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Risk Of Rain 2 新アイテム評価

 2022年3月1日、Risk Of Rain 2待望のDLCであるSurvivors Of Voidがリリースされました。これには新しいアイテムがいくつも含まれます。
 今回はこの新アイテムについて、どの程度有用であるか個人的な評価を書いていきたいと思います。評価については、ゲームモード(クラシック / シミュラクラム)によって評価が変わるものもあるため、ゲームモードによる評価を併記します。プレイは基本的に4人マルチを想定しています。

評価の解説

S:唯一無二、天下無双。
A:多くのキャラが持ちたい。
B:使用キャラ、もしくは場面によっては持っていてもいい。
C:スクラッパー送り。

コモン

モカ(Mocha)

 クラシック:A
 シミュラクラム:A
 移動速度と攻撃速度を同時に増やします。
 増加量はそれぞれポールのヤギのひづめと兵士の注射器の半分です。つまりモカ2つ = ポールのヤギのひづめと兵士の注射器1つずつで、アイテム個数に対する増加量に差はありません。ただ移動速度も攻撃速度も重要なパラメータであることは確かで、この2つを同時に上げられるのは全キャラクタで有用でしょう。条件なしで攻撃速度を上げられるのはこのアイテムと兵士の注射器だけです。

繊細な見張り(Delicate Watch)

クラシック:B
シミュラクラム:C
 全ダメージが20%(*個数)増えますが、ライフが25%以下になったときに壊れます。
 他の共通ダメージアップアイテムである装甲貫通弾、焦点クリスタルが条件付きで同値であることを考えると、一切の条件なしでの20%は破格です。
 しかし、ライフ25%以下になることはまあまああること、血の祭壇が1回までしか使用できなくなることを考えると、常に強力!とは言えないでしょう。特にシミュラクラムでは味方が死んでも次のウェーブで即生き返られるため、壊れやすいこのアイテムはやや不利とも言えます。
 完全にビルドができあがった後はこのアイテムを取得し続けるのがダメージを伸ばしやすいですが、そうなったときにはもう何を取っても同じでしょう。

硬貨のロール(Roll Of Pennies)

クラシック:C
シミュラクラム:A
 ダメージを受けた際に一定量のマネーを獲得します。
 クラシックではマネーに困ることは少なく、ボスを倒してゲートが開くまでにはまとまった額が手に入っているため、有効と感じられる場面は少ないです。
 しかし、マルチプレイでのシミュラクラムでは敵を倒して得られるマネーがかなり少なくなっており、対してボックスはクラシック同様に配置されているため、このアイテムの有効度が大きく上がります。このアイテムを序盤に拾えるかどうかでアイテム充実度の速度に大きく違いが出てくるはず。
 なおシミュラクラムでも終盤は敵の物量にインフレが発生し、このアイテムは不要になります(そもそもこのアイテムの効果が感じられるほどダメージを喰らったら死にます)。

力の秘薬(Power Elixir)

クラシック:C
シミュラクラム:C
 ライフが25%以下になったとき、このアイテムを消費してライフを75%増やします。
 低ライフからの復帰手段としては強力ですが、このアイテムがないと死んでしまう事態になること自体を避けるべきであること、壊れてしまい貴重な一枠が無駄になってしまうことを考えるとむしろ壊れる前にスクラッパーに入れたいところです。低ライフからの復帰手段は他のアイテムで補うべき。

奇妙な形のオパール(Oddly-shaped Opal)

クラシック:B
シミュラクラム:B
 装甲値を100上げます。一度使うと効果はなくなりますが、7秒敵の攻撃を受けないことで再度使用できます。
 装甲値100はダメージ半減と大きく、複数個積むことで更にダメージを下げられます。不慮の事故に対応できますが、一度使うとしばらくは使用できないので、死ぬときは死にます。

アンコモン

配送要求票(Shipping Request Form)

クラシック:A
シミュラクラム:S
 取得した次のステージから、アイテムが2つ搭載されたターミナルが出現するようになります。アイテムは二者択一ですが、ただで取得できます。
 クラシックでも取得以降全ステージにおいて取得アイテム数の増加が確約され、出現数は保持している人数分確保されます。このアイテムの最も強力なところは、保持数に応じて取得できるアイテムのレアリティが上がるところです。4人マルチでこのアイテムを多数所持した場合、レアアイテムが高確率で出現するようになるところです。アイテムを重ねやすいシミュラクラムではこれは更に顕著となります。

