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#7 クラフトビールの魅力が伝わる雑誌を作ろう!? 〜編集(前半)〜
こんにちは、Vanersborgです!
ビールはお好きですか?
私は、これまでに数多くのクラフトビールを飲み、その奥深い世界に魅了され続けています。
そして今回、大好きなクラフトビールについて雑誌を作ってみようと思いました!
↓本シリーズの全ての記事はここから見れます!↓
前回までは、雑誌のメインコンテンツの原稿を作成しました。
今回は、作成した原稿をもとに、カラーリングや写真の選定、文字組みなどを行い、一通りの編集作業を進めていこうと思います!
編集前のTODO
編集作業に移る前に、やる事はいくつかあります。
掲載画像の収集
ページ背景色を決める
掲載画像の収集について
メインコンテンツでは、以下のビアスタイルを紹介していきます。
ピルスナー
ペールエール
IPA
ヴァイツェン
スタウト
本誌で追求するのは「単純さ」です。
そもそも、クラフトビールをしっかり飲んだ事がない人を想定読者にしているので、味を知らない状態で読むことになります。
そのため、掲載する画像の選定では、読者にビアスタイルのイメージを伝える事を重視しています。
本当は、すべて自前の画像でまかなえられれば理想的ですが、用意できる画像の数には限りがあります。
そのため、今回は自前の写真に加えて、以下のサイトから画像を収集しようと思います。
Unsplash(フリー画像サイト、商用利用可)
Chat GPT
収集する画像は、前回作成した原稿の内容に基づいて選定します。
例えば、IPAの原稿では、太字で示した箇所がIPAを象徴するキーワードになるかと考えました。
正式な名前はIndian Pale Ale (インディアンペールエール)と呼ばれ、イギリスからインドへビールを輸送する際、長い航海でも品質が保たれるようホップを多く使い、アルコール度数を高めたことから生まれました。 ペールエールと比べ、IPAはホップによる苦味と柑橘系の香りがより強くパンチの
が効いておりますが、その奥にある甘さや爽快感がさりげなく組み合わされることによっており、決して一辺倒ではない魅力的なビアスタイルとなっています。 後味の余韻が長く続くことも特徴の一つで、飲み終わった後もその風味をじっくり楽しめます。
これに基づき、Unsplashで画像を検索し、概念的な画像はChat GPTで生成することにします。
ChatGPTで生成する画像は、指示の精度にもよりますが、どうしても、”生成AIっぽさ”を感じさせるカオスな要素が出てしまうように思います。
そのため、生成した画像の中から”生成AIっぽさ”が少ないものを選別して使用することにします。
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混沌としています。
ページ背景色の決定
この企画を始めたときに、一番最初に取り組んだ作業がビアスタイルのテーマカラーを決めることでした。
その際、雑誌の概要を簡単にスライドにまとめた中でカラーリングについて記載した部分がありましたので、その箇所を抜粋して載せようと思います。
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各スタイルの解説ページでは以上のカラーリングを背景色とします。
ビアスタイル紹介ページの編集
以前に作成したテンプレートに準拠し、スタイルの解説ページを編集します。
いざ編集を始めると、基本的な内容は準拠しつつも、いくつか細かな変更点がありました。これらも併せて説明できればと思います。
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使用したアプリはIllustratorです。
本来であれば雑誌の編集なのでInDesignを使用するのがベストかもしれませんが、現段階ではページ数が少ないため、普段使い慣れているIllustratorを使用しました。プロフェッショナルな方がいましたらこの点についてご容赦いただければ幸いです。
それでは、編集に取り組みます!
雑誌の想定サイズはA5サイズ(A4サイズを半分に折った大きさ)のため、見開きページでA4サイズとなります。
アートボードをA4で出力し、背景色をつけます。
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テンプレートはすでに作成済みなので、これに倣って一連の素材を貼り付けます。サイズ感については一旦適当で進めます。
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ひとまず、叩き台の作成が終わりました。
ここからは細かなレイアウトの調整に取り掛かります。
調整にあたり、以下の事項にフォーカスしました。
・文字の大きさ太さなどは問題ないか?
・世界観が保たれているか?
etc….
このような感じで調整を繰り返していきました。
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この写真のようにいくつかのパターンを試しました。
最初は、画像内左上のページのようにトリミングした画像を使用していましたが、最終的に右下の形に落ち着きました。
これは、「片手間で読めるくらいにシンプルにする」というコンセプトに沿いながら削ぎ落としていったためです。
具体的な変更点は、以下の通りです。
・画像を変更。(右ページの画像を廃止・ビールのインサート画像を右ページに追加)
・右下にはキャッチコピー風の文言を挿入。(テンプレではスタイル名を記載する場所を設けていたが廃止。)
・文字の大きさ太さを変更。(印刷時の読みやすさを考慮して。)
・意識的に余白を設けた
このようにして、ビアスタイル紹介ページの方向性が固まりました。この流れをもとに、他のビアスタイルの編集も進めていきます。各ビアスタイルごとに背景色とタイトルのフォントを変更する以外は、基本的な構成は統一しています。
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一度形が固まったので、他のビアスタイルの編集は比較的スムーズに進みましたが、「スタウト」ページの画像選びには少し苦労しました。
ルーツとなる食材がほとんどブラウン系だったため、背景と色が被らないよう注意を払いながら進めました。
今回はここまで!
次回では、表紙・導入ページの作成についてご紹介します。
(続く)