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手術が終わって思うこと

手術が終わってあっという間に1か月が経ちました。
今までで経験したことのないこと。
思ったことを記そうと思います。

ヨルダンから病気がきっかけで帰国したと
知らない人は「ああそうだったんだ」とみてくれたら嬉しいです。

帰国し、病院受診し「子宮筋腫」あるねと言われ
悪性ではないから手術を絶対しないといけないというわけでもないけど
生活に少しでも支障があるのならした方がいいねとのことで8月のお盆手術決定。

それまでの約5か月間。
本当に悩んだし、たくさん泣いたし、辛かったしたくさんの人に支えられました。
何も理由を知らず「おかえり」って声をかけてくれた友達。
「なんで帰国が早まったん?」の問いに、本当のことが言えなかった時期もありました。

協力隊生活、任期を満了できなかった。
久しぶりの日本社会の違和感。仕事をしていない疎外感。

大げさかもしれないけどゴールの見えないトンネルにさまよったようなそんな感じでした。


そして何より病院で
「もし、子宮自体に負担がかかるようならば子宮全摘もありうる」の言葉。

手術をするうえで、不安にしてしまうけどリスクを話さないといけないことをわかってください。とお医者さん。

超健康な私は当たり前に出産ができると思っていたし、
その言葉に、私は女性として意味がなくなったのではないか。そこまで思うようになっていました。

そして、1か月現実から逃げるように宮古島にも行きました。
病気のことを考えない仕事のことを考えない、SNSを見ない。そんな時間が私にとってはいい息抜きでした。

入院期間は1週間。
その期間、看護師、お医者さん隣の患者さんにも支えてもらい無事手術を終えました。6時間の大手術。1200mlの出血。

幸いにも筋腫は綺麗に取り除け、子宮も残すことができました。

産婦人科で入院中、
赤ちゃんの泣き声を聞くと、今までかわいいなと思っていたことが
もし子宮全摘になったらこの泣き声がどう聞こえるのだろう。
自分の子どもが欲しいという欲も結婚欲もそこまでないんだけど。ね、でも。

子宮や卵巣を全摘し、出産はできないと決まったひとたちはどんな気持ちで
妊婦を見て、泣き声を聞くのだろう。

この場所は、本当に幸せな場所でもあり、辛く残酷な場所だと感じました。

出産は奇跡。

産みたくても産めないひとがいる。
産んでからも苦しむ人がいる。

うまく言葉にできないけど、この世に産まれてきた赤ちゃんみんながどうか幸せであってほしいし、母、女性として一人一人の幸せを大切にしてほしいと思います。(わたし、だれぇぇぇ)もっともっといろんな部分(お金や精神的な面)でサポートできる、サポートを選べる世の中であればなと思っています。

さ、明日からも仕事頑張りますっ!





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