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きょうのできごと

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2019年の立冬から書き始めた日記をまとめています。おおむね翌日6時更新。
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#演劇

2020/05/24 メンテナンス/リブ・リブ・リブ

2020/05/24 メンテナンス/リブ・リブ・リブ

午前、M師匠のサロンでカラーとカット。前の2か月は感染症対策で、その時間にお客を一人しか取らずに大幅に規模を縮小して営業していたが、大阪の緊急事態宣言解除を受けて、予約を受けるお客の数を増やしたそう。今日はいつものようにお客が席を埋め、大勢のスタッフが働くいつもの様子が戻っていた。やり手のM師匠でも、この2か月は大変だったとき話を聞く。でも、彼のInstagramはその期間でもずっと「#ポジ活」と

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2020/05/12 バックステージ/過程を愛す

2020/05/12 バックステージ/過程を愛す

芝居のDVDには特典ディスクとして、演者・スタッフのインタビュー、稽古やバックステージの様子を収めたものがついていることが多い。作品によっては、同じ公演の全景映像を収録しているものがあっておもしろい。本篇の副音声としてついてくるオーディオコメンタリーも楽しい。

わたしはこの稽古の様子やバックステージが見られる特典映像が好きだ。一つの作品がどのようにして生まれるのか、その過程の断片が見られると作品

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2020/03/26 《改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン》@紀伊國屋ホール

2020/03/26 《改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン》@紀伊國屋ホール

出ている俳優だけで観ることを決めた作品。あえて梗概も読まず、まっさらな状態で臨む。
キッチュでゴージャスで、もう最高だった。

2020年はつかこうへい没後10年にして、つか作品が次々と上演されるのだという。そのうちのひとつが、本作「熱海殺人事件」だ。つか氏自身による異本が複数ある作品だそうで、部長刑事・木村伝兵衛も様々な性質の人物として描かれているそうだ。今日観た「モンテカルロ・イリュージョン」

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2020/02/20 舞台《カレイドスコープ 私を殺した人は無罪のまま》初日@新宿FACE

2020/02/20 舞台《カレイドスコープ 私を殺した人は無罪のまま》初日@新宿FACE

開幕初日、役者達の迫力に圧倒された2時間だった。演劇を全身に浴びた感じ。

会場は新宿FACE。会場中央に直方体の台。それを長机に見立てて椅子が配置される。テーブルを四方から囲むように客席。客席の中にも、椅子が配置されている。ここは、富田翔演ずる森田凌平の別荘。10人の登場人物達は、客席に混じり、客席の中を動く。会場すべてが舞台だ。縦横無尽に進行する会話劇。にやにやと話を掻き回していた新聞記者・浅

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2020/02/24 《舞台 紅葉鬼》/恨みを断ち切る

2020/02/24 《舞台 紅葉鬼》/恨みを断ち切る

胸に迫るよい作品を観た後は、それまで忘れていた呼吸を突然思い出したかのように大きく息をつく。そして観ていただけなのに思いの外消耗していることに気付いたりする。

《舞台 紅葉鬼》は、桜日梯子『抱かれたい男1位に脅されています。』(リブレ)の劇中劇から生まれた演劇作品だ。原作の中では殆ど内容が明らかにされておらず、アニメでは《紅葉鬼》上演シーンが追加で盛り込まれた。アニメで見たときに実際に芝居で観た

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2020/02/03 『舞台 文豪ストレイドッグス』/舞台は現実にある魔法

2020/02/03 『舞台 文豪ストレイドッグス』/舞台は現実にある魔法

昨日『体内活劇 はたらく細胞』を観て、芝居を観たい気持ちが高まった。今日は有給を取っていたので、『舞台 文豪ストレイドッグス』3部作を観た。

第1作 舞台 文豪ストレイドッグス
第2作 舞台 文豪ストレイドッグス 黒の時代
第3作 舞台 文豪ストレイドッグス 三社鼎立

『体内活劇 はたらく細胞』とは対照的で、具体的な背景が一切ない舞台。第1作・第3作は原稿用紙、第2作は夥しい数の本のページが配

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2020/02/02 『体内活劇 はたらく細胞』/芝居の魅力

2020/02/02 『体内活劇 はたらく細胞』/芝居の魅力

舞台『体内活劇 はたらく細胞』をDVDで観た。
原作漫画とアニメのおもしろさは、アニメ放送当時に中3だった生徒達が教えてくれた。一緒に過ごした3年間で、彼らにはいろんなものを紹介したし、彼らもいろんな本や音楽を教えてくれた。その中でも一番はまったものが、清水茜『はたらく細胞』だ。いわゆる「2.5次元舞台」版である『体内活劇 はたらく細胞』もあるとそのときに知ったものの、そこまでは観ていなかった。

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