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【キャストさん向け】Xでお客様にアプローチしていくフロー

だいぶ前に思考整理目的でキャストさんがXユーザーと温度を上げつつアプローチしていく手順をポストした事がありました。
その時、私自身も夜職を何度かやっていたり、営業職を経験しているからこそ色々と思うことがあり、今回はそれをnoteとして再度まとめたものとなります。

こんな人に読んで欲しい!

  • 自分の人気や集客力に自信がない

  • 悪口を言われたくない

  • 気持ちよくお店を利用して頂きたい

  • ゴリゴリに営業をかけて煙たがられるのがイヤ

大前提

「店に来て欲しい」
「ドリンクやシャンパン、ワインを入れて欲しい」

いくらこう思っていても、絡みがない相手に執拗なアプローチすると嫌われます。なぜなら、相手が時間を割いてお店に遊びにきたり、お金を支払うにおいて「割に合わない」と感じているから。

一方で「蒔かぬ種は生えぬ」とも言われるように、何のアプローチもしなければ人は集まりません。

だからこそ、良質なコミュニケーションを積み重ねて温度感を上げていくことが大切です。ただし不満がゼロになることはありません。それでも少しでも心地よい関係を築きたいと考える方のために、以下のフローを提案します。

0.下準備

まずはどんなユーザーにアプローチをかけるのかを考えてみましょう。知り合いや友達以外だとこういう層をターゲットにすると良いと思います。

  • 遊ぶエリアが同じ

  • 近い地域に住んでいる

  • 同じタイプのお店によく遊びに行っている

  • すでにお店を利用したことがある

  • 趣味嗜好がお店のコンセプトと一致している
    (もしくは関連性がありそう)

  • 自分個人と共通の趣味があったり共通点を感じる
    例:出身校や会社が同じ、同じ資格を持っている 等

1.いいねを付ける

いいねは、送る側も受け取る側も、最も手軽な好意の伝達手段です。
Xでつながった見込み客やリピーターにいいねを付けることで、「この人、見てくれているんだな」と認識してもらえます。

ここで注意点があります。やるなら自分が良いと思ったものだけにいいねするようにすることです。「どうでも良い」と思うものに対してはやらないでください。どうでもいいとは自分との接点が無いということです。

なぜなら副作用が多いからです。副作用は主に3つあります。

  1. いいね履歴がノイズになり、絡みたいポストが埋もれる。

  2. Xのアルゴリズムが誤学習し、興味のない情報が増える。

  3. いいねに価値を感じなくなり、モチベーションが低下する。

人を成長させるものは忍耐ではなく良質な刺激です。忍耐はそこにたどり着くまでの摩擦みたいなものだと考えてください。

例えばこう思うポストをしている人がいたら、いいねを押すと良いでしょう。リプで絡む取っ掛かりにもなりますし、いざ対面した時に話の引き出しにもなります

「ためになる情報だ」
「この人の考え方いいな」
「写真の見せ方がいいな」
「この料理美味しそう!」
「同じお店に行ったことある!」
「共通の知り合いと写ってる!」

自分も相手も楽しんで「笑う門には福来たる」が出来る関係を築いていきましょう。そうなるまでは無理に取っ掛かりを作らないことをオススメします。

2.リプを入れる / リプしやすいポストをする

おはようには、おはよう
問いかけには、回答
自撮りや作品には、感想

こういったことがポストされていると、リプライしやすいですよね。コミュニケーションの原則はコール&レスポンスで言葉のキャッチボールをすることです。人に絡みに行くだけではなく、ぜひ自身もポストしたり実践してみてください。

1でいいねを付けた相手や、向こう側からもいいねがくる場合は心理的にリプしやすいはずです。そろそろリプを入れても良いでしょう。よほど年がら年中バズっているインフルエンサーでもない限り、誰かから反応を貰えると人は嬉しいと感じる生き物です。

ぜひこの嬉しいをたくさん増やしてください。冒頭で「割に合わない」とお話しましたが、嬉しいが大きくなればなるほど心は割に合うようになっていきます。

ところで、ここまで読んでいて…
Xユーザーがよくやる無言のリポストって、ノイズだと思いますか?

