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【全文無料】詰ませ性能特化!ミルドガース(ミルタンク+鉱山ドガス)デッキ

はじめに

「バトルリージョン」の発売まで1週間程度となりましたが、現状で筆者が最も注目しているのは特性「ミラクルボディ」のミルタンクです。

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たねポケモンでありながら「みつりんめいさい」のジュナイパーや「きせきのまもり」のチルタリスと同等の特性を持っており、
対策をしていないV主体のデッキを容易に詰ませることができます(一応ミルタンクはGXポケモンからのダメージを受けてしまいますが、現行スタンダードレギュレーションでは関係ないです)。
ワザ「けちらす」は相手依存ではあるものの、無色2エネで最大110ダメージと特性抜きでも汎用性の高いサイド1アタッカーとして優秀です。
ミルタンク自身が相手のミルタンクへの対策となることから、「バトルリージョン」発売後はどのデッキでもミルタンクが1枚標準搭載となる可能性があります。

デッキコンセプト

''ごく一部の''既にミルタンクへの解答を持っているデッキを除き、どのデッキもミルタンク1枚で詰まないように対策カードを入れてくることが予想されます。
このデッキのコンセプトは、

「相手のミルタンクへの対策カードを全て破壊し、ミルタンクで詰ませる」

になります。
一昔前のフーパブラッキーと同じ発想と言えます。


ミルタンクへの対策としては、以下が考えられます。

1.V以外(非ルールと呼びます)のポケモン
2.ミュウVmaxの「ダイミラクル」、ジュラルドンVmaxの「キョダイフンサイ」などの「相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない」追加効果を持つ技
3.ダメージではなく「ダメカンをのせる」効果のワザ
4.サポート「フヨウ」を使う
5.ミルタンク以外のポケモンを倒してサイドを6枚取りきる

1.2.に関しては「対策への対策カード」を入れることで解決します。
3.の「ダメカンをのせる」効果のワザを持つのは悪弱点の超タイプのポケモンが多い(ドラパルトVmaxの「ダイファントム」、こくばバドレックスの「アストラルビット」など)ため、サブアタッカーに悪タイプを採用することで有利に立ち回れます。
4.に関しては、ミルタンク以外の対面では腐る「フヨウ」を複数枚投入できるとは考えにくいです。ともだちてちょう や ワタシラガV の存在を考えても打てる回数は3回が上限だと思われるので、4回ミルタンクを投げれば勝てます(脳筋)。
5.に関しては単純に「ミルタンク以外にサイドを6枚分以上場に出さない」ことで解決できます。余裕があれば「やまびこホーン」の警戒もしましょう。

デッキリスト

現段階のデッキリストは以下になります。

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リストが2列に収まるスリムなミルタンクですね。

採用カード説明

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ミルタンク4
ミルタンクで詰ませるルートの再現率をあげるため、フル投入です。


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ガラルマタドガス3-3
非ルール主体のデッキ(れんげきテンタクルなど)は、展開をポケモンの特性に頼っていることが多く、マタドガスの「かがくへんかガス」がぶっ刺さります。
後1「かくせい」により先2「スターバース」を止めたり、「うらこうさく」を止めることでのイージーウィンも狙うことができます。
あなぬけのひも で特性ロックを解除されないよう、盤面に2体置いておけることが理想のため、サイド落ちケアの3-3採用です。


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ガラルファイヤー2
最近話題のカード。3エネ要求ですが、「じゃあくチャージ」+手張りにより1ターンで起動できます。試合終盤には220,270と非ルールポケモンとは思えない火力が出ます。
焦って大ダメージを出すよりも、盤面にミルタンクだけの状態を維持した方が強い場合もあるので、計画的に使いましょう。
できればこのポケモンでスタートしたくない+基本使う時はクララを打つのがセットとなりますので、1枚あれば十分であり、サイド落ちケアの2枚採用です。


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ミカルゲ(きょうふをきざむ)1
上ワザは相手に「逃げるリソースを使う」or「次のターンガラルファイヤーから大ダメージを受ける」の2択を強いることができます。「キョダイフンサイ」でミルタンクを倒せる上に弱点が無いジュラルドンVmaxもワンパンできるようになります。
下ワザはガラル鉱山+ボスで相手の非アタッカーをバトル場に縛っている間に、ベンチにダメカンをばらまくことができます。
ただ、1ターンに2個しか置けないのでいつかは相手に解決カードを引かれます(いれかえ系やスタジアム上書きなど)。あくまで打点調整用だと思った方が良いです。
現環境ではあまり見ないカードなので、''なにより意表がつける''ことが大事です。
毎試合使うカードでは無いので、1枚採用です。


