20241027更年期障害とは❓
「Aloha(アロハ)🤙」
ハイクオリティヒーラー:ピリナ愛です。
昨日の投稿を読んでいただいた
みなさま
ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします!
今日はじめて私の投稿を読んでくださる
みなさま
よろしくお願いいたします!
本日は
更年期世代のみなさまが
どんなことで
生きづらさを感じているかを
いろんな方に
知ってもらいたいなぁ🤔と
少しでも
生きやすくなるための術のひとつ
更年期症状と漢方薬を
調べてみました( ´艸`)
更年期症状と漢方薬
体質にあわせておだやかに効き、
HRTとも併用できる
「HRTは不安なので漢方薬で治したい」
「漢方薬は副作用がないから
安心だと思う」という
声を聞くことがあります。
その一方で、
「漢方薬を使ってみたが
効き目が感じられなかった」
という人もいて、
その評価はわかれます。
ここでは、更年期世代の女性の
漢方薬との上手な
付き合い方についてお伝えします。
漢方薬の特徴
西洋医学の薬とどう違うの
漢方薬が西洋医学の
医薬品と違うところは、
病気や症状の種類ではなくその人の
「証(体質)」に
あわせた処方が重要だということです。
「未病を癒す」といって、
体内のバランスを整えることで
まだ疾患ではない「不調」の
状態を改善するとされています。
また、漢方薬は昔から男性用、
女性用と性差を意識して
生薬が組み合わされ、
使い分けされてきたという
特徴を持っています。
そこで、更年期や月経にまつわる
不調など女性特有の疾患を
改善したいとき、漢方医学的な
アプローチは
とても役に立つといっていいでしょう。
更年期には、胸がドキドキする、
イライラする、血圧が高くなった、
眠れないなどのさまざまな
不定愁訴が同時期に表れます。
西洋医学の対処法では、
それぞれに痛み止めや降圧薬、
睡眠導入薬などが処方されがちです。
漢方では、一連の症状が
一つの病態として説明されます。
そして「この体質の人では
この生薬の組み合わせで
全体が改善する」と考えます。
そこで、処方された薬とその人の
体質があえば、漢方薬は
よく効果を発揮するといえます。
ただし、同じ症状でも人によって
薬の成分や処方量が異なるため、
西洋医薬のように
大規模な臨床データはとりにくく、
エビデンス(科学的根拠)を
示すのが
難しいとされがちなのも
漢方の特徴です。
漢方薬は更年期症状の改善に
適している
漢方を処方する医師(薬剤師)は、
患者さんの訴えだけでなく、
体つきや顔色、舌のようす、
脈などを見て総合的に
「証」を判断します。
これと症状をあわせて処方が決まるので、
一言で「更年期の諸症状」といっても
処方は違ってきます。
たとえば、更年期医療で
よく使われるのは
「当帰芍薬散」
「加味逍遥散」
「桂枝茯苓丸」の3つで
「更年期の三大処方」と言われます。
実際に、この3つのうちどれが効くかは
人によって違ってきます。
また漢方における治療とは、
西洋医学の鎮痛剤や抗炎症剤のように
「症状を抑え込む」というものではなく、
「体の免疫力や自己治癒力を
高めることで不快な症状が
治っていく」ということが
基本になります。
この発想は、
実はHRT(ホルモン補充療法)と
よく似ています。
HRTは体に不足してきた
女性ホルモンを補充することで、
女性ホルモンの低下から起こっている
不調を全般的に緩和する
「根本治療」だからです。
HRTなどほかの薬と併用できる
「更年期の症状には、
HRTと漢方薬のどちらが効きますか」と
いう質問もよくあります。
HRTは体に不足してきた
女性ホルモンを補充するものです。
ですから、女性ホルモンの低下から
起こっている
ほてり(ホットフラッシュ)や
動悸(ドキドキ感)、イライラ感、
腟の乾燥からくる痛み、
かゆみなどには
効果が明らかです。
また骨密度をあげたり、
皮膚のコラーゲン量を
増やすといった
作用もわかっています。
しかし同じイライラ感でも、
何らかの生活ストレスで起きている
自律神経失調の症状の場合には、
あまり効果が
感じられないことになります。
一方、漢方薬はその人の
体質にあわせて
健康バランスを整えるように
働くので、
検査を行っても原因がわからない
不定愁訴には漢方薬が
適しているといえるでしょう。
HRTのように
「使い始めて数日で
ホットフラッシュが出なくなった」
という
はっきりした変化はないものの、
「気づいたら体が楽で、
こんな症状も軽くなった」という
おだやかな作用が得られます。
そこで、漢方薬とHRTの
どちらかを選ぶより、
症状の内容や強さによって
両方を使いこなすと
考えることができます。
たとえば、症状が強いときには
漢方とHRTを併用し、
症状が落ち着いてきたら漢方だけを
長く続けるという方法もあります。
漢方をベースに、
梅雨時や夏のホットフラッシュの
出やすいときだけHRTを
使うという人もいます。
なお、漢方薬はHRTとの
併用は可能ですが、
他の薬
(鎮痛薬、降圧薬、
睡眠薬、他の漢方薬など)との
併用では、場合によって
効果が薄れたり、
また薬効が増強されるなどの
相互作用が起きることもあります。
具体的な併用については、
必ず医師や薬剤師に
相談してください。
自分にあった漢方薬を
探すプロセスも大切に
当帰芍薬散など代表的な漢方薬は、
薬局でも購入できます。
しかし、他の人の
「この漢方製剤を飲んだら
頭痛やめまいが落ち着いた」
という話を
聞いて同じ薬を飲んでも、
自分もうまく行くとは限りません。
