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#6 クラフトビールの魅力が伝わる雑誌を作ろう!? 〜原稿作成編〜

こんにちは、Vanersborgです!

ビール、お好きでしょうか?
筆者の私、これまでに数多くのクラフトビールを飲み、この世界の奥深さに魅了され続けています!
今回、そんな私の趣味であるクラフトビールについて、一つ雑誌を作ってみようという企画を立てました!

↓本シリーズの全ての記事はここから見れます!↓

前回までは、雑誌のメインコンテンツの構図を作成しました。
これと同時並行ですすめていたのが、原稿作成です。

今回は、これまでとは少し毛色が変わり、原稿作成のプロセスをお見せできればと考えています。


今回の目的

前回では、以下のように記事のテンプレートを作成しました!

記事テンプレート

この構図をベースにクラフトビールのビアスタイルについて解説していくのですが、今回作成する箇所は画像内の「②スタイルの概要の説明」になります。

今回の目的は、ビアスタイルの概要についての説明を一通り文章にし、これをさらにコンパクトに要約する事です。

再度のおさらいになりますが、この雑誌のコンセプトは「単純明瞭」です。
そのため、この要約が雑誌の原稿とする予定です。
今回の雑誌では、よく飲まれるビアスタイルとして4種類(ペールエール・IPA・ヴァイツェン・スタウト)を紹介します。

(これから書く内容は基礎的なものになります。クラフトビールに詳しい人にとっては少し物足りないかもしれませんが、この点ご容赦いただければ幸いです。)

ペールエール

ペールエールの特徴

ペールエールは、イギリス発祥のほのかにフルーティーな香りがするビールです。爽やかな甘さと程よい苦味が絶妙なバランスで舌を包み込みます。その香りと味わいは、料理との相性もよく、さまざまな場面で活躍します。

ペールエールの味わい

ペールエールの味わいには突飛な要素がなく、バランスが取れています。通常、ビールといえば、キンキンに冷やすというイメージを持たれているかもしれませんが、ペールエールは少し温度が上がるくらいがいいのです。
ぬるめになった時に現れる芳醇な香りや、まろやかな甘みが感じられるのも魅力で、その楽しさを飲む前から伝えてくれます。

原稿まとめ

ペールエールは、ほのかにフルーティーな香りがする爽やかなイギリスのビールです。
風味には突飛な要素がなく、バランスが取れているのでリラックスしたい時にピッタリ。
ささやかに柑橘やトロピカルフルーツを彷彿とさせる香りが飲む前から楽しみさを与えてくれます。
通常、居酒屋で飲むようなビールはキンキンに冷やすというイメージを持っていますが、ペールエールは少しぬるい位がより香を楽しめると言われています。

IPA

 IPAとはそもそも??

IPAとは、「インディア・ペールエール(India Pale Ale)」の略です。ビールのスタイルの一つです。もともとは18世紀頃、イギリスからインドへビールを輸送する際、長い航海でも品質が保たれるようホップを多く使い、アルコール度数を高めたことから生まれました。その結果、IPAはホップの強い苦味とアロマが特徴となり、他のビールとは一線を画す個性的な味わいを持つようになりました。現代では、その複雑で力強い風味が多くのビール愛好家を魅了し、世界中で親しまれるスタイルとなっています。

 IPAの苦味の魅力

IPAには力強い苦味があります。ホップがたっぷり使用されているため、飲んだ瞬間に感じる突き抜けた苦味はIPAならではです。この苦味は、柑橘系やトロピカルフルーツのような芳醇な香りと一体となって、絶妙なバランスを生み出しています。
また、苦味の余韻が長く続くことで、飲み終わった後もその風味をじっくり楽しめるのも特徴。甘みや苦味と絡み合うことで生まれる複雑さが、他のビールスタイルでは味わえない深い満足感を提供してくれます。この「苦味の美学」は、ビールファンを虜にするIPA最大の魅力と言えるでしょう。

原稿まとめ

正式な名前はIndian Pale Ale (インディアンペールエール)と呼ばれ、イギリスからインドへビールを輸送する際、長い航海でも品質が保たれるようホップを多く使い、アルコール度数を高めたことから生まれました。
ペールエールと比べ、IPAはホップによる苦味と柑橘系の香りがより強くパンチの効いておりますが、その奥にある甘さや爽快感がさりげなく組み合わされることによっており、決して一辺倒ではない魅力的なビアスタイルとなっています。
後味の余韻が長く続くことも特徴の一つで、飲み終わった後もその風味をじっくり楽しめます。

ヴァイツェン

ヴァイツェンとは?

