2014/05/24 Lamp Live 2014 “ゆめ” @代官山UNIT


わたしにとって今年最大のイベントだったかも知れない、Lampのライブ。思えば、6枚目のアルバム完成~Ustアルバム先行試聴会、そこでLampのタワレコNMNLポスター当選(タワレコさん、ありがとうございました)~3年ぶりライブ決定~チケットも無事に手に入り、はるばる北海道から聴きに行けたこと。ほんとゆめかも知れないなーなどと思うような流れ。全体的にLampづいていたのかも知れないなぁ。嬉しいことに。

17時から既に代官山に長い長い列をなす。アナログ盤をどうしても欲しい人たち。開演は18時半だけども、全国の至る所にちらばるLampファンがそこには集まっていて、ちょっと胸熱。終演後には急遽サイン会も行われるとの事で、さらに熱が上がる。

***

1.シンフォニー 7thアルバム「ゆめ」M.1  皆が思い思いに予想していた1曲目は、この楽曲でした。最新アルバム「ゆめ」の世界へと引き込まれていく。あのイントロ~静かに永井さんの声がすべりこんでゆく。(この曲のみなのだろうか?染谷さんの使用楽器がさまざまで、すこし忙しそう。)目の前で、ほんとうに奏でている、、嘘じゃないよね?まだ、半信半疑のような心持ちで、音に身を委ねていた。

2.雨降る夜の向こう 4thアルバム「ランプ幻想」M.4  永井さんから、香保里さんへ歌い手が立ち替わる瞬間から、あの歌詞。「これ以上、待てないわ。あなたからの通信~」甘くてギュッとなる。それと、当たり前と言えば当たり前なのですが、永井さん、香保里さん、永井さん、、と入れ替わる。これに何だかジーンとしてしまう。(いつもCDで聴いてるのにね。)

3.青い海岸線から 5thアルバム「八月の詩情」M.1  八月になると毎年必ずCDを出して聴いている。ライブで聴けるとは嬉しいかぎり。

挨拶&メンバー紹介

染谷さんのツイッターでも、少し触れられていた話題。誰が真ん中になるのか。永井さんが一度もセンターになったことが無いとのことだったので、もしや・・・?と思っていましたが、今回は染谷さんがセンターにおりました。染谷さんが「みんながそうしろっていうから・・・」みたいな事を言いましたらば、すかさず永井さんがツッコミ。全然逆のことを言っていたらしく。結局「おれが今回真ん中ね」という感じだったようです。(あまのじゃくさんですね。)演奏陣は昔からLampに関わっている方々。やりとりが、いつものUst「灯放送」のまま、とてもゆるゆるとしていて、良い、、


4.二人のいた風景 7thアルバム「ゆめ」M.8  Lampを聴きにトーキョーへ出向く前、わたしの地元・北海道ラジオで、午前中に連日かかっていたのですよ、この曲だけ。Liveから帰って来た翌日もラジオから流れていて、すぐにこの幸せなひとときを想って後戻りしてしまいました。(また午前にかかっていた。なぜか決まって朝に、、)

5.風の午後に 1stアルバム「そよ風アパートメント201」M.1  この度、在庫を発見されたという事で急遽再発のファーストアルバムからの1曲。甘酸っぱくて、初夏にとてもよく似合う。尾方さんのパーカッションがキマッていました!こういったダンサブルな曲調は少ないような?なので、なんだか新鮮、、、

MC ここのMCで香保里さんは1stアルバム再販について、「稚拙な演奏で・・・」と仰ってましたが、全然そんなことはなく。改めて1stアルバムを聴くと、昔から今のいままで、Lampの色は良い意味で変わらないのだなぁと再確認することが出来ました。(2枚目も聴かないと、、)

6.ひろがるなみだ 2ndアルバム「恋人へ」M.2  わたし、セカンドも手元にある気でいたのですが、1stと2ndを持っていなかったようです。(この度無事に1stは迎い入れることが出来ました) この曲は2ndアルバムの曲で、たぶんあまり耳馴染みがないはずなのですが、なんだかすんなり受け入れて、なつかしいような、しんみりした気持ちに。不思議ね。

7.今夜も君にテレフォンコール 3rdアルバム「木洩陽通りにて」M.1  人気のナンバー(おそらく) 初めてLampに触れたのが、このアルバム「木洩陽通りにて」だったのです。(はじめてのLamp聴きの方に、おすすめしたいなぁ。)今回のLive、思えばアルバムの1曲目が多いのですね。アルバムの1、2曲目って、CDを順に最後まで聴く派(iPodなどでシャッフルして聴く方はまた違うのでしょうが)には、なんというか、アルバムの序盤は より集中して音楽を受け入れている体勢のような気がして。それをLiveにより多く取り入れている。特に印象に残りやすい曲群。キャッチーだなと。

