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Chemin de Vézelay ヴェズレーの道 24日目 Mussidan → Calabre
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VézelayからPérigueuxまでの21日間分の宿は出発前にほとんど予約していましたが、Saint-Astierの古城Giteからは予約しておらず、予定も決めていなかったのでこの日の目的地は前日まで決めていませんでした。
Mussidanの次にある街 Sainte-Foy-la-Grandeまでは38キロもあって距離的に無理そうなので、ガイドブック(MianMianDodo)に掲載されていたMussidanから30キロの距離にあるCalabreのGiteに泊まることにしました。
宿の名前が Château Puy Servain-Calabre だったので、またお城に泊まるの? アレが出るところだったらヤダなと思いつつ、距離的に丁度よい宿が無いので仕方がないと諦めました。
電話で予約するときに「Parles vous anglais ?」と言った瞬間に、「Non!」と拒絶に近い反応。これは無理だと思って、すかさず電話をザビエルにチェンジしてもらいフランス語で宿泊予約を入れてもらいました。
前日の夕食時に、ハンスがお米を大量に炊きすぎてしまったので、残ったご飯を食べるのに、日本から持ってきた「桃屋の梅ごのみ」をハンスに食べてもらったら、初めての味覚だったらしくとてもスパイシーな味だと絶賛。 興味を持ったダニエラにも食べてもらったら「これは何処に行けば買えるの?」と大絶賛。酸っぱい梅干し → 外国人は好まない というこれまでの既成概念はどうやら違ってたみたいです。もし桃屋の関係者の方が閲覧されていましたらフランスとドイツに梅ごのみの輸出を考慮してみてください。きっと売れますよ!
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横から見たMussidanの教会
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Giteで朝食を食べているときにお互いの宿泊地を聞いたところ、ザビエル&ダニエラ夫妻は38キロ先のSainte-Foy-la-Grandeまで歩くとのこと、ハンスは自分と同じ宿に泊まるけど朝9時に教会で行われる日曜ミサに参加してから歩くとのことで4人はそれぞれ別行動に。自分はお昼ご飯を買うために一旦町の中心部に行きパン屋で菓子パンを買ってから巡礼路に向けて歩き始めました。
町はずれの巡礼路を歩いていたら電柱が倒れていました、たぶん昨日の豪雨で倒れたっぽいですね。かなり激しい雨だったので。
ゆるやかな坂道を登っていくとやがて隣村のSaint-Géryに到着。教会前の階段で座って休んでいたら、健脚スーパーウーマンのマリアに追い付かれました。昨晩は同じ町に泊まったけど別の宿だったとのこと。教会から15分ほどマリアと一緒に歩いたけど、彼女の歩くスピードが速すぎて追いついていくのが大変だったので、自分のペースで歩きたいからと言って彼女とは別行動で歩くことに。
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30キロの距離でもヒーヒー言いながら歩きました。
このアップダウンで38キロ先まで歩くのは無理でしたね
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亀(自分)が兎(マリア)を追い越した
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ここで泊まっても良かったな、、、
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Monfaucon村の教会の前のベンチでお昼ご飯を食べていたら、ザビエル&ダニエラ夫妻が教会から出てきて再会。彼らは正規の巡礼路を歩かずに車道をショートカットしてきたとのこと。正規の歩行ルートだとMussidan から Sainte-Foy-la-Grandeまで38キロあるけど、車道ルートでショートカットすれば30キロで歩けるらしい。流石に38キロは無理だよね。(と思ってたら、マリアは正規ルートで38キロ完歩したそう。流石スーパーウーマン)
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電話したら手を振ってくれました
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両側にブドウ畑
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お城or宮殿はいったいどこにある?
今宵の宿は広大なブドウ畑の中にあるポツンと一軒屋。名前にシャトーとあったのでさぞかし豪華なお城か宮殿みたいな建物かと妄想してましたが、期待を見事に裏切られ、シャトー(お城)ではなくて農機具を保管したシャコ(車庫)の一部をGiteに改造した宿でした。 詐欺だ~!(怒)
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電話で予約をした時に鍵の隠し場所を教えてもらっていたので、鍵を使って車庫のフェンスを開けGiteの中に入り、荷物を広げてシャワー&洗濯のルーチンをこなしてリビングルームでお昼寝をしていたら17時過ぎにハンスが到着。ずいぶんゆっくり歩いてきたみたい。18時ごろに宿の管理人が出来上がった夕食を持って登場、チェックインとクレデンシャルにスタンプを押してもらいました。この日の宿泊客は自分とハンスと二人だけでした。夕食を食べながら身の上話をしましたが、彼から「なんでこの道の巡礼を歩くことにしたのか?始めた理由は?」と色々聞かれました。彼がこの道を歩き始めた目的がとても真摯な理由だったので、自分はこれまでにスペインの巡礼路を歩きまくってスペインの巡礼路は飽きたのでフランスの巡礼路を歩いてる、なんてことは恥ずかしくて言えませんででした。
彼の話を聞いているとかなり敬虔なクリスチャンということがわかりました。毎週日曜日は(巡礼中でも)かならず教会に行ってミサを受け、食事の前には1分間黙とうをして十字を切ってから食事を頂いてました。自分のようななんちゃってクリスチャンは彼の爪の垢を煎じて飲ませてもらわないといけないですね。
Calabre Gite情報
宿の名前 : Chateau Puy Servain
宿代 : 35ユーロ (2食付き)
E-mail : catherinehecquet@icloud.com
Phone : +33 6 70 12 94 15