5月はうたう アヴェマリア
新緑を見るたびに、このフレーズが浮かびます。
今から数えるともう20年〜30年前。私はカトリックの学校に通っていました。
緑深い、少人数の女子校です。その空間で過ごした日々は、思考や感覚…つまり私という人間の半分以上を作っていると思います。
また少しずつ、その話も書いていきたいと思いますが、今回は5月の話。
5月は「聖母月」といわれる、聖母マリアの月とされていました。
澄んだ緑色の、生まれたばかりの柔らかい葉。木々が揺れると、陽の光が木漏れ日となってキラキラ光る、、
来たる夏に向けて、自然の生命のパワーがいっぱいに感じられるこの月だからこそ、そう呼んだのかもしれません。
私はカトリックの洗礼を受けているわけではありませんので、深いことはわかりません。
ですが、毎年5月にうたう「5月のうた」にこのフレーズが出てくるのです。
『5月はうたう アヴェ・マリア』
歌詞を全部は覚えていません。
ネットで調べても、出てきません。
(音楽の授業で貰ったプリント(藁半紙だったはず)が残っているかなぁ、今度実家を探してみたいと思います。)
天の恵みや、自然の美しさ、芽吹いた命の煌めき、5月の風の動きや、においまでも感じられる、美しい歌詞と旋律だったと記憶しています。
何年も経った今でも、晴れた5月には口ずさみます。
『祈りをさそう 聖母月。5月はうたう アヴェ・マリア』
ふとした時に思い出す音楽
風景や、ちょっとした心の動きで、デジャヴのように流れるフレーズ
アンダンテ 歩いている時、足音にあわせて
仕事で一瞬だけ思いがけず手持ち無沙汰になった瞬間
木の葉が揺れた時
そんなことが、
皆さまにもあるでしょうか?
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