Chemin de Vézelay ヴェズレーの道 11日目 Gargilesse Dampierre → La Chapelle Baloue
昨晩はキャンプ場のバンガローに初宿泊。自然豊かな環境にあるキャンプ場だけに虫たちが元気いっぱい、昨晩は虫たちとの格闘でなかなか熟睡出来ませんでした。
今朝は6時半に出発しましたがいつもよりもかなり肌寒い朝。さらに午前中はどんよりした曇り空で、いつ雨が降ってもおかしくないような天気でした。
中間地点のÉguzon村でパン屋さんがあったので菓子パンを購入し広場で休憩。この村にはスーパーマーケットもある比較的大きな村でした。(後で思い返してみればこの村で食料買って置くべきでした。→失敗)
休憩中に少しパラっと雨が降ってきたので雨具を着込み出発しました。
しかしこの後から急に天気が回復 ( 雨具着ると晴れるジンクスですね )
さらに気温も上昇、さらに急坂の連続で汗びっしょりに。でも地面が泥濘んでいるのでザックを下ろすことが出来ず、次の村に到着するまで汗だくでレインジャケットを着て歩きました。
次の集落Crozant、地図を見るとかなり大回りして寄り道をさせるルート。車道を歩けばかなりショートカット出来そうだけど、きっとここまで大回りさせるからにはよっぽどの見どころがあるんだろうな ? と思って素直にルート通りに歩いたら中世の大きな城の廃墟がありました。
Crozant城の廃墟を過ぎると、眺めの良い渓流沿いの遊歩道になり (青森の奥入瀬渓流に似てる ? ) マイナスイオンをたっぷり浴びました。
渓流沿いの遊歩道から坂を登り丘の上に登ると、眺めの良い牧草地帯になり、やがて今日の目的地のLa Chapelle Baloueに到着。
今晩の宿泊施設はすぐに見つかりましたが、これまで自分が歩いてきた巡礼路の宿泊施設の中でもかなりワイルドな施設。宿の壁に貼ってあった張り紙には「まぁ適当にやってね、トラブルがあった場合だけ電話してね」。 トイレは水洗ではなくいわゆる山小屋にあるような使用後におが屑をかぶせるエコトイレ。シャワーは一応お湯が出ましたがトイレの真横にあるので匂いが、、、ウーン チョット クサイデスネ
この日この宿に泊まるにあたっての致命的な問題は食料を何も持たないで泊まってしまったこと、壁に貼ってあった宿の利用案内を見ると村内には小さな雑貨屋があるとのことなので、シャワーを浴びて洗濯物を干した後に村に一軒だけの雑貨に行くことにしました。(もし雑貨屋に何も無かったら今晩の夕食&明日の朝ごはん抜きも覚悟しました。)
村に一軒だけあるという雑貨屋さんに行きましたが、まだ16時だというのにすでに店が閉まってました、でも人の気配がするので店の前をウロウロしてたら番犬がギャンギャン吠えてくれたお陰でお店の人が出てきてくれてお店を開けてくれました。しかし店内を見渡してもすぐに食べられそうな焼き上がったパンは売っておらず、ファミリーサイズの大きな缶詰や乾燥食品(パスタ、ライス)、あとはパンを作るための小麦粉しかなかったので、一番簡単に食べられそうなラビオリの缶詰を購入、しかし家族用の4人分の巨大なサイズだったので今晩の夕食と翌日の朝ご飯にしました。
雑貨屋での買い物から宿に戻ってくると、宿の管理人の若いお母さん(推定20代中頃)と2〜3歳ぐらいの可愛い女の子が来てました。庭に洗濯物が干してあったからお客さんが着いたと思って宿に来たとのこと。クレデンシャルにスタンプを押してもらい、宿の設備の説明をしてもらいました。
女の子は透き通るような金髪でスカイブルーの青い目がまるでお人形さんか宗教画に描かれている天使のようなかわいい女の子。彼女は大切に抱きかかえていた人形でお人形さんごっこをしようとお人形を自分に渡してくれましたが、残念ながら彼女が話すフランス語が判らずお人形遊びの相手になることは出来ませんでした。彼女が日本のアニメ好きだったら多少は相手が出来たんですがね、、、
ヴェズレーをスタートしてからは最初の10日間は4月とは思えないくらい異常に暖かかったのですが、この日の晩からは天候が急変し真冬のような寒さになり、持参した寝袋だけでは寒すぎて眠ることが出来ずシュラフカバーと宿の毛布も使いました。翌日の明け方は部屋の中で息が白くなる程の寒さでした。
La Chapelle-Baloue Gite情報
宿の名前 : Le Colibri de Compostelle
宿代 : 寄付 (10ユーロ寄付しました)
E-mail : contact@compostelle-limousin-perigord.fr
Phone : +33 6 08 73 11 57
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