帰路に満足できる外出
いろんな気持ちがガス欠になったので、バーに1人で飲みに行った。
古くからの友人がやっている、静かなバー。
カウンターには自分しかおらず、マスターは僕を放っておいてくれて別のテーブル席のお客様の接客。
これがしたかった。
自分がバーに1人で来るのは、誰かがいる空間で1人でいたい時。
一人暮らしの自分の家で1人でいるのとは訳が違う。
誰かの話し声を耳に触れさせながら、ジントニックとハイボールを自分に少しずつ。
酔いが回ってきて、頭が回らなくなってきて。
ああ、自分はボーッとしにきたんだなあ、と。
そのあとに、自分以外ノーゲスになったところで、境遇に似たところのある、こっちに来て初めてできた友達でもあるマスターと会話。
これまでのことや、今後のこと。
今まで話さなかったことも、昨夜は話した。話したい気分だったから。
今後のことについて、結構真剣に話したな。
お互いどうやってこれからを組み立てていこうかと。
他の人には話せないことも、境遇が同じなら話せることもある。
先に繋がる会話をしたことで、満足して帰宅。
あんなに美味しいジントニックは初めて飲んだ。
また近いうちに。
最近、よせばいいのにこれを聞く。
歳を重ねると、思い出が増えるのとほぼ同時に反省することが増える。