ESSにようこそ
自己紹介の時に「簡単だから」とわたしも「英語のレッスンしてます」と言うことが多いのですが、なんともざっくりとした「英語を勉強する」という印象を与えてしまうことに、ESSを始めて10年間(!)モヤモヤしていました。英語を学んでもらうことも目的の一つではありますが、始めた時からずっと書いているのが以下で、これがESSの本質です。
以前の投稿で「英語もしゃべれても、しゃべれなくてもどっちでもいいんです」と書いたのですが、その気持ちはず〜〜っとあります。5, 6年ほど前だったか、長野の詩人と車の中で話していた時に「別に英語しゃべれんでもええやん?って思ってて」と自分で言ったのを今でも覚えています(詩人は笑っていた)。
おい、英語しゃべれるようにしてくれるんちゃうんかい!って思うかな。
もちろん、レッスンを受けてくださった方の中には
・「全然できると思ってなかったけど、ゆきちゃん(筆者)が「しゃべれるようになれますよ〜」って言うから始めた」と言って本当に90分英語でおしゃべりが続けられるぐらいになった方
・「なんかこれは続けられる」と言って、「英語苦手・嫌い」のところから自力である程度の文を組み立てられたり、パッと出るものが増えたりした方(何よりご自身で「前と比べたらできるようになった」と思っている)方
・別の英語の授業でわからなすぎてパニックになって泣いてしまったけど、レッスンを始めてから随分と自信を持って答えられるようになってきた方
のように、いわゆる「英語ができるようになった」を実感されている方もいるのですが、それはほぼご自身の力というか。
「英語ができるようになりたい」って、とてもたくさんの方が思っていると思いますし、それは素晴らしいと思うし、応援します。ただ、そのために結構プレッシャーというか、しんどさ・苦しみ・体のこわばりみたいなものを感じている方も少なくない。まず何より、こちらから見ればそれなりにできていて、ちゃんと伸びていけるのに「自分は英語ができない」と思い続けてしまう。できていることを認めにくかったり、これでは足りないと思っていたり。もちろん、向上心という意味での「もっと頑張るぞ〜」はいいなと思うんです、だから多分、どういう気持ちでそう思っているか、かな。ここで「しゃべれそう」「できそう」という気持ちが大事で。
ESSで英語ができるようになるかという意味でいうと、「できる(できそう)」と思っている人・ノってる人はわたしが煽るから、伸びます。たんたんと平熱で続ける人も、いつの間にか登っています。ゆっくりな人はゆっくりなペースで伸びます。わたしも英語力はそれなりにあるので、知識面でのサポートはできますし、英語学習者歴も25年以上あるので、アドバイスもできます。でも、英会話スクールのように、「英語を話せるようになってもらうこと」はわたしの目的ではないような気がするな〜と思います。
「英語とわたしの関係」を見つけるというのは、自分を責めたり、貶めたりしなくて済む自分に合うペースや方法をみつけてもらうこと。それがわたしとのレッスンというパターンもあるし、テキストだったりスクールだったりYouTubeだったりと別の方法である場合もあるし、海外ドラマ見てるだけでいいや、だったり、英語習わなくてもいいや、というのが答えになる時もあります。もしくはその組み合わせかな。
続けていて少しでも成長を感じた、というフィードバックはもちろん嬉しいです。何せどんな些細なことでも自分で「おお、できとるやんけ(口調…)」と思えるようになってもらうのも目的なので。それに加えて、「英語はずっとトライしては辞め、という感じだったけど、初めてこれなら続けられると思えたし、それが嬉しい」という言葉も(ちなみに3ヶ月に1回のペースです)、「『喋れるようにならなきゃ』って思ってたけど、レッスンを受けて『あ、わたしこのまま(今の英語力)でもいいんや!』って思ったんです」と卒業していった方も「よかったなあ」と思ったフィードバックのいくつかです。
漠然と世に漂う「英語できた方が…」という雰囲気は横に置いておいて、ご自身の思いを見つめて、好きなようにやってください。もうそれでESSのメンバーです。ようこそ〜
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英語を学ぶ心構えのようなもの
英語を学んできたり、教えてきた経験から、大事だな・心の真ん中においておくといいなと思ったことをまとめています📖
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