聴衆の「半歩先」を目指してネタ作り
大きなハコ(劇場)であれ、
小さなハコであれ、
そこに集うお客様に喜んでもらって、
「また観たい」
「また来たい」
と思ってもらえるような
パフォーマンスを見せること。
それが、演者のプロとしての責務である。
まさか、私が人前でパフォーマンスを
見せるようになるとは、
つい数年前まで全くと言っていいほど
想像したことがなかった。
ご縁あって、DAFというイベントに
今年の3月と6月の2回ほど、
出演させてもらった。
DAFというのは、
Drunk(お酒を飲んで心地よく酔いながら)
Academy(色々とためになる話を聞く)
Fes(お祭り騒ぎ要素のあるイベント)
である。
次回、9月に「DAF29」が開催される
のであるが、光栄なことにこちらにも
出演させていただくことが決まった。
今は、ネタ選びを一応終えたところ。
このネタで10分間話すことで、
お客様に喜んで帰ってもらえるか、
また観たい!また来たい!と思って
もらえるか、自問自答している。
DAFに出演するメンバーは、多士済々。
割と幅広いジャンルから、
個性的な面々が集まっている。
ライフハック系の話をする人もいれば、
人生をどう歩むべきかを真剣に問う人、
社会情勢に鋭く斬り込んでいく人、
それぞれの個性を存分に発揮したネタで
聴衆を沸かせる実力者たちだ。
その中で、私の位置づけは何か。
20年以上マーケティングの仕事に
従事してきたことから、
ネタはどうしてもマーケティング、
少し広げて経営とかビジネスに寄せた
内容となる。
ネタを決めるにあたっては、
やはりDAFに観覧しにいらっしゃる
お客様の面々を思い浮かべ、
皆さんが笑ってくれる、
皆さんがウンウンと頷いてくれる、
皆さんがほ~っと感心してくれる、
そんなネタにしなければと意識して
取り組んでいる。
だからと言って、聴衆におもねるような
内容でもいけない。
今、巷で話題になっている話の中から、
いくつかピックアップしてまとめれば、
それなりに受けるでしょ!?
というような安易なスタンスで臨めば、
間違いなく足元をすくわれるに違いない。
聴衆が聞きたいであろうことをネタに
しつつ、その半歩先を行くこと。
同じ歩調では、驚きがない。
一歩先、二歩先だと、理解してもらう
ことが難しくなる。
半歩先位が、恐らくは聴衆の期待に概ね
沿いつつも、期待を超える部分を含める
ことができる気がしている。
具体的に、どうやって「半歩先」の
演目を完成させるか。
9月4日(日)12:30の開演に向け、
ワクワクするチャレンジである。
ユニークなエンタメの形を作り上げた
DAFを、是非一度覗いてみて欲しい。