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スペイン巡礼 Camino Inglés イギリス人の道 4日目 Hospital de Bruma → Sigüeiro

 日時  5月23日 
 区間  Hospital de Bruma → Sigüeiro
 距離  25km
 時間  6時間

イギリス人の道 広域MAP
イギリス人の道 4日目
Hospital de Bruma - Sigüeiro
イギリス人の道 4日目
Hospital de Bruma - Sigüeiro 標高差

今日の目的地のSigueiroは公営のアルベルゲが無く、宿泊は全て私営のアルベルゲのみ、事前に予約すれば到着が遅くなってもベッドは確保されているのに、何故か皆さん朝5時にゴソゴソと起き始めていました。昨日はアップダウンがあって定員が少ない先着順のアルベルゲだったから早朝に出発するのも理解出来ましたが、今日はゆっくり出発しても大丈夫なはず。もうこうなるとビョーキですね。行き先が何処であれ朝早く起きないと気がすまないカミーノ病の患者になってます。特に一度フランス人の道でカミーノ病に感染し毎日過酷なベッド確保競争に明け暮れた患者さんは重症みたい。
自分は今朝もマイペースで朝6時半起床7時出発。今朝も宿泊者全員がアルベルゲを出た後の一番最後に出発しました。

( 2023年にフランス人の道で会った某Kの国の爺さん3人組。彼らは深夜の2時に起床し他の巡礼者が寝ている中で大きな音をたてて出発準備をし3時頃に出発、目的地には9時に到着してチェックイン開始までアルベルゲの前で宴会をしている大迷惑な爺さんたちがいました)

前方に巡礼者
昨日の巡礼路とはうってかわって平坦な道
最初の村に到着
不思議な恐竜のオブジェ
石造りのオレオ

ひっそりとした朝もやが立ち込める巡礼路を1時間も歩くと前方にのんびりと歩く同じ宿に泊まっていた巡礼者たちを発見、イギリス人の道が初心者用のルートとはいえ皆さん本当にのんびりゆっくりと歩いています。

小さな集落を歩いていると、遠くから動物の叫び声のような音が聞こえてきました、歩き続けるにつれてどんどん音が大きくなり、なんだろう?と思ったら大きな木にクジャクがとまっていて雄たけびをあげていました。
クジャクの鳴き声を初めて聞きました。あんな凄まじい声で鳴くんですね

やがて巡礼路はアスファルトの車道をはずれて、石畳の道になりました。
さらに砂利道になりましたが、足の悪い人がつまづいてしまいそうな大きな石はきれいに取り除かれていて、水たまりや泥だらけのぬかるみの道も無い、滑りやすい登り坂では細かい砂が撒いてあり、これまで色々な巡礼路を歩いて来ましたが、ここまで整備されて歩きやすい道はなかったように思います。

不思議な鳴き声が聞こえたと思ったら
クジャクでした
とても綺麗に整備された歩きやすい巡礼路

高速道路の跨道橋の手前にお接待のテーブルがあって、椅子に座って飲料水とお菓子を頂くことが出来ました。陸橋を越えると巡礼路は高速道路沿いの道になり右手にビュンビュン走る車を見ながら歩きました。1時間ほど高速道路沿いの道を歩くと、やがて Sigüeiro 郊外の工場地帯になり大きな倉庫があるエリアを過ぎると、小さな小川が流れる綺麗な公園の中を歩いていきSigüeiroの町に到着。

ここでもお接待のテーブル
飲み物とお菓子がありました
高速道路沿いの巡礼路
Sigüeiro郊外の公園に巡礼路の案内板が
Sigüeiro郊外の公園
Sigüeiro MAP

Sigüeiroは中規模の小さな町ですが、中心部にはレストラン、バル、スーパー、ATMと一通りそろっていて便利な町でした。

この日に泊まったアルベルゲは、中心部のビル街の中にあって
「これが巡礼宿?」と判断に迷うくらいの巡礼宿らしくない
普通のアパートの一室みたいな宿でした。

チェックイン後はいつも通りのルーチン(シャワー、洗濯)をこなして、町に出てバルで昼食をとり、スーパーDIAへ夕食の食材を買いに行きました。
スーパーに行ったら、なんとタコ焼き器が売っていました。ガリシア州ではタコを食べるからなんですかね? スペイン人も大阪の人みたいにタコパーを楽しんでいるんでしょうか???とても気になりました。

Albergue Ultreia et Suseia
Albergue Ultreia et Suseia
これって、どう見てもタコ焼き器ですよね?

Sigüeiro アルベルゲ情報
 宿の名前   Albergue Ultreia et Suseia
 ベッド数   10人(要予約)
 宿泊料金   21ユーロ (朝食付き)
チェックイン  12:00~


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