Chemin de Vézelay ヴェズレーの道 1日目 Vézelay → Thurigny
4月5日 Vézelay → Thurigny
移動距離 28km
移動時間 7時間半
Vezelayの道巡礼の旅初日、朝7時に大聖堂で巡礼者送り出しの儀式を行っていただけるとのことで朝6時半に起床、今日から巡礼を始める他の巡礼者と一緒に大聖堂へ、大聖堂ではブラザー&シスターの出迎えを受け祝福を頂きました。巡礼宿に戻って朝食を頂き宿の管理人ご夫妻に一夜の晩のお礼をお伝えして出発しました。
丘の上の巡礼宿を出て町のメインストリートを下っていくと、町の入り口を左折、少し歩くとBourgesを経由する北ルートと、Neversを経由する南ルートの分岐点がありました。
今回私は北ルートを歩きました。北ルートを歩くことになった理由はガイドブックのルート案内で北ルートの方が最初に出ていたという単純な理由です。しかしほとんどの巡礼者が南ルートを歩いていたことを後日知りました。南ルートのNeversには聖地ルルドの洞窟を見つけ聖母マリアと出会った聖女ベルナデッタが眠る修道院があり、この修道院を訪れることが人気なのだとか。そんなことも知らずに人気のない北ルートを選択してしまいました。
しかし巡礼3日目に靴のソールが剥がれるトラブルが起きてしまい、新しい靴を入手するために大きなスポーツ用品店があるNeversも訪れることになりました。そしてベルナデッタの眠る修道院も訪れることが出来ました。
分岐点を右側へ向かいしばらく歩くと住宅街が終わり森の中の樹林帯の道になりました。
森の中の道を2時間ほど歩くと、最初の村が見えてきました。
とても小さな村 La Maison-Dieu 、残念ながらこの村にはお店やバルはありませんでした。しかし休憩できるベンチがあったのでここでランチ休憩、昨日雑貨屋で買っておいたパンを食べました。
La Maison-Dieuから麦畑の道を抜けて1時間ほど歩くと前方にAsnoisの村が見えてきました。しかしAsnoisの村に行くためには一旦谷を下って川を渡りまた坂を上らないと辿り着けません。この時は目の前の村へ簡単に行けるだろうと思ってましたが、、、
村へ続く道へ行くと、なぜか通行止めのバリケードがありました。
フランス語が読めなかったのでそのまま直進したら道路が完全に水没してました。引き返して遠回りするとかなりの遠回りになりそうなのと、アスファルトの道で水深は20cm程度だったので、危険はなさそうと判断して水没した道をジャブジャブ歩くことにしました。(しかしこの時にダメージを受けたみたいで、後日靴のソールが剥がれてしまいました。)
3つ目の村 Salignyを通るころにはかなり疲労が蓄積してきたので村の途中にあったベンチで休憩していたら、地元の人が声をかけてきて「どこから来たの?」と聞かれたので「日本から」と答えたらかなり驚かれました。こんな寂れた村に日本人巡礼者が訪れるなんてかなり珍しかったみたいです。
最後の村Thurigny には歴史遺産として現在は使われていない共同洗濯場が残されていました。
この日泊まった宿は Thurigny の村の中心から少し離れた丘の上にありました。
ヴェズレーの道初日に泊まった宿は、地元の家族が経営するGite(民宿)。
チェックインをした母屋の建物は典型的なフランスの農家の家でした。
オーナー夫妻は英語は話せないとのことだったのでスマホのGoogle翻訳で意思の疎通をしました。オーナーは芸術家らしく室内にはオーナーが作られた作品がたくさん飾られていました。泊まらせていただいたゲストルームは大きな建物でしたが定員は4名のみのかなりゆったりしたスペース。この宿では夕食の提供はありませんでしたが食料保存庫と冷蔵庫にあるものは自由に作って食べて良いというスタイル、パスタと缶詰があったのでこの日の夕食にしました。翌朝の朝食はかなり豪華な朝食で、クロワッサン、コーヒー、フルーツ、トルティーヤとお腹いっぱいになるまで頂きました。さらに食べきれずに残してしまったパンを包んでもらってお昼ご飯にしました。
Gite 情報
宿の名前 : Florence & Patrick Woindrich
宿代 : 29 €(朝食付き)
E-mail : pwoindrich@orange.fr
Phone : +33 3 86 27 31 15
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