JA5309 那覇空港エプロンで火災報告書
同機は、令和5年6月16日(金)、那覇空港のエプロン上において、出発のためエンジンの機能点検を行っていたところ、第1(左側)エンジン付近から白煙が出るとともに、同エンジンの火災の可能性を示す警報灯が点灯したため、機長は両エンジンを停止させた。
同機には機長1名が搭乗していたが、死傷はなかった。同機の第1(左側)エンジンを格納するエンジンカウル内に火災の痕跡が確認された。
本事故は、同機が出発のためエンジンの機能点検を行っていたところ、左エンジンカウル内のタービン部と排気管の結合部を固定するカップリングが損傷したため、排気管が外れ、高温の排気ガスが噴出し、同結合部付近に取り付けられている遮熱板、ホース及びエンジンカウルの一部が燃焼したことにより火災が発生したものと推定される。
同カップリングが損傷したことについては、非正規部品のカップリングが使用されていたことが関与した可能性が考えられる。
取材の末
所属は
トライエア
操縦士は機長となっているが名前は不明