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ピル日記

11月15日からドロエチを飲んでいる。
ピルについて調べてもあまり自分と似たような記事が出てこなかった。
こんなにも情報が溢れてる社会であるのに、情報がないと不安になる。不安は体調不良を生む。私と同じような人が出てほしくないのと、1ヶ月後に「こんなんあったわw」くらいのマインドでいれることを祈って、備忘録として記録する。

この記事がピルの副作用で苦しむ人々の助けになればいいと思う。

私の生理痛の特徴

私は生理痛が重く、初日~3日目にかけてまで痛み止めを常に服用していないとしんどいタイプだ。
腹部の鈍痛、頭痛、吐き気──そして汚い話で申し訳ないんだが、オナラが溜まりやすい。腹も下しやすい。お腹に空気が溜まり、それが放出できないとのたうち回るほどの痛みがあった。また、生理中の排便時に肛門の奥から突き刺さされるような痛みがあった。シンプルにくっそ痛いのである。
因みにだが、婦人科は受診済みで、子宮内膜症などの病気は特になかった。私は大丈夫だったが、私と似たような症状がある方がいれば、念の為受診することをオススメする。

なにはともあれ痛みは痛み止めを服薬すればどうにかなるのだが、吐き気と排便痛だけはどうにもならなくて苦しかった。だから、ピルを服用することを決めたわけだ。

過去の服用

実はかつても同じ症状があったので、過去2024年4月ごろに婦人科を受診したことがある。その際に処方されたのはフリウェルだった。副作用などは聞いていたが、吐き気と実際の嘔吐がひどく断念した。今でもよく覚えている。寝る前に服薬することを勧められたため、飲んで寝た。早朝4時頃に吐き気で起きる。胃のあたりがムカムカして眠れない。仕方なしに仕事をしていたらついに嘔吐してしまう。なんてことが2週間続いた。一応ピルの効能自体は時間的に大丈夫だったらしいが、そんなんが続いたせいで精神的にも体力的にも限界が来た。1ヶ月間ピルの副作用に耐えるか、それとも毎月4日間だけ生理痛に耐えるかを天秤にかけた結果、後者を選んでしまった。ピルを変えるという選択肢もその時は無かった。もうとにかくこの吐き気から解放されたかった。

ピルをやめて吐き気のない毎日に感謝をすることになった。生理痛は辛かったが、たった3日と自分に言い聞かせて耐えた。それでも、ピルよりマシだった。

ちなみに私は嘔吐恐怖症を持っている。吐くのは怖い。吐かれるのはもっと怖い。もちろん、できるだけ吐きたくない。だから、ピルは怖かった。吐くことは、怖かった。

今回の服用

あんなにも怖かったのになぜピルを服用することになったかといえば、同棲がきっかけだった。1人だったら耐えればいいだけの生理痛は、2人だと気を使ってさらに苦しくなった。もともと気にしいな性格だ。彼氏は優しいが、私が気にしすぎてストレスを感じるようになった。
おまけに生理中の吐き気の度合いが私の予想よりも急に天元突破してきたのである。いやいや生理中のトラブルは生理痛だけとちゃうんか!!!!!!と突っ込みたくなったのを覚えている。彼氏は私が苦しむ様子を見て「人間は不完全すぎる」と憤りを感じたらしい。神様に怒るのはちょっと笑った。

何はともあれ、今度こそ頑張ろうと思った。フリウェルがダメなら今度はドロエチで。人によって合う合わないがあると聞いた。だから、もしかしたら今度のピルは私に合うかもしれない。希望を持つことにした。ひとりじゃ耐えられなかったけど、ふたりなら耐えられるかもしれないと思った。

11/15-18のピルの記録

ドロエチは生理初日から服用になる。

11/15──初日。看護師さんから朝に飲むといいと言われた。朝ごはん後11時に服用。仕事は在宅である。
飲んでから3時間後くらいまでは元気。なんだよ余裕じゃんと思った。
18時頃、やや胃のむかつきを覚えはじめる。食欲は全くない。なのに空腹。食ったら吐くぞ。
20時頃、喉まで競り上がってくるような気持ち悪さ。吐きたくないと必死で耐える。なのにやはり空腹。水ですら気持ち悪い。
21時頃、ようやく吐き気が収まってくる。ウィダーinゼリーのあとにお風呂。だいぶ気分が良くなる。
24時頃、吐き気はほぼない。ゆっくり眠れた。

