高齢妊婦による帝王切開出産レポ②(やっぱり私、もってるわ!)
帝王切開になるかもと告げられたわたしは想定外のことに大ショック。
その日から、塩分と糖分を控え、運動し、血圧上がらないようにと不安な日々を過ごした。
そして迎えた一週間後の妊婦健診。
ドキドキしながら産院に向かう…。なるようになれだ!と思ってはいたがやはり血圧計を前にすると心拍数が上がってしまう。
健診前の血圧測定は144。高いけど、まあギリギリなんとかなるのかな…?高いけど…。
2回目測定は128だったので、それと一緒に提出して呼ばれるのを待つ。
今日の健診は、前回と違う、女の先生だった。普通にエコーをしてくれ、特に血圧について何も言われなかったので、心配になってこっちから質問した。
「一回目の血圧が毎回緊張しちゃって高くて前回、帝王切開になるかもって言われたのですが…」
「そうですねー、色々書かれてますね。(わたしの共有データらしきものを見ながら)でも、一回目が高くなっちゃう人結構いますよ。160とか越えちゃうと帝王切開になるかもですが、まだ大丈夫です。」
「そうなんですね」
PC画面をチラ見したら、血圧が高いことと、高齢であること故に帝王切開がいいかも的なことが書かれてあった。
ふうん…。だがしかし!なにはともあれ!
やった~!!36w出産回避!
やっぱり前回の医者が大袈裟なのよ!びびらせんじゃねーぞ、このぉー!わたしは帝王切開から逃げ切って見せるぞ!
車を出してくれた母親に報告し、お互いルンルンで帰宅、一応まだ油断できないから塩分とか気を付けよう!と一週間を慎重に過ごし、きたる37w健診。
血圧は140台。大丈夫!
いける!いけるぞお!
……
診察室にいたのは、目の笑っていない例の医者だった。
「明日から入院しましょうか。誘発で出産しましょう。出産目標日は明後日です。」
あ、明日から~!!!?
でも帝王切開じゃないのね!?誘発で無痛ができるのね!?家で陣痛が来て、タクシー呼んで片道一時間不安な思いで向かわなくて済むってことか!
えっ、逆にラッキーじゃない?やっぱりわたしついてるわ…
とにかく陣痛来てからの病院までの距離が心配だったわたしと家族。計画無痛にしたかったのだが、この産院では、初産は何か問題がない限り自然陣痛を待ってからしか無痛を選べなかった。急な入院となってしまったが、そこの不安がクリアになって皆おおいに安心し喜んだ。
旦那もその日の夜には実家に駆けつけてくれ、実家で和やかな夜を過ごす。
次の日の朝、大きなお腹と家族の写真を家の前で撮り、ちょっくら生んでくるわ!と私は産院に向かった。
この後に待ち受ける怒涛の展開も知らずに。
つづく。
おこづかいください!