ハンターのワンショット(Hunter's Harpoon)

クラシック:C
シミュラクラム:C
 敵を倒したときに、一時的に移動速度が大きく増加します。
 増加度合いは移動速度系で最も大きいですが、時間が短すぎます。

復活するスクラップ(Regenerating Scrap)

クラシック:A
シミュラクラム:B
 1ステージに1回アンコモンのスクラップとして使用できます。次のステージに行くと復活します。
 クラシックの場合、5個集めることができれば、ニュートの祭壇を使用する度に毎回レアアイテムを錬成できます。10個なら2つ。もし早期に集まってしまえば(山の祭壇使用時にボスアイテムに選ばれるなど)その周回は勝ち確定とすら言えるでしょう。
 シミュラクラムの場合は、ニュートの祭壇を使用できないためやや価値が落ちます。アンコモンの3Dプリンタは出現率が高くはないので使用できないパターンがあるのも難。

火炎タンク(Ignition Tank)

クラシック:B
シミュラクラム:A
 デバフである発火状態のダメージが300%増えます。
 発火状態を与えられるアイテムの数は少ないですが、敵の群れの一度にダメージを与えられるガソリンが強化されるのは見逃せません。敵の数が増え、戦闘領域が限られてくるシミュラクラムでは有用性は更に上がります。
 自前のスキルで発火を持つ職人とも大きなシナジーがありますが、職人自体がよわいので救済措置とも…

レア

レーザースコープ(Laser Scope)

クラシック:A
シミュラクラム:A
 クリティカル発生時のダメージを100%増やします。
 どのキャラでもクリティカルは伸ばしていきたいところですが、取り分け確定クリティカルをスキルで発生させられるレールガンナー、バンディットとの相性はよいでしょう。
 それ以外のキャラでもクリティカル時のダメージが目に見えて増え、アイテムに頼らなくても自前のスキルである程度のダメージが期待できます。

ドローンのスペア部品(Spare Drone Parts)

クラシック:S
シミュラクラム:C
 ドローンマン大佐を呼び出し、味方のドローンを改造します。
 大佐が追加で付けてくれるチェーンガンが強力無比で、更にありとあらゆるドローンに付くため、回復用途のヒーリングドローンや攻撃アイテムを持たせていない装備品ドローンすら一線級の戦力となります。ドローンを修理しまくればボスも余裕。ドローンが弾を消すようになるキャプテンが持てば鬼に金棒、業火のチンキに刃の鉄線です。
 一方シミュラクラムではドローンが出ないため、ドローンマン大佐本人の火力しか期待できず、イマイチ。

ベンのレインコート(Ben's Raincoat)

クラシック:A
シミュラクラム:A
 デバフを打ち消します。一度使うと5秒後まで効果を発揮しません。
 ほとんどどんなデバフでも打ち消してくれますが、なかでも一番厄介な回復無効(マラカイトエリートが出してくるトゲ)すらも打ち消すことができるのが非常に効果的です。2週目以降の大きな死因となりえるのがあのトゲなので、ここから素早くリカバリできるのは強力。

ポケットI.C.B.M.(Pocket I.C.B.M.)

クラシック:A
シミュラクラム:A
 全てのミサイルの量が増えます。
 ミサイルは言うまでもなく強力なアイテムで、これを単純に3倍量出せるのがつよいのは論を待ちません。アンコモンのミサイルだけでなく、装備品の使い捨てミサイル、コモンの花火、エンジニアのユーティリティスキルにも適用されるのも面白いところ。コモンの花火は侮りがちなアイテムですが高次週で複数個所持していると敵がどんどん溶けます。

寄生サソリ(Symbiotic Scorpion)

クラシック:A
シミュラクラム:A
 1ヒットあたり1のアーマー値を永続的に下げます。
 アーマー値を下げる正義の鉄槌や死の印がデバフとして優れていることは間違いなく、このアイテムもその仲間なのでまた優秀です。正義の鉄槌は5ヒットで60固定なのに対し、こちらは1ヒット1なので連射力が高いキャラほど輝くでしょう。死の印に適用するデバフとしても永続適用なのは非常に優れています。