体質が違うからです。
できれば、漢方薬を扱っている
婦人科医を受診して
処方してもらうのが一番おすすめです。
医師に症状や体質の傾向をよく話し、
自分に合う漢方を
見つけていくというプロセスも、
今後の体調管理に役立つでしょう。
医師の処方する漢方薬のエキス剤は、
概ね健康保険が適用になります。
漢方薬は効きめが表れるまでに
時間がかかると思われがちですが、
体質(証)にあった
漢方であれば、数日で効果が
出ることもよくあります。
一方、人によっては
むくみや胃が荒れるなどの
副作用が出ることもあります。
このようなときや、
2週間ほど服用して効き目が
感じられないときは、
遠慮せずに医師に相談してください。
1~2度ぐらい薬を変えてもらったり、
飲み方を変える
(1日3回を2回にするなど)などの
調整を行いつつ、
自分にあう処方を
見つけていくことができます。
より漢方薬を効かせるポイント
漢方薬は
「食前に温水で飲む」というのが
基本です。
これは薬の吸収が早まるからです。
特に冷えによるコリや
痛みを感じるときは、
処方された漢方薬を
熱めのお湯で溶いてふうふうしながら
飲んでみてください。
体が温まり循環がよくなってより
漢方のよさを
感じられるのではないでしょうか。
もちろん、
「うっかり食事をしてしまったから
もう飲めない」とか
「つめたい水では漢方は効かない」
というほど
神経質になる必要はありません。
やむをえない時は食後でもいいので、
できるだけ処方された回数で飲みます。
カフェインを含むコーヒーや緑茶、
ジュースなどでは飲まないようにします。
また、漢方薬は
漢方薬は体内の環境を整えて
体質をよくすることを
目的に処方されています。
栄養に偏りのある食事、
過度のアルコール、
タバコ、夜更かし、
運動不足、体を冷やす服装など、
体調を崩すような
生活習慣を続けながら漢方薬を
飲んでも効果が出るとはいえません。
自分の体を健康にするのは
自分自身だということを忘れず、
できるだけ生活リズムを
整えて心地よい
更年期ライフをお過ごしください。
<体質、症状別>
更年期によく使われる漢方薬
―更年期医療でもっとも
一般的に使われる漢方薬をまとめました。
何が体に合うかは
人によってそれぞれです。
実際の服用にあたっては
漢方薬に詳しい婦人医や
漢方の専門家に
相談してください。
漢方薬
体質・体格の特徴症状の特徴
ワンポイント
当帰芍薬散
(とうきしゃくやくさん)
冷え性で疲れやすく、
色白、貧血気味の人。
めまい、肩こり、動悸、頭重、冷え性、
月経不順卵巣機能を高める作用があり、
女性の保健薬として広く使われる
加味逍遥散
(かみしょうようさん)
体格は中程度で比較的疲れやすい。
小さなことにイライラ、
クヨクヨしてあちこちに不調の出やすい人
手足の冷え、のぼせ、
ほてり、便秘、肩こり、
頭痛、めまい倦怠感、イライラ、
不安感など多様な症状。
いわゆる「血の道」の
治療によく使われる。
女神散
(にょしんさん)
比較的体力があり、神経が高ぶりやすく
ストレスをためやすいタイプの人
のぼせ、めまい、ひどい頭痛、イライラ、
不安感・加味逍遥散に似ているが、
体質が実証タイプの人に使われる
桂枝茯苓丸
(けいしぶくりょうがん)
体格ががっちりして体力は中程度。
ストレスで下腹部痛の起こるタイプの人。
のぼせ、頭重、肩こり、手足の先の冷え、
静脈瘤、月経困難症、血のめぐりが悪い
「お血体質」の人に広く使われる
温経湯
(うんけいとう)
比較的体力がなく、皮膚につやがなく
唇が乾燥しやすい。
腰痛、腹の張りなどがあるタイプの人
頭痛、不眠、腰痛、
不正出血・月経痛・月経過多、
手荒れ、唇の荒れなどの
乾燥肌更年期の不正出血、
月経過多や頭痛に広く使われる
半夏厚朴湯
(はんげこうぼくとう)
神経質で顔色が悪く、緊張しやすく、
落ち込みやすいタイプの人冷え性、
のどのつまる感じ、憂うつ、不安、
ドキドキ、嘔吐感、神経性胃炎、
抑うつ状態の時に、
気のめぐりをよくする働きがある
桃核承気湯
(とうかくしょうきとう)
体力があり、のぼせや便秘しやすい、
顔は赤黒く高血圧タイプの人のぼせ、
頭痛、便秘、イライラ、ヒステリー、
月経困難症桂枝茯苓丸と同様に、
お血体質の人によく使われる
柴胡桂枝乾姜湯
(さいこけいしかんきょうとう)
体力がなく神経過敏。
顔色が悪く微熱が出やすいタイプの人。
疲労感、のぼせ、多汗、動悸、食欲不振、
不眠、不安感不調が続き気力体力が
落ちている時に使われる
抑肝散加陳皮半夏
(よくかんさんかちんぴはんげ)
体力がなく、精神的ストレスで
神経が高ぶっている状態の人肩こり、
頭痛、イライラ、不眠、不安、
動悸、まぶたや顔の
ピクピクなどの神経症状、
不眠抑うつ状態の時によく使われる。
更年期障害の症状に
おすすめの漢方薬とは?
更年期の三大症状やプレ更年期、
漢方薬のメリットやデメリットを知ろう
女性なら誰もが避けては通れない更年期。
“更年期はツラいもの”と
勝手に決めつけてはいませんか?
あなたがどのような更年期を迎えるかは、
あなたのカラダの状態で決まります。
この記事では更年期障害症状を
楽に乗り切るためのカラダの整え方と
おすすめの漢方薬をご紹介します。
更年期とは女性のカラダが
大きく変動する時期
更年期は
女性のカラダがとても大きく変動し、
女性のカラダにとっては
大きな転換期です。
しかし、ネガティブにとらえず、
更年期は、新しいカラダに生まれ変わる
「第二の人生のスタート」
「青春の第二章」と
考えてみるのはいかがですか?
