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なぜPVを作ろうと思ったか②映像の力について

こんにちは。
未経験ですが、いろんな人の個性が詰まったPVを作りたいという目標を持ってる人間です。

今回は、
映像の持つ力について私の思うことを書こうと思います。

表現方法としての映像

「いろんな人の個性が詰まったPVを作りたい」

これは私の目標なのですが、
その前に、

「たくさんの人の人生を伝えたい」
という夢があります。

そこで人生を伝えるための手段として、
何がいいのか、考えました。

音楽、本、絵本、雑誌、写真、、。

いろいろ考えましたが、

私が今まで生きてきた中で、

実体験以外で一番感動を与えられてきたのは、

映像でした。

でもなんで映像で私はこんなに何度も感動してきたのだろう?

映像には何か不思議パワー☆があるのかな?

と、自分なりに分析してみました。

ここからは私が勝手に思ってる映像の魅力について語らせてください。

私の思う映像のミリョク①「引力」


映像を見てる時に、

なんか知らんけどいつの間にかお箸止めて夢中で見てた!

とか、

なんか知らんけどはらはらして息止めちゃってた!

とかなったことありませんか?

ただ映像を一方的に見ているだけ、のはずなのに、

いつの間にかその映像に心も身体も支配されて、

時には汗や涙なんかも勝手に出てきたりして。

まるで自分がその映像の世界に存在しているかのような感覚になります。

このエネルギーってすごくないですか?

身体こそここにありますが、
心は映像の世界に飛んでいっちゃってる。
いつの間にかです。

魂抜かれた人間と一緒ですよね。

しかもシャワーみたいに、
身体中にぶわわーっと浴びせられているような感じで、

抵抗できないし、
勝手に自分の中に入ってきて、

考える前に情報を受け取ってしまうのです。

だから私はYouTube見ながら考え事なんてできません。

絶対YouTubeに支配されます、いつの間にか。
悔しい。

あとはテレビをつけてるだけでなんか疲れちゃって、
もう無理、やめてーって感じで電源切ったりとか。

めちゃくちゃ強力ですよね。
「用法容量を守って正しくお使いください」的な注意書き要るレベルです。

もちろん本やマンガでも同じことは起こりますが、
映像は目や耳から情報が入ってくるので、
より引き込まれやすい感じがします。

私の思う映像のミリョク②「リアリティ」


次に、「リアリティ」。

これは作品のジャンルによりますが、
ここではドキュメンタリーの映像について考えます。

よく密着取材をして、

ある事件の関係者の姿や、
有名人の日常、
世界各国の暮らしの様子など、

いろいろなテーマを描いたドキュメンタリー番組がありますよね。

ドキュメンタリー映像の魅力が「リアリティ」なんて、

そのまんますぎて説明するのもナンセンス!な感じがしますが、

カメラを通して、
まさにひとつの現実を描いています。

登場人物が語る内容だけではなくて、

息づかいや仕草、
肌の質感、
差し込む光の強弱など。

その生々しさが、
いかにも現実だということを見ている者に語りかけてきます。

カメラが止まった後も、

それまで映し出されていた世界は自分が生きる世界と平行して存在し続けている。

それを無意識のうちに身体の底でじんわり実感する、リアリティ。 

そこで私たちはあらためて、
自分たちが生きているこの世界の側面を知るのです。

時々その重さに苦しくなってしまうけど。

それだけ伝えられるのは、映像の力だと思います。

私の思う映像のミリョク③「物語性」


次に、「物語性」です。

映像は写真とは違い、
いくつものコマが連なって時系列をなしています。

なので自然に物語が生まれます。

幼い少年がいました。こんなに大きくなりました。

寝坊してしまいました。なので食パンを咥えて急いで登校していたら、人とぶつかりました。

物語性があると、
「うんうん、それで?」と、
自ずと意識がのめり込んでいきます。

無意識に次の展開を期待しているのです。

映像は、この物語を表現するのがとても上手い。
というか、性質上表現できてしまう。


そうしてどんどん物語が展開されていくと、
頭の中にするするするーっと入って来ます。

それで気づいたら夢中になってるんですね。

逆に、接続がされてないばらばらの映像を見続けるのは耐え難いです。

ひとつひとつのCMは面白くても、
大量のCMをひたすら眺めなくてはいけないとなったら、
苦行です。


私の思う映像のミリョク④「カギ開け能力」


最後に挙げたいのが、「カギ開け能力」。

これは、映像を見たことがきっかけで、

自分の中で忘れ去られていた過去の出来事や感情の扉のカギがカチッと開かれ、

呼び覚まされてしまう、というものです。

こういう体験、今までにありませんか?

映像に深く入り込むことで、

自分の深いところにある扉が無意識に開かれるのです。

自分でも自分の心の中は複雑でわけわかめなのに、

映像を見たことがきっかけで、

気がつけば閉ざされていた感情や思い出がふっと湧き出てくる。

不思議です。

そしてそれは、
自分と向き合うきっかけになります。

そういえばそうだった、
私もこんな経験したんだよなあ。

あのときは幼かったけど、
私もすごく悔しかったよなあ。

忘れ去っていたけど、
たしかに存在していた自分の中の自分に出会い、

新たな自分の発見につながります。

そして心が揺さぶられます。

時にはひとつの映像との出会いが、
人生に大きな影響を及ぼすこともあるでしょう。

そうした「体験」としての可能性が、
映像にはあるのではないでしょうか。


終わりに

ここまで長々と映像の魅力について語ってきました。

いやーこんなに長くなるとは…

読んでいただきありがとうございます。お疲れ様です。

次回は、どんな映像を作りたいのか、作りたいPVのイメージについて書きたいと思います。


夢果てしないなあ、、、

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