Chemin de Vézelay ヴェズレーの道 16日目 San Leonard de Noblat → Limoges
この日の朝、トイレに行こうと朝6時頃に起きたら、オランダ人の彼女はもうすでに出発しようとしていました。しかも朝ご飯も食べずに。
「なんでそんなに焦って出発するの?」と聞いたら、「自分は歩くのが遅いから、人より早く出発しないと目的地到着が遅くなっちゃうから」だそう。頑張るのもいいけど頑張り過ぎて巡礼路上で倒れてしまないかすごく心配。
今朝はいつもはどうりの7時半頃に出発、城壁に囲まれた町サン・レオナールは小高い丘の上にあるので、まずは谷底を流れる川まで一気に下りました。
ビエンヌ川には中世の頃に建てられた古い石の橋がありました。
橋を渡る時に写真を撮っていたら橋のたもとにある家の人が窓を開けて挨拶してくれました。 ぼんじゅーる!
橋を渡ってからしばらく川沿いの道を歩くと、こんどは登り返しの急坂で一気に丘の上に登り。振り返ると昨晩泊まったサン・レオナールの町が見えました。
この日の巡礼路は、次から次へと十字架が出没。
登り下りを繰り返す巡礼路を歩いていると、今朝自分より1時間半先に出発したオランダ人の女の子が前を歩いているのが見えました。
彼女に追いついた時に「大丈夫?まだ足が痛い?」と聞きましたが、彼女は「No problem. Don't worry about me !」と言うので、あまりおせっかいを焼くのも彼女に迷惑になると思い、少しだけ一緒に歩いた後、登り坂で彼女が大きくスピードを落としたので心配だけれども先に行かせてもらいました。自分も歩くスピードはそんなに速くはないけど、彼女の歩行スピードだと昨日13時間もかかって到着したのが判るような気がしました。
丘を登り切った先にはAureilの村の教会があり、教会前の広場のベンチに今回初めてお会いしたフランス人の御夫婦がいました。お二人はフランス人にしては珍しく?英語が達者で、お陰で不自由なくお話をすることが出来ました。彼等はパリに住んでいて以前は外資系のお仕事をされていたとのことで英語が流暢に話せたみたいです。今晩リモージュでは何処に泊まる?の話題になってお互いの宿泊先を話したら偶然にも同じホテルでした。
リモージュでは大聖堂の隣りにある修道院に泊まりたかったのですが、予約の連絡を入れた時に修道院は現在改装工事中で泊まれないとのことで、仕方がなくBooking.comで一番安かった駅近くのビジネスホテルに泊まることにしました。
Limogeは Châteauroux 以来の久しぶりの大きな町、今晩泊まるビジネスホテルでは自炊が出来そうにないので夕食はファストフードで食べることにしました。(コース料理スタイルのフランス料理レストランは高すぎるので)
町の中心にあったフランスローカルのハンバーガーショップに行ったら注文システムがよく判らず、とりあえずカウンターにいた店員に " 英語 " で写真のハンバーガーセットが欲しいと言ったら完全に無視されました。(今回の巡礼ではこれまで出会った人たちは英語へのあからさまな拒絶反応は無かったので、初めての露骨な英語拒絶に面喰らいました。)
それを見ていた地元の中学生ぐらいの女の子たちが、カタコトの英語でこのお店での注文のしかた(最近マクドナルドにもあるタッチパネルの注文システムと同じでした、但しフランス語)を教えてくれて無事ハンバーガーセットを買うことが出来ました。お礼に彼女たちが注文しようとしていたハンバーガーセットを自腹でおごってあげました。そうしたら同じテーブルで一緒に食べてくれたので、「どうして助けてくれたの?」と言ったら、彼女たちは日本アニメの大ファンで、日本人にみえた自分に声をかけたとのことでした。将来はぜひ日本に行ってみたいと言ってました。いつかぜひ日本に遊びに来てね!
Limoge Hotel 情報
宿の名前 : Ibis Budget Limoges
宿代 : 35ユーロ(素泊まり)
E-mail : h5634@accor.com
Phone : +33 8 92 68 11 18
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