漢方では、
女性のカラダは7の倍数毎に
大きく変化すると考えられています。
更年期と言われる
期間には個人差がありますが、
年齢ではちょうど7×7=49歳を
中心とした閉経前後5年の約10年間。
日本人女性の
平均閉経年齢は約50.5歳※。
この時期は
女性のカラダの要である
卵巣の機能が
大幅に衰えていきます。
卵巣の機能の衰えに伴い、
女性にとってとても重要な
女性ホルモンである
エストロゲン
(卵胞ホルモン)の分泌が
急激に減少していきます。
季節の変わり目に風邪をひいたり、
生理前の女性ホルモンの変化で
体調を崩すなど、少しの変化でも
揺さぶられてしまうほど
繊細な女性のカラダにとって、
更年期のこの変化は
もはや嵐のようなものです。
そのため、多くの女性が
この変化について行けず、
体調を崩し、
さまざまなトラブルを
起こしやすくなるのです。
女性ホルモン・エストロゲンの
分泌の急激な減少により生じる、
この時期に起こりやすい
さまざまな不調を
「更年期障害」や
「更年期症状」と呼んでいます。
更年期障害の変化に
対応できるかどうかは、
あなたの体質が明暗を分ける!?
しかし、すべての女性の
更年期の症状が辛いとは限りません。
とても辛い日々を
過ごす人がいる一方で、
大きな不調もなく楽に
過ごす人がいるのも事実です。
このように人による
個人差が大きいのも
更年期障害の特徴です。
いったいこの違いは
どこからくるのでしょう。
漢方の考え方では体質の違いが
影響していると考えています。
漢方では、カラダは
「気(き)」、
「血(けつ)」、
「水(すい)」の3つの柱で
支えられていると考えられています。
この気・血・水の3つの柱が
太く頑丈であれば、風が吹こうが
嵐が来ようが、
揺らぐことはありません。
しかし、もしこの柱が傾いていたり、
弱っていると、どうでしょう。
3つの柱の状態は一人一人違います。
この違いが体質の違いです。
柱の状態によって、
更年期という嵐に耐えられるか
どうかが決まります。
あなたの3本柱は大丈夫ですか?
★あなたの体質は?
カラダの3本柱
「気・血・水」をチェック!★
あなたの気・血・水の3つの
柱をチェックしてみましょう。
漢方では、それぞれの必要なものが
不足している状態を
「気虚(ききょ)」
「血虚(けっきょ)」
「陰虚(いんきょ)」、また、
流れが滞っている状態を
「気滞(きたい)」
「瘀血(おけつ)」
「水滞(すいたい)」と呼んでいます。
あなたはどのタイプ?
クラシエの漢方診断で、
さっそく診断してみましょう。
更年期障害の症状に油断は禁物!
時を追う毎に症状が変化!?
あなたの3本柱はいかがでしたか?
いま大丈夫だったからといって
油断は禁物です。
なぜなら、更年期は
女性の一生の中でも
3本柱がとても
崩れやすい時期だからです。
更年期障害のもうひとつの大きな
特徴と言われているのが、
“時間とともに症状が
変化する”という点です。
更年期といわれる約10年の間、
症状は一定なのではなく、
年月と共に新たな症状がでたり、
悪化したり、どんどん
変化すると言われているのです。
漢方ではこの変化は“年齢による
3本柱の崩れからきていると
考えています。
漢方では、更年期の女性のカラダは
“気→血→水”の順に柱が
崩れやすいと考えられています。
そのため更年期障害の症状もまた
“気の不調→血の不調→水の不調”の順に
変化しやすいと言われています。
初期気の不調(気虚・気滞)憂鬱や
イライラなどの精神不安顔が赤くなる、
ほてり、のぼせなどの
熱感急な発汗(ホットフラッシュ)、
頻尿など中期血の不調(血虚・瘀血)
動悸・息切れ、手足の冷え、
手足の脱力感やしびれ、不眠、
焦燥感や不安感、高血圧、頭痛、
頭重月経の乱れなど後期水の
不調(陰虚・水滞)悪心、嘔吐、
めまい、耳鳴りなど
いま症状が出ていなくても、
加齢と共にこれから症状が
出る可能性は大いにあります。
油断せず、いまの内から
3本柱をしっかり整えておきましょう。
更年期障害の三大症状とは?
ホットフラッシュやイライラ、
不眠などの原因と対処法
更年期障害とは、
体内で女性ホルモンの分泌が
減少することによって起こる
様々な症状のことです。
更年期障害の三大症状は、
ホットフラッシュ、精神症状、不眠です。
ホットフラッシュとは、
突然顔や首から上半身にかけて
ほてりやのぼせを感じる症状です。
これは、ホルモンの変化によって
血管が拡張し、血液が急激に
流れ込むことで
体温が上昇するためです。
体温の上昇は一時的なものであり、
通常は数分から数十分で収まります。
しかし、体温が高いままだと
脱水などのリスクが高まります。
そのため、体温の上昇が
収まらない場合は
医師に相談することが必要です。
また、ホットフラッシュに伴って
発汗や動悸が起こることもあります。
ホットフラッシュの対処法としては、
暑い場所やストレスを避ける、
冷たい飲み物やタオルで冷やす、
漢方薬やホルモン補充療法などの薬を
利用するなどがあります。
精神症状は、イライラや不安、うつ、
気分の落ち込みなどの
感情的な変化を指しますが、これは、
ホルモンのバランスが崩れることで
脳内の神経伝達物質が
影響を受けるためです。
精神症状の対処法としては、
リラックスできる趣味や運動をする、
家族や友人に相談する、
漢方薬や抗うつ薬などの薬を
服用するなどがあります。
不眠は、眠りにつきにくい、
途中で目が覚める、
睡眠時間が短いなどの
睡眠障害を指しますが、これは、
ホットフラッシュや精神症状によって
睡眠リズムが乱れることや、
加齢に伴う身体的な
変化によるものです。
睡眠時間の長さだけでなく
睡眠の質も変化します。
不眠の対処法としては、
就寝前にカフェインや
アルコールを控える、
快適な寝室を作る、
入浴やマッサージでリラックスする、
漢方薬や睡眠薬などの薬を
服用するなどがあります。
以上が更年期障害の
三大症状の原因と対処法です。
更年期障害は個人差がありますが、
自分の身体や心の変化に気づき、
適切なケアを行うことが大切です。
また、医師や専門家に
相談することも効果的です。
更年期障害には他にも
様々な種類の症状があります。
例えば、頭痛やめまい、
関節痛や筋肉痛、
乾燥肌やかゆみ、
性欲の減退や膣の乾燥などです。
これらの症状も
更年期障害の一部であり、
無視せずに適切な
対処をすることが必要です。
更年期障害を強める要因とは?