瓶詰めの混沌(Bottled Chaos)

クラシック:C
シミュラクラム:C
 装備品を使用したとき、他のランダムな装備品の効果が得られます。
 なんと言ってもランダムなのが癌。レーダースキャナーやゴラグの芸術品のような発動すればとりあえず得する効果であればうれしいですが、意図せずリサイクラーが発動してしまったり、位置を変えたくないときに火山卵が出て高速移動を開始してしまったりとデメリットが発生する可能性があります。そうでなくともランダム発動は効果が見込めない発動の仕方をすることも多く、レアアイテム枠を使うほどの価値はありません。

ボスアイテム

守りの核(Defence Nucleus)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 エリートモンスターを倒したとき、味方として構造物アルファを出現させます。
 エリートを倒せば確定でデコイを出せると考えると悪くはありません。自分以外にターゲットを逸らすことができるのはボスアイテム以外ではできない特徴です。出現する構造物アルファの色合いが通常のエネミーとそこまで変わらず、味方なのかエネミーなのか分かりにくいところが難。

ルナアイテム

軽量流動肩甲(Light Flux Pauldron)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 スキルクールダウンが50%減りますが、攻撃速度が50%下がります。
 攻撃速度は多くのキャラに取って重要な位置を占めるパラメータで、これが下がってしまうのは無視できないデメリットです。ではこれを使ってもいいと思えるのはどんなキャラかというと、主にスキル1がよわいキャラです。職人、アクリッドなど。どちらもスキル1以外のスキルへの依存度が高く、スキル1の速度が下がってもそこまで困りません。ただ、攻撃速度は他のスキルを射出する速度にも関わっていることが多く、ある程度兵士の注射器でのフォローは必要かもしれません。

石の流動肩甲(Stone Flux Pauldron)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 ライフが100%増加しますが、移動速度が50%下がります。
 敵の攻撃が一撃でライフの8割や9割削っていくことも珍しくない後半戦において、ライフ量を大きく確保できることは確かなアドバンテージです。しかしながら移動速度もまた非常に重量なパラメータであることも間違いなく、50%も下がってしまうと通常では敵の攻撃を満足に避けることができなくなるでしょう。ポールのヤギのひづめやエナジードリンク等を確保し、ある程度の速度が担保できている状態で取得するのがオススメです。

エゴセントリズム(Egocentrism)

 クラシック:C
 シミュラクラム:C
 一定時間ごとに周囲にダメージを与える爆弾を生み出します。しかし、60秒ごとにランダムなアイテムがこのアイテムに変わります。
 効果を見るだけでダメアイテムであることが分かってしまうアイテムで、アイテム効果を重ねて加速度的につよくなっていくシステムの中そのアイテムを破壊してしまうのはゲームシステムから圧倒的に見放されています。生み出される爆弾のダメージも高く、数を確保できれば常に爆弾を周囲に生み出し走るだけで敵を破壊できますが、移動速度系アイテムも容赦なく消えていくため敵の弾幕の中を走り抜けること自体が困難となってしまいます。

追悼者ゼロ(Eulogy Zero)

 クラシック:B
 シミュラクラム:C
 アイテムがランダムにルナアイテムに変わります。
 ルナアイテムには強力な効果を持つものも少なくないため、取得チャンスが増えるのは悪くはありません。ただ、どんなアイテムも等しくこの効果の対象となるため、赤確定宝箱を開けてルナアイテムになったり、ボスを倒してルナアイテムになったりなどがっかりポイントになってしまう場面が必ず訪れます。シミュラクラムではその機会が多くなることもマイナス。BとCの中間くらいのイメージです。

ボイドアイテム

 今バージョンから追加されたカテゴリで、共通の扱いとなる通常のアイテムを全て破壊してこのボイドアイテムに置き換えます。ボイドアイテムはスクラッパーに入れることはできないため、一度取得すると通常のアイテムは取得できなくなります。

