私が選択的夫婦別姓を望むわけ(レアケース)
私は少々出自が特殊で、日本の中では珍しめのパターンの人間だ。だから、新しい観点で選択的夫婦別姓を支持する理由を語りたい。
……と言っても大したことはないのだが、私はハーフだから苗字がカタカナで超絶長い。どれだけ長いかというと模試を受けるときや成績表の名前欄、他にも色々と入りきらないことが多々あった。病院とか行っても名前呼ばれるだけで浮くし(まあ見た目から浮いているけど)、どこ行っても何登録しても大体名前間違えられるし、パスポートもヘボン式記載から手続きして英語で読める形に変更したり、苗字のせいでかなりダルい生活を送ってきた。
しかし、小さい頃は自分の見た目や苗字が周りと違うことが嫌だったのが、成長するにつれ私のアイデンティティの一つとなって目立つしなんかカタカナかっこいいし超レア苗字だし最高じゃんと思えるようになって、今ではこの苗字をめちゃくちゃ気に入っている。
まあこの通り私は自分の苗字大好きなので結婚をしてもぜーーーったい変えたくないのだけれど、最初の方で触れたようにこの苗字は超不便だし、自分の中でポジティブに受け入れられるのに15年くらいかかったのもあって、将来結婚相手や子供を自分のカタカナ激長苗字にはしたくない。私の子供には異国のルーツを持っていることを誇りに思って欲しいけれど、この姓はそれでも重すぎる。
このように「相手に押し付けるのは難儀だけど自分は超気に入ってる苗字」の人ってレアケースだけど一定数いると思うし、私は一生添い遂げたいと思える相手がいても選択的夫婦別姓が導入されない限り結婚しないと思う。
早く選択的夫婦別姓導入してくれ〜〜〜(心の叫び)