11/16──2日目、寝起きは吐き気などなく平和。この日は友人と会う予定あり。11時頃にピルを服用。16時に解散するまで生理痛がやや苦しい程度。薬で誤魔化す。
18時頃、気持ち悪さあり。耐えられるので、誤魔化しながら日常生活を送る。
20時頃、昨日同様の吐き気。ソファに横になっていると楽。ご飯はやはり食べられず。
21時頃、吐き気が少しずつ収まる。少しだけ食事を摂る。まだちょっと気持ち悪かったため休んでから入浴。その後は吐き気を感じずにいれた。
24時すぎ、就寝。前回と違って良かった点は夜眠れること。これだけは良かった。

11/17──3日目。昨日同様寝起きよし。11時にピルを服用。お腹が減ってたため、服用前にお茶漬けを食べた。美味しかった。
15時頃、カフェに出かける。ランチは半分も残してしまったが彼氏が食べてくれた。ありがとう。このあとの吐き気を恐れ、市販薬である酔い止めを服用。アネロンだったかな。これは眠気がすごい。
16時半、酔い止めの効果が、ひどい眠気に襲われる。やや気持ち悪かったが眠りについたことでごまかせた。
18時、お昼寝から起床。少し気持ち悪かったが、前日よりマシ。映画を見れるまで回復。
21時頃、夜ご飯。少しだけ食べる。吐き気は落ち着いていた。入浴後に就寝。21時過ぎたあたりから吐き気は落ち着くルーティンになりつつある。

11/18──4日目。起床時はいつも通り。11時に服用。吐き気がひどかったため婦人科へ。来月分のピルももらいに。だが、もらったのはレパミド。これは、胃痛とか抑える薬。吐き気を抑える薬じゃないと気づいたのは処方箋を貰ってからだった。ドロエチは胃を攻撃することもあるそうで、それから吐き気が来ているならレパミドを飲んだ方がいいとの事だった。また吐き気がつらかったら来てくださいと言われる。若干の絶望を覚える。
13時頃、パスタを作って食べる。半人前くらいだったが食べられた。薬も飲んで仕事をする。レパミドのおかげか!と嬉しくなる。
19時頃、急な吐き気でソファで横になる羽目に。今日は大丈夫かもーとか言ってた矢先の事だった。喉まで競り上がってくる吐き気。胃のムカムカ。いつまでこれが続くんだと泣きたくなる。夜ご飯を作るにも立ち上がるだけで吐き気がひどい。彼氏に手伝ってもらいながら親子丼と味噌汁を作る。食べたいのにいざ前にすると吐き気がひどくて喉を通らない。
20時頃、いよいよメンタルがやられはじめ泣く。明日はきっとよくなると慰められる。20-21の間で頑張ってお茶碗一杯分の親子丼を3/2食べる。薬を飲む。泣いたせいか少し落ち着く。
21時半、ちょっとお腹が空いたのでウィダーを飲む。ひと袋でお腹いっぱいになる。胃が雑魚すぎる。
24時、就寝。きっと明日は良くなると信じる。

11/19──5日目、起床は特に大丈夫。朝ごはんを食べて10時頃に服用。11時のミーティング最中に吐き気を覚える。終わったと同時にソファに横になる。落ち着き始める。吐き気は横になって深呼吸すると楽になる。あとはスマホいじり過ぎると気持ち悪くなるから、遠くを見るといい。

このあとどうなるか分からないけど、18時過ぎか怖い。吐き気と戦うことになるのだろうか。
必ず来る吐き気と、いつまで戦えばいいのだろう。これが悪阻に似てるというのだから、いよいよ妊娠が恐怖の対象になってくる。世の中のお母さんはすごい。私は、ピルごときでビビっている。

吐き気はなにをしたら治るのか、私もまだわかっていない。多くの記事を見たけど、楽な姿勢をとるとか、吐き気止めを服用するとかしか書いてない。そもそも、市販薬の吐き気止めは酔い止めや食べすぎ飲みすぎの際のものなので、ホルモン剤による吐き気止めには不向きらしい(薬剤師さんから聞いた話だ)。病院から処方される吐き気止めが1番効くのだろう。ナウゼリンとかドンペリドンとか?なんで主治医は処方してくれなかったのか。今は理不尽な怒りを覚えている(お医者様は悪くない)。

読者様でこれは凄く効いた!という方がいればぜひ教えていただきたい。私の記事までたどり着いた方たちにも役立つだろう。


正しく使えばピルはメリットばかりだという。
今の私は副作用に苦しむだけの日々で、その恩恵に預かっていない。
来月の生理の時、「めっちゃ楽になった!!!」と思える事を祈って記録とする。
また、今日から数日間の記録を記事にするつもりなので待っていてほしい。


同士諸君。私たちはよく頑張っている。
生理というクソみたいな体のバグから派生したなにもかもから。
そして、頑張ろう。
頑張っている人が1人でもいると思うと、きっと私も、あなたも頑張れるはずだから。