ストレスや生活習慣などの
影響と予防法
更年期障害とは、
体内で女性ホルモンの分泌が
減少することによって起こる
様々な症状のことですが、
大きな原因は、
卵巣の働きが衰えて
女性ホルモンの分泌が
低下することにあります。
またそれだけではなく、
身体的・心理的・社会的な
要因も関係しています。
身体的要因としては、
加齢に伴う体力の低下や体の変化、
他の病気や薬の影響などがあります。
心理的要因としては、
ストレスや不安、うつ、
自己肯定感の低下などがあります。
社会的要因としては、
家庭や職場での
人間関係や役割、
経済的な問題などがあります。
これらの要因は、
更年期障害の症状を強めたり、
持続させたりすることがあります。
そのため、更年期障害を
予防するためには、
以下のような対策が有効です。
● バランスの良い食事をとる。
特に大豆イソフラボンや
カルシウム・ビタミンDなどを
摂取する。
● 適度な運動をする。
ウォーキングやジョギングなどで
体を動かし、
ストレスを解消する。
● カフェインや
アルコール・タバコなどを控える。
これらはホルモンバランスを
乱す可能性がある。
● 睡眠を十分にとる。
睡眠不足は自律神経や
免疫機能に悪影響を及ぼす。
● リラックスできる趣味や活動をする。
音楽や読書・手芸などで気分転換する。
● 家族や友人に相談する。
悩みを共有し、支え合うことで
心の負担を軽減する。
● 医師や薬剤師などの専門家に相談する。
必要に応じてカウンセリングや
・薬物療法
・ホルモン補充療法
・漢方療法などを受ける。
これらは更年期障害の治療法として
有効です。
更年期障害で微熱が出るのはなぜ?
ホルモンバランスの
乱れや免疫力の低下の可能性
更年期障害は、多くの女性が経験する
自然な過程であり、
さまざまな症状が現れます。
その中でも、「微熱」は
一部の女性にとって不快な症状として
現れることがあります。
微熱とは厳密な定義はないですが、
37度前半を微熱と
考えることが多いです。
この微熱の原因には、
ホルモンバランスの乱れが
関与しています。
更年期障害では、
女性ホルモンである
エストロゲンの分泌が減少し、
体温調節に影響を与えています。
その結果、体温調節が乱れ、
ほてりやホットフラッシュなどの
症状が出現することがあります。
微熱もこの体温調節の
乱れによるもので、
顔がほてり、
汗が出ることがあります。
さらに、免疫力の低下も
微熱の原因となる可能性があります。
更年期障害に伴い、
体のバランスが崩れることで
免疫力が低下し、
感染症にかかりやすくなり
微熱が現れることがあります。
微熱は一般的に
37度前半の体温を指します。
しかし、更年期障害における微熱は、
通常よりも高い体温ではなく、
体感温度やほてり感として現れる
場合もあります。
平熱よりやや高い微熱がダラダラ続き、
同時に体がだるく
感じるということがよく見られます。
微熱が続くからといって
体を冷やしたり冷たい食べ物を
食べすぎたりすると、
自律神経のバランスが乱れて
更年期症状が
悪化するリスクが高まります。
微熱が続くときは、
自律神経のバランスを整えるために、
消化しやすい温かい食べ物を摂り、
飲み物は冷たいままではなく
常温に戻してから飲むなど、
体を冷やさないように
工夫をしましょう。
のぼせや脱水を防ぐために
水分補給をしながら休息を
心掛けることが大切です。
微熱の現れ方や程度は
個人差がありますが、
更年期障害においては
ホルモンバランスの乱れや
自律神経の影響、
免疫力の低下が微熱の
原因として考えられます。
このような症状に悩む方は、
自律神経のバランスを
整えることが重要です。
セルフケアとして生活習慣を見直し、
夜更かしや暴飲暴食は避け、
適度に運動をするよう
心がけることが大切です。
なお、医師や薬剤師などの専門家から
適切な医療のサポートを受け、
症状の軽減や生活の質の向上を
図ることも大切です。
プレ更年期とは?
