エンジニア。 デザイナー。 商学部。
エンジニアの頭の中。デザイナーの頭の中。
そして僕たち商学の人間の頭の中。
今回は、そんなバラバラの人種の人達のお話。
**はじめに
先日、起業した友人から誘われてハッカソンというものに参加しました。
彼は、エンジニアから経営者になった人です。
僕がリスペクトしている人で、なによりも彼は人間味が部下にも伝染するような、そんな雰囲気を作れるいい経営者です。
さて、余談はおいときまして。
僕は、一応は商学部の思考回路を持って経営のことを考えています。
どんな課題があり、どんなデータがあって、数字から見えたものにどれくらい整合性があるのかすり合わせをしながらビジネスを見ています。
(商学部でも、そうでない人はいるのであくまで僕の考えです。あしからず。)
最近、エンジニアやデザイナーの人達と僕らでは、明確に思考回路が違うと感じています。
強く実感したのは、ハッカソンに参加させてもらったのがきっかけです。
周りはほとんどがエンジニアの人達。
同じイベントに参加していた彼が、こちらで書いているのですが、
僕もプロダクトアウト的な考え方になっていました。
明らかに自分の知識や実力不足のせいなのですが、全くと言っていいほど噛み合わず、中身がスムーズに進んで行きませんでした。
そんなもどかしい思いをしてから自分の中で、どういう風にすればよかったのかなと考えていました。
「エンジニアと経営側を上手く掛け合わせていくことが、良い成長に繋がるんだろうな。」
くらいの考えだったのですが、先日自分の中であるイメージができたことで点が線になりました。
**エンジニア。 デザイナー。 商学。
まずこちら、
イノベーションは、発明と商業化を上手く掛け合わせた時に生まれる。これは、僕がゼミで学んだ事の1つです。
発明はエンジニアの領域で、商業化は商学部つまり経営側の領域という認識を持ってください。
これを最初に見たときに
「エンジニアと経営側を上手く掛け合わせていくことが、良い成長に繋がるんだろうな。」
と思っていたんです。
ですがハッカソンやエンジニアの人たちとの活動でこの式の本質は、
こうではないのかと思いました。
モノを作り出すエンジニアと商業化をどうするか考える人がいる。その2つを繋げて、掛け合わせるのがデザイナーなのではないかと思います。
そうすることで自分たちのイメージの共有はもちろん。
ユーザーに対して、良いUXが出来上がっていくのでしょう。
そして優秀な人がいるとその答えも良くなってくるのだと思います。
優秀なデザイナーは、どう掛け合わせればいいのか体感して理解できているんでしょうね。
この式を見て近年よくいわれているデザイン思考を持った経営者やエンジニア経営者が強い理由が分かりました。
自分の領域だけでなく別の領域の思考も併せ持つから、上手く嚙みあわせる事ができるのでしょう。
**おわりに
今、焦ってあれもこれもと手を出し過ぎるわけにはいきませんが本業をやりつつ、
デザインとエンジニアリング両方をある程度深く理解できるまでになれるようにがんばらないとですね。
今僕の周りには、幸運なことに優秀な人が集まってくれています。
その人たちの能力を殺さないためにも、僕自身のアップデートが必要なんだなとおもった良い機会になりました。