僕はもっと元気がいい人間だったのかもしれない
「今日はもうケンタッキーを食べないとやっていけない!」って日あるじゃないですか。
少なくとも私はあるんですけど,それと同じくらいの熱量で,
「今日はもうハッシュドポテトを食べないとやっていけない!」って日があるんです。
私はジャガイモが本当に好きで,フライドポテトよりもハッシュドポテトが好きで,というか揚げ物全般が好き。
一時はもう揚げ物で胃がもたれる始末で,歳をとったなぁと思っていたが,筋トレをし,土日を勉強や歩き回ることに使って有意義に暮らしているうちに,揚げ物程度で胃もたれを起こすこともなくなった。
メンヘラの癖に,やたら健康的なのは本当にけったいなのだが,しかしこれはメンヘラながら自分なりに積み上げてきたものなので否定はしたくない。
このことから世間様に伝えられることがあるとすれば,
こんなに健やかに暮らしても,心が落ち込んで体が動かない日があるし,なんでもないのに死にたい日は全然週7であるから,心の病気はなる前に防ぐに越したことないよ,ということである。
それはさておきとして,最近は夏真っ盛りで嬉しい。
暑いのは嫌だが,庭で育てている植物をナメクジやバッタがかじったのに憤ったり,日々大きくなるミョウガの葉で羽化する蝉に驚いたりするのは夏ならではの活気だ。
活気にやられて挙句の果てに,嫌気がさしそうで忌避していたワンピースのアニメを見始めた。しっかり面白い。
こういう日には,いつもだったら「幸せなのは今だけ」「すぐに悪い日々に目を覚まさせられるよ」と思うのだが,それすら思わない。
夏の魔法は強い。
夏の日差しのおかげで窓辺のハーブもすくすくと伸びていく。
私の心もどこまでものびやかでいて欲しい。