始まりの時期や症状、対策を知ろう
プレ更年期とは、
更年期障害の前段階で、
女性の体が更年期に向けて
変化し始める時期を指します。
この段階では、
まだ本格的な更年期障害に
進展する前に特定の症状が
現れることがあります。
最初の症状の一つは、
ほてりやのぼせです。
体温調節が不安定になり、
血管の拡張と収縮が乱れることで、
急激な熱感や顔の
ほてりが起こることがあります。
このときには、
発汗も増えることがありますが、
量は個人差があります。
また、プレ更年期では
原因不明の不調や
痛みが現れることもあります。
体調がすぐれない状態が続いたり、
痛みや不快感が体全体に
広がることがあります。
頭痛やめまいもよく見られ、
特に疲労感や冷えによって
悪化することがあります。
めまいは耳鳴りとともに
起こることもありますが、
これは内耳の血流障害や
ホルモンバランスの
乱れによるものです。
睡眠の問題も
プレ更年期の症状の一つで、
不眠や夜中の目覚めが
増えることがあります。
これにより、
日中のイライラや集中力の低下が
生じることもあります。
プレ更年期においても、
ホルモンの変化が
大きな影響を与えます。
女性ホルモンの分泌が減少し、
ホルモンバランスが乱れることで、
体の不調や症状が引き起こされます。
女性ホルモンの分泌量は
月経周期によって変動しますが、
プレ更年期では周期も
不規則になりやすくなります。
その他にも、心臓の動悸や不安感、
異常な汗の分泌、血圧の変動、
頭や耳の鳴りなど、
さまざまな症状が
現れることがあります。
動悸や息切れは心臓や血管系の問題を
示す可能性もありますので、
無視せずに注意してください。
プレ更年期の症状は個人差があり、
全ての女性が
経験するわけではありませんが、
これらの症状が現れた場合は、
早めに医師や
薬剤師などの専門家と相談し、
対策や治療法を
検討することが重要です。
更年期障害の段階においても、
適切なケアを受けることで、
生活の質を
向上させることが可能です。
更年期障害に漢方は効くの?
漢方薬のメリットやデメリット
更年期障害は女性にとって
一般的に自然な過程であり、
漢方薬はその症状を
和らげる可能性がある
治療法の一つです。
漢方薬は自然由来の成分を使用し、
体の調和を取り戻すことを
目指します。
更年期障害は、
女性ホルモンの減少によって
血液の循環や質が悪化し、
貧血や冷えなどを引き起こします。
漢方薬の処方によっては、
血液の流れを改善し、
血液中の酸素や栄養素を増やすことで、
貧血や冷えを改善する効果が
期待できるものがあります。
更年期障害では自律神経の乱れによって
動悸や不安などの
精神的な症状も現れますが、
漢方薬には自律神経の
バランスを整えることで、
心身の安定を促すものがあります。
また、人によって適した処方が
異なるのも漢方薬の特徴で、
同じ漢方薬でも効果が
異なることがあります。
医師や薬剤師などの専門家に
相談の上で使用すると良いでしょう。
更年期障害では体温調節がうまくできず、
上半身に熱感やほてりを感じたり、
下半身に冷えを
感じたりすることがあります。
漢方薬は体内の熱と寒さの
バランスを調整することで、
これらの症状を和らげる
可能性があります。
例えば、熱感やほてり、めまい、不眠、
頭痛、肩こりなど、更年期障害の多くの
症状に対応する漢方薬があります。
漢方薬は女性特有の症状に
対処するための一つの選択肢ですが、
症状だけでなく体質に合った
漢方薬を選ぶのが大切です。
更年期障害の症状に悩む女性は、
漢方薬を含む治療法について
医師や薬剤師などの専門家と相談し、
最適なアプローチを
見つけることが重要です。
更年期を笑顔で乗り切ろう!
更年期障害の症状に
おすすめの漢方薬をご紹介
更年期を笑顔で乗り切るためには、
気血水の3本柱がしっかりと
整っていることが大切です。
柱の不具合が見つかったあなたは、
いますぐしっかり修繕しましょう。
まずは生活習慣や食生活から
改善しましょう。
(それぞれのアドバイスは
クラシエの漢方診断を
参考にしましょう。)
さらにしっかり整えたい!
というあなたには
漢方薬がおすすめです。
特に、更年期の初期では
「気の柱」が崩れがちなので、
「気の柱」を中心に
整えてくれる
漢方薬を選ぶと良いでしょう。
今回は更年期の初期に
おすすめの漢方薬を3つご紹介します。
◆ のぼせ、イライラ、
ホットフラッシュ(急な発汗)が
気になるあなたには
あなたの気・血・水の3つの
柱をチェックしてみましょう。
加味逍遙散
(かみしょうようさん)
□ 気滞 □ 血虚 □ 水滞
更年期障害で
一番多く使われている漢方薬です。
乱れた気のバランスを整え、
同時に過剰な熱を抑えてくれるため、
イライラ、抑鬱などの精神不安を
改善するだけでなく、
のぼせやほてり、
ホットフラッシュなどの
熱症状も抑えてくれます。
また血(けつ)を補い、
水の巡りを良くするなど、
気血水全体を
整える生薬がバランス良く
配合されているのも
加味逍遙散の魅力。
3本柱をしっかり整えてくれます。
更年期に限らず月経不順、
月経困難症、不眠、冷え症など
女性の主要な悩みに幅広く対応し、
改善してくれます。
特に“生理前に胸が張る”タイプに
おすすめで、生理前のイライラや
むくみなどPMS症状にも効果的です。
◆ 不安感や動悸、
不眠があるあなたには
柴胡加竜骨牡蛎湯
(さいこかりゅうこつぼれいとう)
□ 気滞 □ 気虚
不安神経症や対人恐怖症などに
よく使われる漢方薬です。
気を整え、鎮静してくれる生薬が
しっかり配合されているため、
不安感や恐怖感が強い、
眠れないなど
更年期の神経症に限らず、
さまざまな神経症を改善します。
また動悸や不眠にも対応し、
更年期に起こりやすい症状に
幅広く対応します。
比較的体格の良い人に
おすすめの漢方薬です。
◆ 心身ともに疲れ、胃腸が弱く、
不安感や不眠があるあなたには
加味帰脾湯
(かみきひとう)
□ 気虚 □ 気滞 □ 血虚
顔色もすぐれず、
心身共に疲れている…
そんな弱っている
カラダを改善してくれる
漢方薬です。
特に胃腸の弱いタイプにおすすめで、
気と血を補う
生薬がしっかり配合され、
弱っている気血を整えてくれます。
不安感や悲哀感が強いなどの
精神不安や神経症だけでなく、
加味逍遙散同様、
過剰な熱を抑える生薬も
入っているため、
イライラやほてりなどの
熱の症状も
改善してくれます。
また、貧血や寝つきが悪い、
眠っても眠りが浅い、
すぐ目が覚めるといった
不眠症にも効果的。
幅広く改善してくれる漢方薬です。
知柏地黄丸
(ちばくじおうがん)
□ 陰虚
のぼせ感が強く、
足腰がだるい・疲れが
取れないなど、
年と共に感じるようになった
不調にお勧めの漢方薬です。
ほてりやのぼせなど熱症状を
身体の内側から改善します。
体に不足しているうるおいを補い、
身体の熱症状を抑えることで、
顔や四肢のほてりなどに効果があり、
のぼせやほてりなど、
熱感のある方であれば、
更年期以降の老年期対策の
漢方薬としても用いられます。
・ストレスがあり、
イライラしやすい方の
ホットフラッシュには
「加味逍遙散」、
全身がほてり、
口渇があるような方には
「知柏地黄丸」をおすすめしています。
今回は、女性の更年期障害の症状を
楽に乗り切るためのカラダの整え方と
おすすめの漢方薬を紹介しました。
漢方薬のチカラを取り入れた
更年期障害の対応を
検討してみてはいかがでしょうか。
更年期障害の症状に
おすすめの漢方薬とは?