ヴァイツェンは、ドイツ発祥の小麦を使ったビアスタイルです。
その名前はドイツ語で「小麦」を意味します。大麦麦芽と小麦麦芽を使用して造られるヴァイツェンは、クリーミーな口当たりとフルーティーな香りが特徴です。バナナやクローブのような甘くスパイシーなアロマは、酵母由来のもので、ヴァイツェンならではの風味として多くの人に親しまれています。

また、苦味が少なく飲みやすいので、ビール初心者や軽い口当たりを好む方にもおすすめです。その爽やかで柔らかな味わいは、暑い日やリラックスしたいときの一杯として最適で、多彩な料理とも相性抜群です。ヴァイツェンは、ビールの奥深さと親しみやすさを兼ね備えた一杯です。


 バナナやクローブを思わせる香り

ヴァイツェンのバナナやクローブを思わせる香りは、ヴァイツェンの魅力の一つです。これらの香りは、発酵時に使用される酵母によって生み出されます。
これらの香りの絶妙なバランスが、ヴァイツェンの柔らかな味わいをさらに際立たせ、ビールを飲むひとときを特別なものにしてくれます。

まるで飲むパン

ヴァイツェンは、小麦麦芽を多く使用して造られるビールのため、パンを彷彿たさせるふくよかで柔らかな味わいが特徴です。
ヴァイツェンはこのように風味と製法がパンに通じる要素を持っている 「まるで飲むパンのようだ」と例えられます。

原稿まとめ

ヴァイツェンとは、小麦を使ったドイツ発祥のビアスタイルです。
通常、ビールは大麦から造られますが、このスタイルは例外的に大麦から造られます。
ヴァイツェンは、ペールエールのような柑橘系とは違いバナナのようなほのかな香りがします。
比較的まろやかな味わいのため、軽い口当たりを好む方に支持されています。
このように、同じ原料や風味の質感が似ているという理由でヴァイツェンは「飲むパンのようだ」と例えられたします。
ラーメンで例えると、IPAが重たい二郎系ラーメンだとしたら、ヴァイツェンはさっぱりした塩ラーメンのようです。

スタウト

 スタウトの特徴とは?

スタウトは、濃厚でロースト感の深い味わいが特徴のビスタイルです。色は濃い黒で、これは焙煎された大麦や麦芽を使用しているためです。香りや味わいには、チョコレート、コーヒー、カカオ、キャラメルといったリッチで濃厚なニュアンスが広がります。

スッキリとした後味

スタウトでは、濃厚な味わいが楽しめますが、意外にも「スッキリとした後味」を感じることができます。
それは、焙煎したことによる苦味の後味によります。
この苦味と濃厚な味わいの均衡により、黒い見た目に反して、バランスの取れたけじめのある風味が楽しめます。

原稿まとめ

スタウトは、濃厚でロースト感の深い味わいが特徴のビスタイルです。
色は濃い黒で、これは焙煎された大麦や麦芽を使用しているためです。香りや味わいには、チョコレート、コーヒーといったリッチで濃厚なニュアンスが広がります。
そして、見た目によらず意外にも「スッキリとした後味」を感じることができます。
それは、焙煎したことによる苦味の後味によるものです。
この苦味と濃厚な味わいの均衡により、黒い見た目に反して、バランスの取れたけじめのある風味が楽しめます。

以上が、原稿ラフ案となります!

次回予告

次回は、雑誌制作の最大の難所(と予想している)の編集作業へと移ります。カラーリングや写真の選定、文字組みなどを一通り行い、一気に雑誌らしい形へと成り立たせる事を目標とします!

(続く)


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