起きたことはすべて良いこと
成功者の自伝とか、
心理学の入門書など、
多くの本に書かれていることとして、
というような内容がありますよね。
全くもって正論だなと思う反面、
「だってにんげんだもの」
ではないですが、そこまで人間が
出来ていないよぉ・・・と感じる
ことの方が多いかもしれません。
それでも、自分自身の意思決定基準と
して、自分の身に起きることはすべて
良いこと!という考えを自らの心に
徐々に浸透させていくことがやはり
重要だと考えています。
食べたものがまずかった
犬の糞を踏んづけてしまった
暴走族の爆音で頭が痛くなった
トイレに入ったら異常に臭かった
最近疲れ目が常態で字がかすむ
などなど。
どれもこれも日常的にありうる
とても些細なことですが、
生きているとこうした様々な
出来事に出会いますよね。
一般的には良くないこと、以上!
と片付けられてしまいそうな
内容であっても、よくよく考えたら
それがあってかえって良かった!
なんてこともあるもの。
昨日、早朝にランニングをしていた
のですが、あろうことか思いっきり
転んでしまいました。
たまたま走っていたのが森の中で、
土でできた道の上は思いの外柔らかく、
ほんの軽いかすり傷程度で済みました。
昔だったら、脚が引っ掛かった
木の根に恨みがましい思いを持ち、
それを引きずったかもしれません。
あるいは、転んでしまったこと自体、
なぜ木の根を避けられなかったのか、
なぜあの道を通ってしまったのか、
といった具合に、くよくよと考えて
いたことでしょう。
そうやって、ネガティブなループに
ハマることを、意志の力で拒絶し、
ポジティブなループに変えて行く、
そのように決めているものですから、
今回もすぐに気を取り直して、
事なきを得ました。
あんなに派手に転んだ割にはかすり傷
だった、ラッキー!
ここで転んだことが、今後しばらくの間
「転ばぬ先の杖」の役割を果たして、
将来の怪我の可能性を低くしてくれたに
違いない、ラッキー!
アスファルトの上でなく、土の上で
転んだせいか、大地がやさしく自分を
受け止めてくれたような感覚になれた、
貴重な体験かもしれない、ラッキー!
こんな具合に、「ネガポジ変換」を
行えば、ほとんどの事象はポジティブに
解釈できると思っています。
こういう「ネガポジ変換」を具体的に
実践できるような体験となったこと自体、
そしてそれを自分の言葉にしてここに
書けたこと自体にも、
改めて感謝しておきましょう。