ホットフラッシュや
イライラなどの悩みに効く、
代表的な漢方薬を紹介!
家事や子育て、
仕事に忙しい更年期。
更年期症状があっても
つい我慢してしまいがちですが、
様々なケアが可能です。
この記事では、代表的な
漢方薬治療についてご紹介。
漢方薬治療の
メリット・デメリットや
漢方医学の
考え方などについても解説します。
漢方薬治療を考えている人は
ぜひ参考にしてみてください。
更年期障害とは?
更年期とは、閉経前の5年間と
閉経後の5年間を合わせた
10年間のこと。
日本人女性の平均閉経年齢が
50歳前後のため、
おおよそ45歳から55歳頃の
期間をいいます。
この時期には
女性ホルモンが
乱高下しながら減少することで、
心身にさまざまな
不調が出やすくなります。
こうした不調を
「更年期症状」と呼び、
なかでも症状が重く日常生活に
支障をきたす状態を
「更年期障害」といいます。
更年期症状の出方は
人によって多種多様で、
のぼせやほてり、
倦怠感などの
身体症状を感じる人もいれば、
不安やイライラなど
精神症状を感じる人もいます。
特に悩む人が多いのは、
ホットフラッシュ
(ほてり・のぼせ)や発汗です。
日本人女性は
症状があっても我慢する人が
多い傾向にあり、
悩んでいても周囲には
見せないように過ごしていることも
少なくありませんが、
汗をともなう症状は
他者からの目も気になり、
つらいと訴える人が多くいます。
また、イライラや不安、
倦怠感、不眠などの
複数の精神症状が
混ざって起きることに
困る人もいます。
症状がつらい場合には、
早めに婦人科などで
診てもらうのがおすすめです。
更年期症状へのケア
更年期症状へのケアには、
様々な選択肢があります。
なかでも漢方薬による
治療はメジャーな
治療法の一つです。
選択肢をいくつか知っておくと、
試した方法が合わない場合に
別の方法に切り替えるなど、
自分に合う方法を
見つけやすくなります。
●検査
(婦人科等での各種検査)
血液検査
・女性ホルモン値
・甲状腺ホルモン値
・コレステロール値
女性ホルモンや甲状腺ホルモン、
コレステロールの値などを測定。
症状の原因を探り、
必要であれば症状に応じた
治療を検討します。
・骨量測定
カルシウムなどの
ミネラル類が
骨にどの程度あるかを測定し、
骨の密度(強さ)を調べます。
●治療
HRT
(ホルモン補充療法)
更年期に急激に低下する
女性ホルモン
(エストロゲン)を
補充する治療法。
必要最小限の量を補い、
エストロゲンの減少によって
起こる不調を軽減します。
・OC
(低用量ピル)治療
月経や排卵の周期を
コントロールしている
女性ホルモンが
含まれたホルモン剤のこと。
服用することで
月経周期を一定に整えたり、
女性ホルモン低下によって
起こる不調を
改善したりする
効果が期待できます。
・プラセンタ療法
プラセンタとは胎盤のこと。
定期的に注射治療を行うことで、
細胞の再生能力を高めたり
不眠や疲労感など幅広い
更年期症状を改善したりする効果が
期待できます。
・各種症状に応じた薬の処方
(漢方薬も含む)
頭痛や腰痛、不眠など、
症状に応じた薬を
病院で処方してもらい、
治療していきます。
気持ちの落ち込みや不安、
イライラなどの精神症状には、
抗うつ薬や
抗不安薬などが用いられることも。
●その他
・漢方薬治療
体をめぐる気・血・水の乱れを
整えることで、不調を改善する治療法。
様々な生薬の組み合わせによって使用され、
体質や気になる症状に応じて
適切なものが処方されます。
・サプリメント
更年期に摂りたい成分を、
手軽に効率よく摂取できます。
大豆イソフラボンや
ブドウ種子ポリフェノールなど、
科学的に更年期症状の
改善効果が
あるとされている成分もあります。
・カウンセリング療法
患者の悩みに対して、
専門知識を持つカウンセラーが
相談の補助を行います。
更年期症状は環境や
性格、思考、
人間関係、ストレスなどが
症状を悪化させることがあるため、
心理療法も症状の改善に有効です。
こうしたケアに加え、
更年期には普段の食事や運動、
生活リズムを
見直していくことも大切です。
食生活が乱れていると、
栄養の偏りが
更年期症状につながることがある上、
様々な不調のもとになる
可能性があります。
良質なタンパク質や脂質を中心とした
バランスの良い食事を心がけ、
閉経後に弱くなりがちな
骨の材料となるカルシウムや
ビタミンDも少し意識して
摂りましょう。
日々生まれ変わる細胞に
良質な栄養を
与えてあげることが大切です。
ホットフラッシュが
あり冷え性対策としてショウガを
摂っている人は、
症状が助長される可能性があるので
ショウガは控えめにしてください。
また、更年期世代は疲労感や
忙しさで体を動かすのが
億劫になりがちですが、
1日10分でも運動をすることで
代謝が上がって、
疲労感や他の症状が
改善されやすいほか、
体のリズムも
整って快眠につながります。
また運動は骨の強化にも有効です。
生活面でもリズムを
整えることが大切です。
寝る1~2時間前に入浴して、
寝る前には
スマートフォンを見ないようにしたり
ストレッチしたりすると、
深い睡眠が取れるようになります。
日記をつけるなど
自分を振り返る時間を取るのも、
頭のなかが
整理できるのでおすすめです。
