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栄養

心が、死にかけている。根本は仕事のことだが、漠然としたアラサーの将来への不安がよぎる。ふと気づくとその漠然とした不安を考えていて、心が消耗しているのを感じる。

昨年の下半期、社内でも特殊なポジションにいる私は、上司の退職に伴い仕事量がシンプルに2倍になったので、社畜からスーパー社畜にレベルアップした。特に8月から11月の4か月間は毎月10時間ずつ残業が増え、目の下が真っ黒、日常的に酷い胃痛と頭痛に眩暈。ストレスと過労で脳が回らなくなって、使ったものは出しっぱなし(覚えてない)、部屋は散らかり洗濯は溜まり、煙草とお菓子の量だけどんどん増えて激太りするというもうどこを切り取っても最低な生活をしていた。残業は80時間を超えていたし休憩は1時間と言う名のおにぎり時間、休日はサービスで在宅勤務。無論、周囲が結婚、出産のニュースばかりの中、私は仕事ばかりで彼氏の1人もいない。

そんな生活も終わり、部下ができて、私の片脚くらいにはなってくれた。両腕両脚フル稼働でも過労死ラインを超えていた私にとっては片脚だけでもありがたい。時間をかけながらも片腕まで成長してもらうべく頑張っていたのだが、そんな部下の退職が決まった。超短期離職である。

正直スーパー社畜の真っ只中に入社してきて、私が死にながら教育していた時間を返してくれと思いつつも、人には人の生き方がありますので受け入れるしかない。そう、そして私はまたひとりぼっちになったのだ。しかもなんせ社内に私の代わりに同じ仕事ができる人が存在しない。

春。今年の自分の仕事の最初の繁忙期は4月から6月頭である。何故か新卒の教育担当でもある私は、新卒たちの面倒を見ながら、ひとりぼっちでこの繁忙期を乗り越えなければならない。シンプルに辛い、スーパー社畜が透けて見えている。何がピンチってまた仕事ばかりでボロボロになって、身なりも婚活も全て粗雑になり婚期が遠のく。アタシは結婚がしたいんです!!!!!!!まわりと同じように生きたいだけなのに!!!!

そんなことを考えていると、いつのまにか心は死にかけていた。考えて考えて消耗したら、身体と同じで栄養を摂取しなければならない。私にとっての手近な心の栄養は、美味しい食べ物、筋トレ、お洋服、可愛いもの、各種エンタメたち。そう言えば、明日は大好きな舞台に行くんだった、わくわく。自分が潤う方へ、心に優しく生きていたい

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