Chemin de Vézelay ヴェズレーの道 33日目 Beyries → Orthez
昨晩も夢をみました。今回は南米のアマゾン。ジャングルで野鳥の撮影をしていたら、突然木の上に潜んでいた雌の黒ひょうに襲われました。目を覚ましたら隣のベッドで大きないびきをかいて寝ているダニエラがいました。流石似たもの夫婦いびきの音までそっくりでした。
今日の行程はたったの19キロ、昨晩明日は距離が短いから出発は9時でも大丈夫だよね ? とザビエルに相談したら、今日のルートは昨日よりもアップダウンが厳しいとのことで8時に出発となりました。
出発して最初の1時間は青空が見えるくらいの良い天気だったのですが、Sault-de-Navaillesの町を過ぎた辺りから次第に雲行きが怪しくなり、ザーザー降りの雨の中を歩きました。
森の中の林道を歩いていたら、天然記念物の亀が住んでいる池への案内板がありました。ダニエラがぜひ亀を見てみたいとのことで正規のルートから離れ脇道ルートへ。15分ほど山道を歩くと周囲が20mぐらいの小さな池がありました。池のほとりには亀を驚かさないように観察するための観察小屋がありました。小さな窓から覗いてみたけど「亀どこにいるの?」状態。観察小屋からでは遠すぎて見つけられなかったので池の縁に行ったら倒木の上で亀がお休みしていました。
目的地のOrthezが近づくと、遠くから塔のような建造物が見えてきました
大雨の中を歩き続けて無事Orthezに到着、この日の宿は歴史遺産の建物に泊まるとのことだったのですが、宿の鍵の手続きをする観光案内所はシエスタ中。しかたがないのでシエスタタイムが終わるまで、レストランで昼食をとりながら時間調整。フレンチバスク料理のレストランでフルコースのランチ。宿代が15ユーロなのに20ユーロのランチはかなり豪華でした。
この日の宿は築636年!の超古民家の宿。こんな歴史遺産の建物を巡礼者のための宿泊施設にしてくれるなんて、この町の観光案内所はとても太っ腹。
ベッドールームは3人部屋と2人部屋の2部屋に別れていたので、2人部屋をザビエル&ダニエラ夫妻に使ってもらい他人に気にせずに爆睡してもらうことにしました。夜中トイレに行くときに隣の部屋から猛獣の唸り声のハーモニーが聞こえました。(笑)
Orthez 宿泊施設情報
宿の名前 : Halte jacquaire Hotel de la Lune
宿代 : 15ユーロ 素泊まり (観光案内所で鍵を入手)
E-mail : contact@coeurdebearn.com
Phone : +33 5 59 21 93 49 (Office de Tourisme)