人間であらねばと思った。本当にたくさんのものを彼らからもらっている。

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写真:前任校で展示されている安川眞慈先生の作品。大好きな書家の先生です。

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クボタエリナ
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