川苔山登山 山岳信仰⑤
東京都奥多摩にある、川苔山の神に挨拶にいってきました。本日は、時系列に沿って書きます。
帰りの電車が暇なのです。
まず、奥多摩駅に着きました。
そして、バスで大沢バス停まできました。
本当は、川苔橋までバスで運んでくれますが、現在は、大沢から登山口まで歩くことになってます。
橋の下を覗いたら、見事な紅葉と川辺の大きな岩。多摩川の上流に来た実感がありますね。
バス停の大沢から歩いて15分ほどでしょうか。川苔橋こと、川苔山の登山道に着きました。
荷物を整理して、入山しました。しばらくは舗装された林道です。
林道を抜けると、本格的な山道に出ます。ここからが本番です。今回は、川苔山を目指します。
結構、細いです。
90分くらい歩いて、すれ違った人はゼロ、抜いた人は3人くらい。こんなに良い山なのに人が少ないのは、難易度が低くないということと関係しているかもしれません。しばらくすると、沢登りが始まります。岩の上を歩きますが、かなり険しく細いです。晴れててよかったです。
しばらく沢登りをしていると、今回一番メインの百尋の滝に出ます。これは圧巻でした。神の本気を感じました。
滝を見てテンションが上がったものの、ここからが大変でした。川苔山の登山は、ここから高低差500mを一時間半~二時間、一気に登ります。地獄です。ようこんな山にしたものです。
途中からは道すら消えます。赤いリボンがなければ、すぐに遭難です。そうなんだ。遭難なだけにね!
ほんときつすぎ、途中から無理なんで、賢者の杖を拾いました。
歩くこと90分、かなりもう心が折れかけているところに見えました。頂上です。最後の力を振り絞りました。
景色すごすぎワロタ
ごはんを食べて休憩です。人生で一番おいしいおにぎりでした。
下りも急で2時間8分歩きましたが、駅前で掴まった地元のおっちゃん曰く、大体3時間らしいですね。聞いた中で最速と言われましたが、正直、平らなところは走ってしまいました。トレイルランのシューズでしたし。
途中の山の紅葉は見事でした。
なんとか麓まで降りきると、今日は30000歩で、3000kcal使ったみたいです。正直に言います。この山は相当疲れました。少なくとも、初心者が手を出す山ではありません。心が折れて、暗くなって遭難します。そうなんだ。遭難なだけにね!
そのまま鳩ノ巣駅へ。
そのまま帰っても良かったんですが、ここらへん界隈ではシティな感じの河辺駅に、温泉があるようなので、行ってみました。素晴らしかったです。
さすがに温泉の中までは写真とれませんでしたが、露天風呂や岩風呂やジャグジーがあり、相当レベルが高かったですね。奥多摩帰りにはぴったしです。食堂も付いてたので、1人で宴しました。
そして、今帰りの電車でこの記事を書いてます。
川苔山、とてもよかったです。
今回で気づいたんですが、ワタシは水がある山が好きですね、滝とか小川とか。あとは木が高い方が好きですね。なので、森林限界1500m以下の山のうち、川の源流がある山にしばらく登ろうと思います。
今日は熟睡できそうです。
皆さま、読んで頂きありがとうございます。
伊藤誠 山5