変わってしまったSNSとの付き合いかた
昔やってたSNSってもう今は絶対に見ることはないんですけども(いろんな意味で)、今と違うなって思うのは1エントリごとに真剣に書いていたなあということです。
日記という名称で日々いろんな友達が更新しているものでしたから、当然毎日の記録みたいなものが多く、いろんな人の毎日を少しずつ垣間見ているようでとても興味深いものでした。今のインスタやXのように、断片的なものではなく、ひとつひとつのエントリがもっといろんな情報を含んでいて、見る側にとっても親切なものだったんだなあと思います。
今はちょっとした断片だけしか見られませんものね、どうしても。
だから1ビューでどれだけインパクトを残すことができるかに勝負がかかっていて、それゆえに炎上やらなんやらが起きるリスクが高いのではないかと思います。もっとコンテンツの情報量が多いと、自ずと推敲するようになりますものね。
情報が少ないと想像する余地があるはずなんですけど、そういうものでもないみたいですしね。難しい。
自分みたいにちょっと歳を重ねてしまったユーザーからすると、衝動性のあるコンテンツっていうのはちょっと胸焼けしちゃうんですよね。もうお腹いっぱいというか。
いろんなインフルエンサーとかの情報も見るんですけど、インフルエンスするだけあってインパクトが強いことをいっぱい言いますもんね。若い人にはいいでしょうけど、自分はもうちょっと刺激少なめのコンテンツの方が好きだなあなんて思っちゃいます。
これ、音楽にも言えちゃうところなんですけどね。
最近の自分は、インパクトより心地よさ、みたいな感じが好みです。
だからってわけじゃないですけど、もしかしたら昔の自分が書いていたような、内省的な日々思うことをゆるく書いていくのが、この令和の時代を生きるかつてのSNSヘビーユーザーにとって、もっとも適したネットの使い方なんじゃないかなあって。そんなふうに思う次第です。
今日の画像は当時よく聞いていたMSTRKRFTです。
一曲目が一番好きでした。Work On Youですね。