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仕事の生産性と向き合う

セミナーを共催してもらっている
株式会社カレッジの紀藤さんが
主催する、テレワークと仕事の
生産性を考える座談会に参加した
今宵。
実際にテレワークを週に2~3回
するようになって4ヶ月ほど経つ
が、生産性が上がっているのか
どうなのか、改めて振り返るよい
機会にもなると思い、ZOOM開催
でハードルも低いので参加する
ことにした。

生産性とは、単純に言えば
「アウトプット÷インプット」
と定式化できる。

アウトプットとは、仕事の成果。
営業だったら売上の数字。
マーケティングも売上の数字が
当然入ってくるが、それ以外に
ブランドの認知度などの指標とか、
使う費用をコントロールして適性
範囲に収めているかどうかなんて
いうのも成果といえる。

インプットとは、投入した資源。
主には人の時間だろう。
そして、人件費を含むお金。

結局、お金を共通の単位として
生産性を測るのが、誰もが分かり
やすく使いやすい形となるのでは
ないかと思われる。

様々な業種、職種の方々と交流して
お話を聞くに、概ね普段から感じて
いること、問題点となっていること
は共通しているなぁという印象。

例えば、

通勤時間が激減し、浮いた時間を有効活用できる
地方でも同じように仕事ができる
服装がラクチン

というようなメリットを感じて
いる人が多い一方で、

自分の時間やタスクを管理することができる「大人」でないと厳しい
時間ギリギリまで目一杯会議などを詰め込まれがち
コミュニケーションに難しさを感じることが多い
部下が何をやっているか分からないのが不安
管理職の役割が何か?を突き付けられている

というような厳しさや難しさ、
デメリット、不安といったものを
感じてもいるようだ。

私自身の思いとも、とても共通する
ことが多く、ある意味ホッとする
と共に、これらに真摯に向き合って
サッサと解決していかなければ
ならないなと、引き締めモードな
気分になる。

既にここ最近言い古されている感も
あるかもしれないが、いわゆる
ホワイトカラーの仕事が、これまで
はさほど生産性を問われることなく
なぁなぁで済まされていたところ、
今回のコロナショックでいよいよ
逃げ場がなくなったということ
なのだ。
自分がいかに生産性を高く保って
仕事をしているか、自ら証明する
ことができなければ、その会社、
組織に居場所を持つことができない、
そういう時代だということが誰の
目にも明らかになったと言える。

ドラッカーが言うところの
「知識労働者」
として、自身の生産性の高さを
日々証明しながら仕事に対峙する
というのは、なかなかハードだ。
しかし、生産性の式の分子である
「成果」というのは、人々に対して
与えることのできた「価値」だと
言い換えることができるわけで、
恒常的に「価値」を生み出している
のだという自負、自尊心をも同時に
生み出してくれるのである。

そのような自負、自尊心を胸に、
次の仕事へと向かう。
「仕事の報酬は仕事」なんていう
言葉が思い出される。
仕事の生産性と真摯に向き合うこと
は、そんな自己対話を促してくれる
のである。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。