更年期に漢方薬を
摂取するメリット・デメリット
漢方薬で治療を行っていく場合、
そのメリットと
デメリットを理解した上で
始めるとよいでしょう。
漢方薬は一般的に2種類以上の
生薬がブレンドされていて、
緩やかな作用で体質を含めて症状を
改善していきますが、
効果が出るまでに
時間がかかることも。
下の表でメリットとデメリットを
知っておきましょう。
更年期に漢方薬を摂取するメリット
・作用が緩やかで副作用も比較的少ない
・複数の生薬の相乗作用で
更年期以外の症状にも対応
・心身全体のバランスを整え
体質改善もできる
・西洋薬や他の治療との併用がしやすい
・プレ更年期など早い段階からの治療が可能
・ドラッグストアなどでも購入することができる
更年期に漢方薬を摂取するデメリット
・効果が出るまでに
時間がかかることがある
・自己判断では自分に合った
最適な処方を選ぶことが難しい
・稀に重篤な副作用を
引き起こす可能性がある処方も
ドラックストアで
販売されている漢方薬は、
種類も増え、一番身近で
手に入りやすい漢方薬ではないでしょうか。
自身の症状に良さそう!と
購入される人もいるかと思いますが、
漢方薬の特徴を理解した上で
漢方薬を取り入れましょう。
漢方薬の基本は、症状だけでなく、
体質等を診立てた上で、
最適な漢方薬を処方してもらうこと。
きちんとした診立てで
体質に合わせて処方されたものは、
副作用も起きにくくなります。
ただ、処方によっては
重篤な副作用を引き起こす
可能性もありますので、
専門知識を有した
医師や薬剤師と相談し、
自分に合ったアプローチを
見つけることが大切です。
漢方の基本的な
考え方である気・血・水
漢方医学では、
心身の構成要素を3つに分けて
「気」「血」「水」と呼びます。
ここでは気・血・水と更年期との
関係を紹介します。
ご自身の症状や体質もあわせて
振り返ってみましょう。
気・血・水とは?
漢方医学では、気・血・水を
治療する上での
一つの指標にしており、
気・血・水それぞれの量、バランス、
循環状態などを見極め、
その回復を目指します。
気
全身を巡っていると考えられている、
目には見えない生命エネルギー。
元気の源となる“気”のことをいいます。
上から下に流れるのが通常ですが、
逆に下から上に流れたり流れが
滞ったりすると、
不調が現れることがあります。
血
気の働きを借り、
全身の組織や
器官に栄養を与える物質。
現代医学での血液や
体液などに例えられますが、
もっと広い概念を
含むものとされています。
血が少なくなると
栄養不足に陥ったり、流れが滞ると
体内に熱が生じることがあります。
水
血以外の無色の液体をさし、
全身を潤す働きを持つもの。
その量・バランス・流れが大切で、
過剰になると体にむくみや
冷えが生じたり
胃腸の機能が落ちたり、
上半身に多すぎると
めまいにつながることも。
気・血・水の乱れが
更年期症状を引き起こす!?
漢方医学では、気・血・水の量、
そして流れがバランスよく
整っているのが、
心身ともに充実した
一番良い状態だと考えます。
そのバランスは人それぞれですが、
乱れたバランスを
調整していくのが漢方薬であり、
その種類は実にたくさんあります。
更年期に入って
心身のバランスが乱れてくると、
気・血・水も
乱れていろいろな症状が
出てくることがあります。
気の乱れから起こる症状
不安やイライラ、
焦燥感などの精神症状、
げっぷ、喉の詰まり、
ほてり、のぼせ、
急な発汗、頻尿
血の乱れから起こる症状
動悸、息切れ、
手足の冷え、しびれ、
高血圧、頭痛、異常月経
水の乱れから起こる症状
悪心(吐き気)、めまい、
むくみ、耳鳴りなど
更年期は月経不順など
血に関わる症状が出やすい
傾向ですが、
気・血・水のどれが不足しているのか、
過剰になっているのか、
流れに異常が生じているのかは、
その人の体質や体調、
生活などによって変わります。
複数の症状が出ていると必要な
生薬も多くなるため、複数種類の
漢方薬の処方が出る場合があります。
更年期症状におすすめの漢方5選
更年期症状に
用いられる漢方薬は
いくつかありますが、
そのなかでもおすすめの漢方薬を
5つご紹介します。
当てはまる体質や改善できる
症状などから
気になる漢方薬があれば、
かかりつけの病院や婦人科などで
相談してみてもよいでしょう。
●加味逍遙散
更年期症状に対する漢方薬として
最も有名な漢方薬の一つ。
気のバランスを整え、
余分な熱を冷まし、
血の不足を補い、流れを改善する
10種類の生薬が
バランスよく配合されています。
イライラや不安感などの
精神症状を改善し、
ホットフラッシュにも
効果があるとされています。
●柴胡加竜骨牡蛎湯
漢方医学の原典に記載されている
構成生薬には、大黄という
強力な作用をもつ生薬が配合されており、
比較的体力の充実している人の、
不眠や動悸、動転しやすいといった
神経症状の改善に用いられる処方。
竜骨(化石)、
牡蠣(牡蠣の貝殻)といった
気を鎮める生薬が配合されています。
市販の漢方製剤の
柴胡加竜骨牡蛎湯は、
メーカーにより
大黄を抜いた製剤もあります。
日本人女性には
この大黄抜きの
柴胡加竜骨牡蛎湯の方が
合う人が多いようです。
●加味帰脾湯
消化器官の働きを助けながら、
気血を補いながら巡りも