安息の空間(Safer Spaces)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 攻撃を確実に1回防ぎます。一定時間後に再利用可能になります。
 タファータイムスと置き換えになるアイテムで、ランダム発動ですがクールタイムがなかったタファータイムスに対しクールダウンありの確定発動となります。
 確実に1回防げるのは血の祭壇や虚無のゆりかごのような確実にダメージを受けると分かっている場面で有効で、またブラストシャワーの対象にもなるためクールダウンを大きく減らすことも可能です。一方ガトリング系のようなヒット数の多い攻撃によわく、味方の業火のチンキで消されてしまうのもマイナスポイント。ただ確定発動は強力なのも確か。AとBの中間くらいのイメージです。

針刺(Needletick)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 ヒットすると10%の確率で高ダメージを与える卒倒デバフを付与します。
 三角の短剣と置き換えになるアイテムで、デバフ1つあたりのダメージは三角の短剣の1.5倍以上である代わりに出血の大きな特徴であるスタックによる効果の重複がなくなります。
 スタックができないことから、アイテムの数が集まっていない段階や、定期的に消えたり飛んだりしてスタックを維持することは難しい敵にはこちらの方がつよく、逆にアイテムの数が集まっていて出血のスタックが簡単になると三角の短剣の方がつよいです。
 シャッタースプリーンを持っていれば出血はそちらに任せて、このアイテムで死の印用のデバフ数を稼ぐのはアリな使い方です。

失われた預言者のレンズ(Lost Seer's Lenses)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 0.5%の確率でボスを除く敵を即死させます。
 レンズメーカーの眼鏡と置き換えになるアイテムで、非常に強力な効果であるクリティカル率増加を捨てる代わりに即死というこちらも強力な効果が得られます。
 一見確率が低すぎて使い物にならないように思えますが、連射速度を高めることにより試行回数を増やすことで実用に耐える確率まで上げられます。1攻撃あたりのヒット数が大きくあがるプラズマエビとの相性は抜群です。しかし、クリティカルは他のアイテムにも影響がある重要なパラメータで、最強アイテムの1つであるシャッタースプリーンを持っている場合はクリティカルを捨ててまでこちらに乗り換える必要はないでしょう。
 ただ、エネミーに持たれたらゲームが終了してしまうアイテムである不安定なテスラコイルを持たれてしまったとき、対抗できるかもしれないのはこのアイテムだけかもしれません。ボスエネミーには装甲貫通弾でなんとかするしかないでしょう。

涙のキノコ(Weeping Fungus)

 クラシック:S
 シミュラクラム:S
 スプリント中に回復します。
 置き換え対象アイテムである活力のキノコは動かないタレットを起用しているエンジニアくらいしか積極的に取る意義がないアイテムでしたが、一転してこちらは全キャラに効果が見込める最強の回復アイテムとなっています。スプリント中に攻撃できるキャラだけでなく、ダメージを負って一時退却したり、いい位置から攻撃するために移動したりするだけでライフを回復させられるのは強力無比。1個あたりの回復量は活力のキノコより劣りますが、キノコはコモンアイテムなので複数個取得すればいいだけです。
 シミュラクラムでは戦闘領域外のアイテムを探索するのにも大きく効果を発揮します。総合して最強のヴォイドアイテム。

覆われた鍵(Encrusted Key)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 次以降のステージで、ヴォイドアイテムが取得できるボックスを配置します。使うとなくなります。
 錆びた鍵との置き換えアイテムで、こちらを起用する理由は錆びた鍵を持っていないときか涙のキノコが取りたいときでしょう。ヴォイドアイテムのレア相当アイテムは効果がよくなく、錆びた鍵の20%レアアイテムに賭けた方が通常は有効です。
 使うとなくなることから、唯一取得しても通常アイテムを取得できるようになるところに特徴があります。

ポリリュート(Polylute)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 ヒット時に確率で電撃により一体の敵を攻撃します。
 ウクレレとの置き換えアイテム。ウクレレが範囲攻撃だったのに対しこちらは単体複数回攻撃アイテム。範囲攻撃に優れているキャラならこちらでもいいかもしれないし、そうでなくても単体に対するダメージはまあまあです。好みで取ってもいいアイテム。

特異点のバンド(Singularity Band)