…まあリプで絡むことが目的であれば、ノイズですよね。
私も、いきなり絡もうと思った相手がRTだけの人だったら、コミュニケーションを取ろうにも取っ掛かりがないから諦めてしまいます。

一方で、相手が何を好きなのかとか大事にしたいのかを観察することはできます。

あっこの人は羊毛フェルトの作家さんが好きなのかな!ヘアケアのことが気になってるのかな。スポーツが好きなのかな。

こんな風にその相手の趣向を知ることが出来れば、こちら側の話の引き出しを作ることは出来るでしょう。

なんでもかんでもリポストしまくる人でない限りは、取っ掛かりを作るチャンスです。それに良いと思ったら自分が引用リポストをすればいいのです。

たとえば最近だと、私は羊毛アートのたぬきさんを見かけました。ブラシを入れてるところを見て、上手に作るなーというよりはもしろもう「気持ち良さそうなんですけど(笑)」と思いました。

相手が無言で推しているものに肯定的な共感を発信すると「おっ、この人もコレ好きなんだ!」と思って貰えたり、それがコミュニケーションの取っ掛かりになることもあるんです。

閑話休題。
リプライも引用リポストも、相手が心地よく感じるものにするのがベターです。普段からいいねを付けて相手を観察しつつ…

  • 相手の関心事はなにか?

  • 繰り返し使ってる言葉は何だったか?

を、自分のいいね欄やブックマーク欄を見ながら推測しつつ、接していくようにしましょう。

相手が「この人、私のことをよく見てくれてる!」と思ってくれたら無言でいいねを送っていた頃と比べて温度感はかなり上がっています。ただ見てくれているだけでなく深い部分で理解してくれている
それって安心感がありますよね。

そんな相手は「ある良い意味での窮屈さ」を感じるようになっていくでしょう。特別視している相手とのコミュニケーションを、オープンな場で行うのには限界があるのです。

そんな相手に「秘密の共有」をする場所がXにはありますよね?そう、DMです。

3.DMをする

DMを送るという行為は、相手に「私はあなたを一定以上信用しています」と伝えるものです。クローズドな場でのやり取りは、信頼を深める上で非常に有効です。送るにしても、相手が「やり取りしても良い」と思えるタイミングを見極めたり相手が「やり取りしても良い」と思えるタイミングを見極めることが大切です。

ここで距離感を間違えると不快に思われることもあるので注意しましょう。

なお偶に相手のことを何も知らないで片っ端からコンタクトを取ろうとする人がいますが、それはただの絨毯爆撃です。距離感をミスっているしょうもない奴だと言わざるをえません。

重要なのは距離に応じて温度感を上げていき、1つずつ心の扉を丁寧にノックして開けていくことです。

一見すると地味なやり方ではありますが、あなたが皆が爆笑するような面白いことを発信できたり、類まれな技術を持っていたり、誰もが振り向くくらい圧倒的に優れた容姿でもない限り、この地道な努力がとても重要になります。

同時に、コンテンツ力を持つキッカケにもなるでしょう。

4.成長して発信する

ここまでのステップで相手との温度感は上がってきましたが、ファンになってもらうには、自分自身の成長を発信することが大切です。
なぜならファンとは応援する人だからです。

コンテンツは、磨けば、磨くほど味のでるものがいいでしょう。
美容やダイエットでもいいし、料理でも、資格の所得でも、作品づくりでも構いません。

これといったものを持っていない人でも、こちらが「いいね」を押したりリプで語り合ったコンテンツから見つけることもあるでしょう。そうしたいと思うものを今回のnoteで提案したフローをもとにぜひ見つけてください。

良質なコンテンツを発信すれば相手は「面白そう!」と思ってくれます。「◯◯といえばこの人!」という一定のポジションを築くこともできます。言い換えれば、それはあなたのブランドにもなります。

どんなことでも、継続して努力する姿勢を見せると「この人を応援したい」と思う人が現れます。最初から完璧である必要はありません。試行錯誤を繰り返しながら進歩していく姿が、最も魅力的なのです。

何度も反復したり、或いは創意工夫をしながら出来上がったものに進歩が見えればいい。そんな人のとこに善い人は集まってくるものだと私は思います。

まとめ

本日はXでお客様にアプローチしていくフローとして、どんな方に集まっていただきたいのかを明らかにした上で以下の4つのセクションに区切ってお話をさせていただきました。

  1. いいねをつける

  2. リプを入れる / リプしやすいポストをする

  3. DMをする

  4. 成長して発信する

読んでいて「なんだか当たり前のことを書いてるなぁ」と感じられた方もいるかもしれません。しかしその当たり前のことを馬鹿にせずちゃんとやる(ABC)ことが何より大切です。今日からでも自分を取り巻く環境を変えたいという人に届いてくれることを願いながら本日は筆を置かせていただきます。

読んでくださり、ありがとうございました!

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