整える漢方処方です。
胃腸が弱く、貧血気味で、顔色が優れず、
精神的なストレスや不安感、
不眠、焦りなどの
神経症状がある方におすすめです。
●桂枝茯苓丸
血の滞りを改善する
5種類の生薬が配合され、
血の循環不全から起こる
肩こり、頭痛、めまい、
関節痛などの症状に用いられます。
もともと月経前の不調が強かったという方、
あざやくまができやすい方に。
●当帰芍薬散
当芍美人という言葉があり、
色白で冷えやすく、貧血傾向があり、
どちらかというと
虚弱なタイプの方に用いられる処方。
体に余剰な水が溜まることで
起こるような、むくみや冷え、
めまいなどの症状に使用されています。
もしドラッグストアなどで、
自分で漢方薬を探す際は、
自分が一番つらいと感じる症状や
直したいと思っている不調を
ポイントに選ぶとよいでしょう。
市販の漢方薬は含有量が
少なめでなかなか効果が
感じられない場合もありますが、
3カ月くらいは
続けて飲んでみることを
おすすめします。
その際に胃がムカムカする、
月経に異常が見られる、
などのいつもと違う
変化がある場合は
服用を止めて、
漢方薬局で相談するか、
婦人科へ行って
きちんと処方してもらってください。
まとめ
自分に合った対処法で
更年期症状を和らげよう
更年期の女性ホルモン低下による
不調が疑われる場合、
まずは不調の原因となる
異常の有無を西洋医学の
病院で調べてもらいましょう。
そして、西洋医学的な
異常の有無に関わらず、
不快な症状がある場合は我慢せず、
できるだけ早めに
対処していきましょう。
その治療の選択肢として
漢方薬がありますが、
漢方医学は
心身全体のバランスを整えながら、
不調を根治していくのが治療目標。
体質や症状に合った
漢方薬を
試してみるのも一つの方法です。
西洋医学と東洋医学は
それぞれ得意分野が異なるため、
その他の様々な対処法も含め、
それぞれの
得意・不得意や特徴を理解し、
自分に合った方法を取り入れ、
更年期を健やかに
過ごしていきましょう。
もし更年期症状が
比較的軽い場合には、
食事やサプリメントで
大豆イソフラボンを摂ったり、
運動を取り入れたりするなど、
日常生活を
見直していくことが大切です。
更年期は人生の後半に向けて
準備を整えるタイミング。
閉経後も健やかに過ごせるよう、
生活習慣や体質を
改善していきましょう。
本日は
いつもより長くなってしまいましたが
ここまで
お付き合い頂きありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
私の更年期は
イライラはあまりなんですけど…
(もちろん人間なので
はぁっ?って思うこともあるし
イラっとすることが
全くないわけではありません)
ホットフラッシュがほぼほぼですね。
だいぶ涼しくなってきたけど
私は人が寒いくらいが
ちょうどいいんですよね💦
だから
これからの季節も
しんどいんですよ( ̄▽ ̄;)
暖房と乾燥との戦いですね…
どこに行っても暖房がガンガンで
どこもかしこも暑いんですよ。
半袖ってわけにはいかなくなるので
服装もめっちゃ困ります。
車で移動なら自分で温度調節できるから
快適に過ごせるけど
電車やバス等公共交通機関の暑さは
上着を脱いでも
地獄ですわ(´;ω;`)ウゥゥ
若い子や男性等
もっとたくさんの方に
更年期世代が
どれだけ生きづらいかを
知ってほしいですねm(_ _)m
それではカード占いのコーナーです!
担当カードを週替わりにさせていただきました。
今週の担当は
龍神カード ミニさんです。
よろしくお願いいたします。
それでは
龍神カード ミニさん
よろしくお願いいたします。
本日の占い内容
「今の私に必要なメッセージをください。」と
引き寄せ実現カードさんに聴いて
宇宙や高次元からのエネルギーが選んだのは
以下の3枚となります。
お好きなカードを1枚選択していただきます。
向かって
左:「ピ」
真ん中:「リ」
右:「ナ」
結果は「ピ」から順に発表する
手法で占わせていただきますね😊
「ピ」を選択されたみなさまは
こちらのカードが出ました。
宇宙や高次元からのメッセージ…
9黒龍
目の前ことを全力を尽くす
「リ」を選択されたみなさまは
こちらのカードが出ました。
宇宙や高次元からのメッセージ…
22岩龍
継続すると決める
「ナ」を選択されたみなさまは
こちらのカードが出ました。
宇宙や高次元からのメッセージ…
11黄龍
いざスタート
みなさま結果はいかがでしたか?
カードに記載されているアドバイスを
なるほど🤔と
受け入れていただければ幸いですm(_ _)m
最後はこちらのコーナーです!
ハイクオリティヒーラー:ピリナ愛が
勝手にお祝い👏
Hauoli la hanau(ハウオリ・ラ・ハナウ)
(誕生日おめでとう!)
本日2024年10月27日(日)
お誕生日の方
🌸おめでとうございます🌸
誕生花:「チョコレートコスモス」
「ランタナ」「ツリフネソウ」等
今日は何の日?
エチケットブラシの日
文字・活字文化の日
読書の日
テディベアズ・デー等
最後までお読みいただき「Mahalo(マハロ)」
(ありがとうございました)
みなさまにたくさんの「Hauʻoli(ハウオリ)」
(happy)が訪れますように…🍀
「A hui hou(ア・フイ・ホウ)✋」(またね!)