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クイックボール4

基本です。

ハイパーボール3

(筆者は運がないので)クイックボール4枚では初手に引けないことから5枚目以降のクイックボールとしての採用です。
ガラルマタドガスを唯一サーチできるカードですが、最悪ドガースの「かくせい」でデッキから進化可能なので3枚採用です。

回収ネット4

実質ポケモンいれかえ+クイックシューターなどのチマチマダメージでミルタンクを取ろうとしてくる相手を絶望させられます。盤面をミルタンクだけに絞るためにも使えます。
タフネスマントとエネルギーはトラッシュされてしまうこと、ガラルファイヤーを出したターンに攻撃するために必須になることから計画的に使いましょう。

タフネスマント4

タフネスミルタンクHP160は大体の非ルールアタッカーと殴り合いで勝てます。なんぼあってもいいのでフル投入です。


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博士4 マリィ4
「フュージョンシステム」のようなインチキドロー特性がないため、ドロサポを常に手札に持っておきたいです。現状最強ドロサポ2種をフル投入です。

クララ3
無限ミルタンク編、無限マタドガス編で相手を絶望させます。
ガラルファイヤー1ターン起動も楽々できます。
余裕がある時にガラルファイヤーをトラッシュに送っておきましょう。
序盤に引いて嬉しいカードではないので3枚です。

ボスの指令4
ボスの指令カードゲームなので当然フル投入です。
ベンチで育成途中のミルタンク対策カードを先に叩いて詰ませる、マタドガスで先に毒にする、鉱山ボスで縛るなどいつ打っても強いです。

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ガラル鉱山4

スタジアム枠には、こちらはあまり逃げを使わないこと、ガラルマタドガスとの相性が良いことからガラル鉱山を採用しました。スタジアムの取り合いに勝てるようフル投入です。再録早くしてください。


ツインエネルギー4

ミルタンクを1ターン起動するために使うのでフル投入です。
ガラルファイヤーのエネ要求は悪悪無のため、手張りはツインエネでも良いことは覚えておきましょう。

基本悪エネルギー 9
残りの枠に悪エネを詰めました。
エネ枚数は要検討です。

採用候補カード

イベルタル(はかいのさけび)
ツインエネで即起動しつつ特殊エネ主体(ミュウVmax)のデッキを機能停止できます。

やまびこホーン
妨害+ミルタンクの火力が上がります。

セイボリー
ベンチを並べるデッキに刺さります(ミルタンクの火力が下がるので注意)。

キバナ、シバ、シロナの覇気
サイドを1枚しか取られないカードのみを採用しているため、強く使えるタイミングが多いです。

頂への雪道
マタドガスと合わせて強固な特性ロックにできます。

崩れたスタジアム
ベンチを並べるデッキに刺さります。
こちらはベンチをそこまで広げないので、相手だけにデメリットを押し付けられます。

トレーニングコート
ガラルファイヤーの1ターン起動が安定します。
相手にも利用されるのが渋いです。

ハイド悪エネルギー
ガラル鉱山下でも逃げ0で柔軟に動くことができます。
クララで回収ができないのが渋いです。


このデッキの利点

動きが単純
うらこうさくやミュウなど複雑な動きをするデッキを回すのは1回使うだけなら良いですが、一日に5試合以上するような大型大会では脳のリソースが足らなくなります。
このデッキは相手に有効なポケモンを押し付け続けるだけなので、やることがとても単純です。
相手のターン中に次の動きを考えておけば、1ターンに必要な時間は最大でも30秒程度だと思います。

イージーウィンしやすい
ミルタンクかマタドガスが強烈に刺さるマッチアップであれば相当有利に戦うことができます。

じゃんけんに依存しない
このデッキは先攻後攻どちらを取っても動きがそこまで変わらないことから、試合開始前のじゃんけんで一喜一憂する必要がありません。

妨害できる
ミルタンク+マタドガス+ガラル鉱山のいずれも刺さらないデッキは流石にないと思われるので、盤面をコントロールして戦うのが好きな方、妨害が好きな方(完全に筆者の趣味です)にオススメです。


おわりに

発売前のカード(ミルタンク)を投入したデッキであり、実戦での検証は行えていませんが、既存の鉱山ドガスに妨害要素が1つ追加されたと考えれば非常に強力だと思われます。
デッキリストが2列であることからも分かるように、脳タヒでフル投入しているカードが多いので、是非色々なカードを追加してアレンジして頂ければ嬉しいです!

拙い文章ですが、ここまでお読みいただきありがとうございました。質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい!

投げ銭方式とさせていただきますので、参考になりましたらお気持ちを頂けると幸いですm(_ _)m

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