昨年10月、フェイスブック社が社名を「Meta(メタ)」に変更し、巨大な仮想空間「メタバース」の構築に年間1兆円を投資することを発表しました。
アメリカの5大巨大ハイテク企業、アルファベット、アマゾン、アップル、マイクロソフト、そしてメタは、その頭文字をとって「MAAMA」と呼ばれているとか。
企業がここまで巨大になると、独占禁止法などで取り締まった方がいいのでは? という気もしてきますね。
しかし今後は、5大企業がずっと安泰、というわけにもいかないようです。
なんといってもハイテクの世界は移り変わりが速い。たとえばIBMとノキアは、それぞれパソコンとスマートフォンという次の新しい波に乗り遅れてコケてしまいました。そのような例はいくつもあります。そうなるのを恐れて、MAAMA各社はメタバースや自動運転車、量子コンピューターなどの新分野へ、当面の利益を度外視した巨額の投資をしています。
また、メタバースの分野では「フォートナイト」のエピック・ゲームなどの企業も健闘していますし、最近は「Web3」というユーザー主体の分散管理型サービスが出現するなど、ハイテクの世界では、巨大企業が中央集権的にユーザーを支配する形そのものが終わりを告げるかもしれません。
しかしエコノミスト誌は、このような規制は無用であり、自由競争に任せるべきという意見のようです。
うーん、「Money Talks」な世界ですね。さて、今後のハイテク業界はどうなっていくでしょうか。