自衛隊でパイロットになるには?その2つの方法、それぞれのメリットとデメリットは?
私は、陸上自衛隊で事業用操縦士の免許を取得し、ヘリコプターパイロットとして勤務きた後、転職して、現在は民間でヘリコプターを操縦しています。
今回は、陸上自衛隊で事業用操縦士の免許を取得するための方法をお話しします。
陸上自衛隊でヘリコプターパイロットになるための2つの方法は
①防衛大もしくは一般大学卒業後、操縦教育を受ける
私はこの方法です。防衛大を卒業後、福岡県久留米市にある幹部候補生学校を経て、幹部自衛官となったあと、三重県明野市にある操縦学校でライセンスを取得しました。
この方法のメリットは、
・出世が約束されたコースなので、本人の頑張り次第では、自衛官のトップになれる可能性まである。 ということがあります。
デメリットは、
・パイロットとして定年を迎えることは実質あり得なく、本人がパイロットを希望しても30歳頃にはパイロットを続けることができなくなる。
ということがあります。
私はと言いますと、指揮官職に魅力を感じず、パイロットを続けるために転職しました笑
②一般隊員(陸曹)として勤務しながら、陸曹操縦課程の選抜試験を受け、合格する
陸上自衛隊のパイロットの8割ほどはこちらになります。
①の方法とは異なり、幹部任官前に宇都宮にある操縦課程で事業用操縦士の免許を取得し、その後の部隊勤務で幹部自衛官となる方法です。
この方法のメリットは、
パイロットとしての能力を期待されているので、本人が希望すれば、定年までパイロットを続けることができる
デメリットは、
幹部自衛官ではあるが、承認は遅く、3佐か1尉でほとんどの人が定年を迎える
ということです。
どちらもメリットとデメリットがあります。
あなたが偉くなることを望むのか、それともパイロットを続けたいのか、それによって選択は変わるでしょう。
まとめ
今回は、陸上自衛隊で、パイロットになるための方法2つを紹介しました。
自衛隊は、閉鎖的な社会であるため、ネットにもなかなか有益な情報が流れていません。
皆さんの判断の一助になれば幸いです😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?