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#2 クラフトビールの魅力が伝わる雑誌を作ろう!? 〜タイトルとコンセプトとかを考えよう (前半)〜
こんにちは、Vanersborgです!
ビール、お好きでしょうか?
筆者の私、ビールが大好きです。
これまで、数多くのクラフトビールを飲んできて、ビールの世界の奥深さに魅了され続けています。
本シリーズは、そんなクラフトビールについて一つ雑誌を作ってみようという企画でございます。
今回は、企画の軸となるコンセプトとタイトルを決めようと思います。
何で急に雑誌なの?? と思われた方は、前回にその理由が書かれております。是非お読みください!
既存の雑誌を調べてみよう!
という事で、他の雑誌ではどのようにクラフトビールを取り扱っているのか確認してみようと思います。
まずは、ビールという題材を大々的に取り扱っている雑誌をピックアップするところから始めてみましょう。
ビールについて、大きく取り上げている雑誌を3つピックアップしてみました!
BRUTUS

言わずと知れたマガジンハウスの月刊誌。
読んだ事がある人も多いのではないでしょうか?
BRUTUSはビールの専門誌では無いものの、クラフトビールをピックアップする頻度は少なくないです。
もしかすると、クラフトビールをトピックとする雑誌で最初にメージされる人がひるかもしれません。
そんなBRUTUS、ビールに特化した雑誌ではないので、初心者に向けた記事がある事が特徴。
マガジンハウスが手がける雑誌という事もあり、様々な切り口で記事が書かれています。
・著名人へのインタビュー
・ブルワー(ビールの醸造家)のインタビュー
・有名なビールの紹介
・飲み歩きマップ
etc…
ビール王国
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ワインの専門誌「ワイン王国」の姉妹誌、「ビール王国」。
私は勝手にビールの雑誌の代名詞として見ています!
専門誌という事で、先ほどのBRUTUSに比べて内容がマニアックになっています。
基本的にはブルワリー(醸造所)の紹介やブルワーへのインタビューといった記事が中心で、特にインタビューに関してはボリューミーです。
また。クラフトビールは醸造家の想いが込められているということが、この構成から容易に伝わります!
また、定期的(2ヶ月おき)に刊行されている点も単発企画のBRUTUSとは違うポイントとなるかと思います。
そのため、最近できてビアバーや、新商品の紹介など、最新情報を提供する役割も果たしているかと思います。
ただし、基本的には最低限の知識がある事が前提となっているように見受けられます。
ある程度、クラフトビールを楽しめるようになって、より趣味嗜好を追求しようとする人に向いている雑誌かと思います。
TRANSPORTER BEER MAGAZINE
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この雑誌について、あまり聞き慣れない方も多いかと思います。
それもそのはず。
この雑誌は、ビアバーなどで配布されているフリーマガジンなのです。
無料で配布されているという事で、ビアバーに行きさえすれば容易に入手できる、敷居が低い点が特徴です。
無料で配布していますが20~30ページというかなりのボリューム。
TRANSPORTERも季刊という事で、最新情報などを提供する点では、ビール王国と同じスタンスと言えるでしょう。
この雑誌の特徴的な点は、広告の多さとコンセプチュアルな特集です。
この雑誌はビアバーで配布されているという事もあり、クラフトビールに関する広告が殆どです。
そのため、広告を情報収集のようなテンションで読む事ができます。
また、記事については一つのテーマを深掘りしたコンセプチュアルなものが目立ちます。
この雑誌もビール王国と同じように、読むには基礎的な知識が必要になると言えます。
コンセプトを決める前に
〜前の道にある事をなぞってもONE and ONLYになれない〜
これまでの下調べを踏まえて、こらから作る雑誌をどんな内容にしようか考えてみましょう。
もしかすると、この時間が雑誌作りの中で一番楽しい時間なのかもしれないです笑
折角作るのなら、他の雑誌が既にやっている事をしても面白くないでしょう。
ここで一つ、HIDEの名言を。
”前の道にある事をなぞってもONE and ONLYになれない”
という事で、先ほどにまとめた先輩雑誌を読んでみて…………考えられる事は、もうやり尽くされたのでは無いか……
少し魔が差しましたが、気を取り直して先ほどの雑誌の分析をもとに、雑誌の方針を決めていこうと思います。
私なんかが、こんなふうに品評をするなんて大変烏滸がましい思いながら、先ほどの調査結果を表にまとめてみました。
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ここでは、雑誌の種類を有料と無料の2種類で分けています。
この表を参照にすることで、どのような方針にするかを決める助けになるかと思っています。
有料マガジンの特徴については、多彩な記事がメリットとしてもリスクとしても受け取れられるかと思いました。
これに関して、読書が好きな人にとっては大きな問題では無いのかもしれません。
しかし、筆者のような普段から読書をしない人間からすると、長い文章を読むという事はそれなりにカロリーが要る事だと思うのです。SNSでショート動画が蔓延るこの世の中だと、途中で読むのをやめてしまう心配があります。
対して、フリーマガジンでは無料という事もあり手に入りやすいのですが、内容がややマニアックなのが玉に瑕です。
ボリュームがかなり多くなりましたので、次回に雑誌の方針の詳細とタイトルの検討について説明したいと思います!
(続く)