 クラシック:B
 シミュラクラム:A
 特定量以上のダメージの攻撃がヒットしたとき、その場に敵を集結させる磁場を作成します。
 クジャロのバンド、ルナルドのバンドという単発高ダメージ系キャラのマストアイテムとの置き換えにはなりますが、その場に敵をまとめる効果は非常に有用です。ガソリン、白熱した穿孔機、ウクレレのような範囲攻撃の効果が増すだけでなく、狙いをつけるのが容易になるなど戦局を有利にする様々な副次効果が見込めます。敵の数が多く、戦闘領域が限られるシミュラクラムではこの副次効果は更に有益です。
 効果が普段は発動しにくいが自前で発動させられるキャラ(エンジニアとか、REXとか)が持つと吉。

溶解セル(Lysate Cell)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 スペシャルスキルの回数が2回増え、クールダウンが減少します。
 有用アイテムである燃料電池との置き換えにはなりますが、スペシャルスキルが特に強力なキャラにはうってつけのアイテムです。REXなら敵を固定するフィールドを複数出せて便利だし、エンジニアならタレットを3個まで設置できるようになります。逆にスペシャルスキルにあまり頼らないキャラは不要。

空虚よりの炎(Voidsent Flame)

 クラシック:A
 シミュラクラム:S
 ライフが満タンの敵を攻撃したとき、範囲攻撃を発動します。
 ウィル オー ザ ウィスプとの置き換えですが、こちらは最初に発動します。ある程度のダメージを常に出せるアイテムとして普段から使い勝手はよいですが、敵がまとめて出現するシミュラクラムでは非常に強力なアイテムに変わります。空虚よりの炎が発動して周りにいた敵にヒットすると、そのヒットが空虚よりの炎を発動させ連鎖的に一帯が爆発し大きなダメージを一瞬で稼げます。ガソリンを持っていればそれで撃破した敵が更に範囲攻撃を発動させ、結果として一瞬で敵を一網打尽にすることができます。
 敵の数が増えてくるとこの処理は処理装置に負荷をかけるのか、一瞬ゲームがものすごく重くなってしまうのが最大の難点。

プラズマエビ(Plasma Shrimp)

 クラシック:A
 シミュラクラム:A
 取得するとシールドを得て、シールドが有効なときのみ攻撃ヒット時に確定でエビを高速で射出して攻撃します。
 こちらも有用アイテムであるミサイルとの置き換えですが、どちらを取得してもつよいアイテムになっています。ミサイルと違いエビはシールドがあれば確定で発動し、ダメージは低いものの1ヒットにつき1回必ず追加発動します。これがヒット数の増加に大きく寄与し、試行回数を増やしたい預言者のレンズとの相性は抜群です。ポケットI.C.B.M.を持っていれば試行回数は更に増え、ボス以外の敵が低音と共にみるみる消滅していきます。
 シールドがあれば発動するので、パーソナルシールド発生器、超越などと相性がよいです。

テンタボーブル(Tentabauble)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 5%(*個数)の確率で、敵の移動を完全に封じるデバフをかけます。
 クロノボーブルとの置き換えです。確率が粘着爆弾と同値で低いですが、移動を完全に封じるのは特にボス相手で輝きます。反面クロノボーブルは常に発動するため、死の印のデバフ要員として非常に優れていました。手数の多いキャラや、57枚葉のクローバーを保持しているときなどはこちらでも補えるとは思います。
 一部エネミーの持つ移動攻撃(インプ系のテレポートなど)は移動しながら攻撃している訳ではなく攻撃に移動がついているのでこのアイテムでは防げず、またマグマワームとオーバーローディングワームはこのアイテムを常時無効化します。

水底の花(Benthic Bloom)

 クラシック:C
 シミュラクラム:C
 3(*個数)のアイテムを、次のステージへの移行時に次のレアリティのアイテムに変化させます。アイテムの個数は単純な所持数ではなく、同一アイテムは全て1つと見なされます。
 57枚葉のクローバーとの置き換えアイテムです。戦闘の基礎を担うコモンアイテムがアップグレードされたり、攻撃の主力のアイテムがアップグレードされたりして、結果ビルドが破壊されてしまいものすごく使いにくいアイテムです。超有用アイテムである57枚葉のクローバーを置き換えるだけでなく、ただひたすらに有効性の低いアイテムです。

多能性幼体(Pluripotent Larva)

