最近、いろんな食品の大きさが小さくなったり、内容量が減ったりしてないですか? イギリスでも同様のことが起きているようです。
こういうのを「シュリンクフレーション」っていうんですね。イギリスではこの現象が行政サービスにまで及んでいるとのこと。
イギリスは高福祉国家で、税金の対GDP比が30%台です(日本は15%程度)。おかげでイギリスでは医療費は無料。しかし、昔に比べれば少しずつ行政サービスの質が下がっていて、しかもそろそろ増税やむなしという状況になりつつあるようです。
そして、こんな時代にわりを食うのはいつだって若い世代です。
「in-work benefit」とは、会社の健康保険や会社独自の年金制度など、サラリーマンの福利厚生のこと。辞書に載ってないので最初のうち何かと思いました。
この問題を解決するために資産家の年金受給者の税率を上げようとしても、政治家にとっては支持基盤である高齢者の票を失うことになるので、タブーということになってしまいます。日本も同じような問題を抱えていますし、これは現代の議会制民主主義の問題点と言えそうですね。