温故知新・藤井風・第2巻 LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE (第3章)
見えない?
ほとんど、見えない?
雰囲気を味わう席?
ご理解いただける方のみ?
はいはいはい!理解します!どんな形でも!
その場に居られるのなら!入場できるなら!
何なら風台所辺りの音漏れ券とかでもいい!
風様神様お願いこの券を海ちゃんに下さい!
参加できないと思わず大阪にいるんですよ!
お願いしますお願いしますお願いしますお願いします
参加させていただけるのならどんな席でも立ち見でも
それは、海ちゃんも私と全く同じ気持ちで願っていた
参加券当選発表の日。
海ちゃんは思い切ってメールを開き、「落選」と読み、携帯を閉じた…
これまでの慣れた、いつものルーティンで、私に「ダメだった」と、その落選メールの文言をコピペして、私にLINEしようと心が決まった時にもう一度メールを開いた。
「当選」
の文字が海ちゃんの目に飛び込んだ。
「え?当選?何かの間違い?」と思ったそうだ。
慣れとは恐ろしいもので、自動的に落選と決めつけ、勝手に落選と読んでしまったらしい。落ち続けて傷つかないように、期待せず、諦めていたから…
泣きならがの報告を受け、勿論私も貰い泣き。
隣の席ではないけれど、これで晴れて2人揃って初生風を浴びる日を迎えることになったのだ。
願い叶い、最後の最後の席を掴み取った。本当にこれが最後でもう、それ以降は当日券もなかった。ライブの二日前の奇跡だったのだ。
つづく
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