 クラシック:B
 シミュラクラム:C
 死んだとき、一度復活します。復活時に置き換えることのできる全てのアイテムをヴォイド化します。
 ディオの親友との置き換えアイテムです。マルチよりもソロで役立つアイテムで、ヴォイド化してしまうとはいえ復活できるアドバンテージには代えられないでしょう。マルチの場合、クラシックでも仲間が生き残っていれば次のステージでは復活できるし、シミュラクラムなら次のウェーブで復活できるためあえて取っていないヴォイドアイテム(預言者のレンズとか、水底の花とか)に置き換わってしまうリスクの方が圧倒的に上回ります。

孵化したてのゾエア(Newly Hatched Zoea)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 60秒ごとに、ヴォイドカテゴリの味方を召還します。
 全てのボスアイテムを置き換えます。入手する方法が特殊なアイテムで、ボスアイテムを所持しているときに多能性幼体を持って死ぬか、空虚の破壊者にトロフィー ハンターの三本角を使用したときのみ手に入ります。
 召還する味方はなかなか頼りになりますが、召還系アイテムの例に漏れず敵味方の区別がつきにくいだけでなく、死亡時に空虚の即死ゾーンを作る味方は自分にも即死効果をもたらすなど、メリットだけではありません。
 ボスアイテムはシャッタースプリーンを筆頭に強力な効果を持つものが多く、それら全てを置き換えてしまうのもマイナス。

装備品

トロフィーハンターの三本角(Trophy Hunter's Tricorn)

 クラシック:A
 シミュラクラム:A
 ボスエネミーに使用すると、そのボスエネミーを即死させてボスアイテムをその場に落とします。
 即死効果だけでもそこそこの有効性がありますが、更に確定でボスアイテムを入手できるのがものすごくつよいです。インプの王が単なるシャッタースプリーン供給エネミーに変わります。いつ持っても、どちらのモードでも、マルチソロも問わず常につよい装備品です。

ゴーボJr.(Goobo Jr.)

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 30秒間自分のクローンを呼び出します。クローンは勝手に戦闘します。
 勝手に動くので効果が分かりにくく、評価しにくい装備品。デコイ効果がありよわいはないですが、どんどんエネミーを殲滅してくれるかというとそうでもないのでつよいともいいがたい装備品です。
 自分が無双している!という感覚にもつながらないので、爽快感が薄くあまり好まれていないと思います。

火炎瓶(6本パック)(Molotov (6-Pack))

 クラシック:B
 シミュラクラム:B
 6本の火炎瓶を投げます。火炎瓶は地面で爆発し、しばらくの間ダメージゾーンを作ります。火炎瓶は発火ダメージを与えます。
 火炎タンクとシナジーがあり、ビートルクイーンのような地面にいるボスに対してかなりのダメージを与えることができます。反面、ワンダリングベイグラントのような浮いている敵には全く効果がなく、使い所を選ぶ装備品です。
 ラスボスのミスリクスにつよいのはアピールポイント。

エグゼクティブカード(Executive Card)

 クラシック:A
 シミュラクラム:S
 持っている間、アイテムの購入時に10%のキャッシュバックを受けます。更に、マルチショップターミナルと配送要求票で出現するターミナルから全てのアイテムを購入できます。
 アイテムは質も重要ですが数も同じくらい重要なこのゲームで、単純入手数を大きく増やすこの装備品はとても強力です。アイテムを重ねやすいシミュラクラムでは更に効果を発揮します。

リモートカフェイネーター(Remote Caffeinator)

 クラシック:B
 シミュラクラム:C
 自販機を呼び出します。自販機を使用するとマネーを支払い、ライフを回復します。
 自販機があって助かった!と思う場面は少なく、他にもっと所持したい装備品があるはずです。
 有用な使い方として、自販機はインタラクトできるオブジェクトであるため、インタラクト時にイカのポリプによるイカタレットや、花火を発動させることができます。普段つかいにくいイカを大きく輝かせることができます。花火も2、3個持つだけで殲滅力はかなり上がります。自販機には使用回数制限があるため、これ1つで殲滅し続けることは難しいですが、イカの数を増やしたり燃料電池を持つなどやりようはあります。
 シミュラクラムではイカのポリプと花火は出ないため、この装備品の出る幕はありません。

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