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私と林とラケットと

こんにちはあかばねです。
note公式でお題が出ていたので、僕が中学校時代に所属していたソフトテニス部の話をしたいと思います。

僕が通っていた中学校は、校則が厳しく部活動も強制加入でした。

※中学校の校則については、過去に記事を書いているので、よければご覧下さい。
地元の中学校の話①
地元の中学校の話②

そのため、全員がやる気を持って部活に加入する訳ではないので、「ガチな部活動」と「そうでない部活動」に分かれます。

そして、私が加入していたソフトテニス部は後者でした。

当時の私は、「楽な運動部」という理由だけで加入しました。
テニスには全く興味がありませんし、それは今でも同じです。

ちなみに、知っているプロテニスプレイヤーは、シャラポアだけです。
それくらい興味がありません。

そして、ソフトテニス部は、私と同じような考えの持ち主がたくさんいた事と、当時流行していたテニスの王子様の影響で、学校でも1、2位を争うくらい人気の部活動でした。

そのせいで、レギュラーや一部の有望な部員以外はコートで練習することが出来ず、羽子板のようにボールをゆる〜く打ち合う練習を続ける日々でした。

元々、大してヤル気のない人間の集まりなので、単調な練習が続くといよいよ飽きてきます。

飽きた人間は、いつの間にかどこかにいなくなります。いわゆるサボりというやつですね。
顧問の先生も最初と最後くらいしか部活に来なかったので、いなくなろうが咎められる事はありません。

私たちの学校は、グラウンドの端に林がありました。
サボっている人間は、そこの林に集まり何をする訳でもなくダラダラしていました。
そいつらは林組と呼ばれていました。

ちなみに私は、世間体と内申点が何よりも大事だったので、真面目に羽子板を続けていました。
こんなもんで、ちゃんと部活をやっていると思って貰えたら儲けもんです。

ある日、私が飛んで行ったボールを取りに林に行くと、数名の林組がラケットを使って穴を掘っていました。

私「何してるの?」

林組①「女子テニス部の奴らがよぅ...さっき俺らの事を馬鹿にしやがってよぅ...頭に来たから復讐してやるんだ」

林組②「部室からあいつらのボールを盗んできたからよぅ...こいつをパンパンに膨らませて埋めてやるんだ...」

ソフトテニスを知らない人に解説をすると、ソフトテニスのボールはゴムボールみたいになっていて、空気を入れて程よい硬さに調整します。
パンパンになるまで空気を入れると1.5倍くらいになるので、それをやってやろうという訳です。

俺「女の子相手にムキになるなよ...」

林組③「うるせーバカ。おめーも女の仲間か。死ね」

俺「...俺は関係ないからどうだって良いけどさ。膨らませたら埋めるの大変じゃね?復讐するなら埋めるだけで良いじゃん。あと、穴掘るのにラケット使うなよ

林組①「バカかお前は。ただ埋めるだけじゃ復讐にならないじゃないか。膨らませるから意味があるんだよ

俺「そ、そうか...まぁ、見つからないようにな...」

その後、彼らは女子部員に見つかり、顧問に大目玉を食らっていました。
ボールを膨らませていたせいで、誤魔化しきれなかったそうです。

以上が、私の部活の思い出になります。
他にも、メンヘラ君が大暴れした話とかありますが、長くなるのでまた別の機会に...

大会?いつも1〜2回戦で負けていたので、記憶がないです。仲間同士でヤジを飛ばしていた記憶はなんとなくあります。

まぁ、部活ってキラキラした思い出ばかりじゃないよって事です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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