8.密やかに 4thアルバム「ランプ幻想」M.2 「通りに ひそやかに、雨が降り始めるよ」(歌い終わり)→

9.渚アラモード 7thアルバム「ゆめ」M.6  →「夕立が急に上がった、路地裏は透明」(歌いはじめ)この、、このつなぎ!あえての演出なの?と、わあわあざわめいてしまった(心の中で)にくい演出。と全わたしが絶賛、脳みそが鳥肌を立てる瞬間を覚えつつ。なにせLampの曲はだいたい雨が降っている。

MC  このタイミングで言っていたのかなぁ、、よくLiveの際にある近況報告。近況は「ありません!」(染谷さんの、堂々ありません発言。)一同爆笑。だいたいMCごとに笑いが絶えないのは、染谷さんの絶妙な何か間のようなものが引き起こしているような気がしますよね。あと、香保里さん「(アナログ盤は)永井の声がかわいく聞こえた」と。

10.残像のスケッチ 7thアルバム「ゆめ」M.7  「煙る霧雨模様 景色を塗りつぶす」霧雨降ってきた、、、Lampはだいたい雨がふっているよなぁ、などと足をとめるような感覚で聴き入る。

11. 冷ややかな情景 6thアルバム「東京ユウトピア通信」M.3  Lampは冬の景色も似合う。この曲を聴いて再確認し。冬を軸にした曲って、寂しげな曲調が多い気がするけども、この曲はちがうの。

 12.     Oremus  初期のアルバムの曲かな?などと思いながら聴いていましたが、カヴァーだったのですね。知っていたらまた、おおっ?となっていたのかも知れません。(無知、、すいませんです)

 13.     さち子 7thアルバム「ゆめ」M.10  今回のアルバムのラストを飾る曲。最後に持って行く予定調和など、この方々はしないのだなぁ。Lampらしい。初の染谷さん、香保里さんが歌い上げる頃には、泣いてしまう一歩手前でした。何度聴いても美しい。目の前で聴けるしあわせをかみしめる。これはゆめなんじゃないか?とまた思ってしまう。

MC  いつもならば、20曲前後やるのだけれど、今回は16曲(+アンコール1曲)にしてみました。とのこと。香保里さん「お客さんが疲れちゃうって言う、ね。」と仰っていました。その心遣いが嬉しいような、もっと聴いていたいような複雑な気持ち。

14.     恋人と雨雲 6thアルバム「東京ユウトピア通信」M.8  ここでも雨が降り続いている。後半、特に跳ね上がるメロディラインが大好きです。

15.     A都市の秋 7thアルバム「ゆめ」M.2  香保里さん作詞の楽曲。「銀色の腕時計は チッチッチ・・・」のところは、きゅうんとしてしまう。あと、染谷さんが放つ「サンセリフ書体」にも、、

16.     君とぼくのさよならに 6thアルバム「東京ユウトピア通信」M.5 映画のエンドロールを見ているような。おわってしまうのがかなしいような、さみしいような。しんみりする。Lampの音楽に満たされる。最後。

(アンコールは すぐに出てきて下さいました。)

 17.     空想夜間飛行 6thアルバム「東京ユウトピア通信」M.1 ずいぶんと明るくおわるのね!と虚を突かれるような想い。映画で言うと、エンドロール後の、最後のちょっとした続きのエピソードのような。歌い出しは「ひとときの夢 連れ出した風~」 あぁ、ひとときの夢に連れ出してもらった。そして、おわってしまう。でも、すてき。

今度は2年後か、3年後かわからないけれど、またやりたいです。
と残し、去っていく染谷さん。

終演後のサイン会、らせん階段を取り巻く人たちは、サインをもらったあと、みな階段を駆け上がる顔が、なんだかとっても嬉しそうな顔をしていて、わたしも嬉しくなってしまったよ。永井さん、香保里さん、染谷さんの順番でサインをしてもらい、お話したいことはたくさんあったけど、私「北海道からきました!」染谷さん「あ、そうなんですか」わたし「またライブしてもらえると、嬉しいです」染谷さん「ありがとうございます(はにかみ)」ものすごく平熱な感じでしたが、遠くからでも聴きたいのです!という気持ちだけ伝わればOKだ。うん。

いくら遠くたって、触れていたい Lampの紡ぐ音楽。

気づけばもう6月になってしまい、昨日染谷さんのブログが更新されたようです。新しい作曲にとりかかっているとのこと。

また次があるならば、そのゆめの中へ、 また飛んでいきますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?