「今、ここ」に居続けること
スマホというのは、集中力を大いに
削いでくれる。
手元にあると、ついついあれこれと
チェックし始めてしまう。
まかり間違ってSNSなど見始めて
しまったら最後、延々と手離せなく
なって、想定外の長時間を費やして
しまうことが多い。
スマホがない生活は、もはや考えにくい
のは確かであるが、スマホに支配される
生活というのはいかにも宜しくない。
客観的に見たら、スマホに支配されて
いると言ってもおかしくないであろう
日々を、何とかして正常化すべきだと
いう自覚が強くなってきている。
スマホが気になっている状態は、
「今、ここ」に集中していない状態
だと言い換えることができる。
いわゆる「マインドフルネス」を
発揮できていないわけだ。
日曜の午後、いつもお世話になっている
小杉俊哉さんが、「ときがわ自然塾」
というイベントで講演された。
「ライフキャリアについて考える」
とのお題で、キャリア論の「美味しい」
要素をテンコ盛りにしたお話しを、
オンラインで拝聴した。
その小杉さんがよくお話しになる
エピソードに、マインドフルネスの
大切さを端的に伝えてくれて、
何度聞いても心に響くものがある。
それは、こんな話である。
とある研修に参加していた際、
アメリカ人の講師から突然、
「あなたは全然セクシーじゃない」
「この場にいない感じがする」
「だから全然魅力的じゃない」
と言われたとのこと。
相手に隙を見せてはいけないとばかり
取り繕っていたのを、見破られた感じ
だったそうだ。
これも、「今、ここ」に集中せずに、
自分の考える理想像ばかりを気にして、
結局は「現状」と「理想」のどちらも
中途半端になっている、まるで集中
できていない状態だと言える。
自分を取り繕おうとすることも、
ついスマホを気にしてしまうことも、
「今、ここ」に集中することを妨げる
厄介な「敵」である。
この「敵」を何とかねじ伏せて、今、
目の前にあることに集中して取り組む
ことができれば、効率というのは断然
上がる。
対策として、スマホについては、
・電源を切ってしまう
・手の届かない場所に置く
といった物理的遮断系のTIPSが最も
効果的だと思う。
自分を取り繕おうとして
「心ここにあらず」
状態になることへの対策としては、
その人の性格や好みなど、状況に
応じて何が効果的か分かれるように
思われる。
ただ、総じて、
・ビジョンを描き、それを目指す
・ワクワクドキドキすることをやる
こういうときには間違いなく集中
することができるはず。
だから、自分のやるべき仕事に、
これらの要素をいかに取り込めるか
ゲーム感覚で挑戦してみるのが良い
だろう。
9月5日に参加した、DAF25という
イベントでも、「今、ここ」について
考えさせられた。
毎日、毎時、毎分、毎秒、、、
「今、ここ」に自分がいるかを自問し、
集中力を発揮することで、自ずと大きな
成果が得られるよう、引き続き励んで
いきたい。
【ひっそり告知】
次回DAFは26回目、12月5日開催。
「前説」的な時間帯にて、わずか数分、
出演者のクレジットに名前も載らない
「ちょい役」ではあるが、少しばかり
話をさせていただくことになった。
絶賛チケット発売中、ご興味ある方は
私までお問い合わせ+下記リンク先を
ご確認の程!