Chemin de Vézelay ヴェズレーの道 31日目 Mont de Marsan → Saint Sever
Giteで朝ご飯を食べて出発の準備をしていた今日から巡礼スタートするフランス人マダムたち、今日から出発ということもあってソワソワしっぱなしの初々しい巡礼者をみていると14年前の自分を思い出します。
新品の靴とリュックサック、女性の荷物にして少し荷物が大きくて大丈夫かなと心配、でも今日はそんなに距離は長くないしアップダウンもほぼ無いのできっと大丈夫かな?
昨日、一昨日と2日続きの35キロ越えの移動でかなり疲労も溜まってきたので、今日の行程は20キロでとどめることにしました。実際には距離を選べるほど宿の選択肢がないからなんですけどね、、、こんなときだけは5〜10キロおきに宿があるフランス人の道が羨ましく思います。
今晩泊まる宿は14時からのチェックインなので、いつもの時間に出発していつものスピードで歩くと12時前には到着してしまいます、さてどうやって時間潰そうか。
Mont de Marsanの街を離れて一直線の道を歩くと、昨日お買い物をしたDecathronがあったショッピングモールの近くを通り郊外の住宅街へ、
のどかな田舎道を歩きBenquetの教会で休憩と写真撮影、今日が巡礼初日のマダムたちは教会には興味がなかったみたいで素通り、興味の対象は人それぞれなので立ち寄ることを強制しませんが、巡礼初日から頑張りすぎて休憩しないでいると途中でギブアップしちゃいますよ~
Benquetの村の教会から2時間ほど歩いたら、今日Mont de Marsanからスタートしたマダムたちが道端で靴を脱いで座り込んでいました。何かトラブルでもあったのか聞いたら、靴が足に合わなくて痛くてあるけなくなったとのこと。このパターンを見てきたのはもう何人目でしょう。
ヨーロッパの巡礼者は新しい靴を買った後に、靴を慣らしてから歩く習慣は無いんですかね、、、仕方ないので自分のサンダルを貸してあげて、サンダルに履き替えて今日の目的地Saint Sever まで残りの4キロの道のりを、自分、ザビエル、ダニエラ、アルフレッドとマダム2人との合計6人で一緒に歩きました。
Saint Saverは丘の上の宗教都市、大聖堂と修道院があり今宵の宿は修道院の裏にある建物でした。
修道院付属のGiteでチェックインをしようとしたら、管理人さんの息子さんのお嫁さんが、仕事で日本に何度も行ったことがあるとのこと。家がすぐ近くだから嫁さん呼んでくるね!と言われて待っていたら、ブロンドの髪&青い目がとても美しい女性が登場、完璧なイントネーションの日本語。さらに難しいと言われている日本語の敬語までマスターしていました。日本語めちゃくちゃお上手ですね!というと、「私の日本語はまだまだです」と謙遜するところまで、完璧な日本人になっていました。明後日からまた日本へ出張するとのこと、忙しい時に呼ばれてきてもらってすみませんでした。
この日はキリスト教の祝日だったので、Saint Severのお店のほとんどが休業、レストランもお休み、唯一開いていたのがイスラム教徒の移民が経営していたピザ屋さんだけだったので、夕食を確保するために全員でピザ屋に行ってピザを買ってきました。
Saint Sever Gite情報
宿の名前 : Halte jacquaire Cloitre des Jacobins
宿代 : 13ユーロ 素泊まり
E-mail : contact@landes-chalosse.com
Phone : +33 5 58 76 34 64