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『WINNERS』
2024/04/18 thu.
月日が経つのは本当に早い
毎日を振りかえる間もなく
またつぎの明日がやってくる
そんな毎日を過ごしている日々が
愛おしくもありまた儚くもあり
まるで急展開のドラマのように
思いがけないさらに新しい展開が
何者かに散りばめられ
誰が勝者か
誰が敗者か
と試されているように
日々刻々と何事かに繰り広げられる
それらを丁寧にひとつ一つ
あたかも伏線でもあったかのように
回収してゆく日々の作業を
汲み取ってゆく
なんの変哲でもなかったかのように
日々そんな出来事を
走馬灯のように思い浮かべながら
ふと花壇に咲く
桜の花びらが舞い散った跡の
ネモフィラの花をみて
幸せな気持ちになって無心に写真に収めていた
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と同時に、
宗田理さんの訃報を知った。
小説『ぼくらの七日間戦争』がとても大好きだった
読んだことない人にいまの世代に
いまの「私」が分かりやすく説明すると
大人たちや権力にあらがう子供たちの群像劇
なんて、単純かつ面白くもなくそう簡単に述べてしまいそうだが幼少期に読んだ頃の「ボク」の感想はというと
いまこの一瞬
苦楽をともに過ごしてボクが友達だと呼べる
いまボクのことを友達だと呼んでくれる
そんなキミの友達がきっといる
かけがえのない青春
今しかまじりあえないキミとボク
読み終えたあと「ほんとうに友だちって大切だな」と閉じたその本をそっと胸に抱きしめたくなる一冊。
映画化にもなった
ぼくらの七日間戦争のラストシーンに流れる曲
WINNERSと夜空に浮かぶ打ち上げ花火とともに
宗田理先生
ありがとうございました
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今日もいい日でした。